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DATE/ 2016.12.09

残念な食事にスベる余興…会社の忘年会あるある

 もうすぐ忘年会の季節がやってきますね。職場の若手社員たちが場所決めや当日の段取りについていそいそと準備を始めている頃かと思います。ですが、彼らのやる気は時に空回りし、勘弁してくれよ…と言いたくなるような会になってしまうことも。スタッフの実体験&関係者にリサーチした忘年会のNG例を挙げてみたいと思います。

食べ物に関するトホホ

 忘年会の一番の楽しみと言ってもいい食べ物ですが、コースでありがちなのが、量が少なすぎるというケース。大皿に盛られていて何となくいっぱいあるように見えるものの、一人頭で考えたらどう考えても物足りない。空腹のまま店を出たらなんだかすっきりしません。一方でボリュームはあるものの、から揚げ、フライドポテト、エビフライと揚げ物だらけなのも困りもの。「大学生の飲み会じゃないんだから、もうちょっと考えて欲しい」(50代、マスコミ関係)。

飲み物に関するトホホ

 飲み放題のメニューが少なすぎるのもありがち。ケチるとビールは乾杯時のみ、なんてこともありますね。じゃあ日本酒でも頼もうかと思ったら、幹事が冷たく言い放つんです、「別料金だからダメ」と。逆にソフトドリンクが手薄過ぎる場合はノンアルコール派から不満が噴出します。「酒飲みのことしか考えていない!ウーロン茶とオレンジジュースしかないなんて…」(40代、レジャー関係)。

席に関するトホホ

 どう見ても6人掛けのテーブルに無理やり8人座らされる、座席の数自体は足りているけれど、L字型のフロアで参加者に一体感がない…これは幹事の下見不足が原因ですね。「締めのあいさつが全員の耳に届いていなくて、部長がご機嫌斜めでした」(30代、IT関係)。グルメサイトの情報だけを見て収容人数を信じ込むとこういうことも起こります。

出し物に関するトホホ

 新人の余興がグダグダ。よくあることですが、スベることが通過儀礼だったりもするので、大目に見てあげましょう。ビンゴ大会等の景品がもらってもうれしくない微妙なものばかりだったり、持って帰るのに苦労するような大きなものだと「後日郵送とか、配慮して欲しい」(30代、飲食関係)なんて声も上がります。

二次会に関するトホホ

 二次会は一次会の熱気そのままにスムーズに入りたいもの。ですが会場探しが難航し、何十分も待たされると、テンションはダダ下がりです。「寒い路上で長時間待つなんてありえない!」(40代、食品関係)。また、一次会でたらふく食べたのに、二次会も料理がてんこ盛りで出てきたら、これもゲンナリです。バランスを考えて欲しいですね。

 ということで、気持ちよく年を越すためにも、ユーザーの皆さんがこんな忘年会に出くわさないことを切に願います。幹事をこれからやるという方がいたら、このNG集を反面教師にして、合格点の忘年会を目指してください。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授