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佐藤・鈴木・高橋…日本トップ3名字の由来とは?
突然ですが、皆さんは自分の名字、好きでしょうか?それとも嫌いでしょうか?自分自身が格好いいと感じる名字ならともかく、たとえば「自分の名字がとても変わっていて読みにくい」「珍しい名字なので、初対面の人との話題になる」「あまりに多い名字なので、必ずフルネームを言わないと間違われやすい」「同姓同名が多い」など、名字や名前に対する困ったことはそれぞれあると思います。
なかでも女性の場合、せっかく親が考えに考え抜いてつけてくれた名前が、結婚相手によってはとんでもないバランスのフルネームに変わってしまうことだってあります。もちろん結婚は名前だけで相手を決めるわけではないでしょうが、気になる男性が現れるとつい「もしこの人と結婚したら○○という名字になるのか」と、自分の名前との組み合わせを試してしまうこともあるとか。
そう考えると、名字というのはとても重要なファクターだといえそうです。
『名字由来ネット』によると、全国で人口の多い名字ランキングのトップ3は、1位「佐藤」、2位「鈴木」、3位「高橋」となっています。
1位の佐藤さんにいたってはおよそ185万3千人。日本の総人口が1億2550万2千人だとすると(総務省統計局 令和5年4月15日発表)、日本人の約1%が佐藤さんということになります。どうりでまわりに佐藤さんがいっぱいいるわけですよね。
では第2位の「鈴木」という名字はどうでしょう?同書によると、「職業からできたもので和歌山県発祥。熊野信仰を広める役割を担った山伏たちが名乗ったもの」がルーツだそう。続いて第3位の「高橋」ですが、こちらは「高いところに架けられた橋に由来しており、奈良県の有力氏族で朝廷の食前を司る一族だった」ともいわれているそうです。
官僚に山伏、そして朝廷の食前を司る一族と、そのルーツはさまざまで、場所や職業に由来するものがあることもわかりますね。このように名字の由来を調べてみると、今度は自分の名字のルーツについても気になってきますよね。本やネットなどで自分の名字に関する情報もあると思いますので、一度調べてみてはいかがでしょう。
ルーツを知ることで、これまでより名字に愛着がわいたり、今までとは違った印象を持つかもしれません。または考えてもいなかった土地との自分のつながりが見えることだってあるかも。そういった縁のある土地を訪れてみるのもまた楽しそうです。
なかでも女性の場合、せっかく親が考えに考え抜いてつけてくれた名前が、結婚相手によってはとんでもないバランスのフルネームに変わってしまうことだってあります。もちろん結婚は名前だけで相手を決めるわけではないでしょうが、気になる男性が現れるとつい「もしこの人と結婚したら○○という名字になるのか」と、自分の名前との組み合わせを試してしまうこともあるとか。
そう考えると、名字というのはとても重要なファクターだといえそうです。
自分の名字の由来、知っていますか?
ところで、皆さんは自分の名字のルーツについて考えたことはありますか?代々受け継がれてきたものでしょうし、うまれたときにすでに決まっているため、あまり考えたことがないという人も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は日本人のなかで多い名字のなかから、そのルーツについて調べてみました。『名字由来ネット』によると、全国で人口の多い名字ランキングのトップ3は、1位「佐藤」、2位「鈴木」、3位「高橋」となっています。
1位の佐藤さんにいたってはおよそ185万3千人。日本の総人口が1億2550万2千人だとすると(総務省統計局 令和5年4月15日発表)、日本人の約1%が佐藤さんということになります。どうりでまわりに佐藤さんがいっぱいいるわけですよね。
「佐藤」「鈴木」「高橋」のルーツは?
では、その「佐藤」という名字の由来はどこから来ているのでしょう?『少しかしこくなれる名字の話』(森岡浩著・笠倉出版社)によると、「地方に所領を持たない藤原姓の官僚に由来する名字で、左衛門尉という官職の『佐』と藤原の『藤』からなる」とのことです。では第2位の「鈴木」という名字はどうでしょう?同書によると、「職業からできたもので和歌山県発祥。熊野信仰を広める役割を担った山伏たちが名乗ったもの」がルーツだそう。続いて第3位の「高橋」ですが、こちらは「高いところに架けられた橋に由来しており、奈良県の有力氏族で朝廷の食前を司る一族だった」ともいわれているそうです。
官僚に山伏、そして朝廷の食前を司る一族と、そのルーツはさまざまで、場所や職業に由来するものがあることもわかりますね。このように名字の由来を調べてみると、今度は自分の名字のルーツについても気になってきますよね。本やネットなどで自分の名字に関する情報もあると思いますので、一度調べてみてはいかがでしょう。
ルーツを知ることで、これまでより名字に愛着がわいたり、今までとは違った印象を持つかもしれません。または考えてもいなかった土地との自分のつながりが見えることだってあるかも。そういった縁のある土地を訪れてみるのもまた楽しそうです。
<参考文献・参考サイト>
・『少しかしこくなれる名字の話』(森岡浩著・笠倉出版社)
・名字由来ネット
https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm?prefecture=%E5%85%A8%E5%9B%BD
・『少しかしこくなれる名字の話』(森岡浩著・笠倉出版社)
・名字由来ネット
https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm?prefecture=%E5%85%A8%E5%9B%BD
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