全寮制国際高校ISAKの挑戦
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
次の動画も登録不要で無料視聴できます!
公的教育だけでは大きなダイナミズムは変わることはない
第2話へ進む
小林りんは何故ISAKを立ち上げたのか?
全寮制国際高校ISAKの挑戦(1)メキシコでの原体験
小林りん(ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事 )
軽井沢で全寮制の高校であるインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)を立ち上げた代表理事の小林りん氏。その「原体験」は、高校時代、海外留学で目の当たりにしたメキシコでの衝撃的な現実にあった。自らの幸運は、自分がうまく生きるためではなく、何か大きなことを成すためにある──17歳の小林氏は何に直面し、何を考えたのか。ISAK創設の起源を追体験できる貴重な講義。(2015年8月28日開催島田塾GBHS小林りん氏トークセッション「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢~グローバル化・多様化の進む社会における真のリーダーとは~」より、全5話中第1話目)
時間:8分00秒
収録日:2015年8月28日
追加日:2015年11月26日
カテゴリー:
≪全文≫

●全寮制高校ISAKを立ち上げた


 皆さん、こんにちは。今日は1時間ということで、何をお話ししようかなと思ってドキドキしながら来ました。

 といっても、学校が既に立ち上がっているので、正直に言えば、私がこういうところでいろいろ話していることよりも、学校の現場で何が起こっていて、どんな子どもたちが、どんな顔をして、何をしているかの方が一番大事なのですね。ここから大体、車で20分ぐらいかかる山の上に、全寮制の高校が立っています。去年オープンしたばかりです。1学年目は50人昨年入学し、先々週から2学年目が始まったので、全部で2学年、合計100人の生徒が学んでいる高校です。来年は150人になって、実は少しずつエクスパンド(拡張)していくので、ここから7年ぐらいかけて250人ほどの学校に成長していこうという高校をつくっています。


●高1で中退、そして海外へ留学


 テーマは二つあります。まずは、なぜ私がこのような学校をつくっているのか、というところからお話をさせてください。こういうことをやっていると、さぞかし私は昔から海外にいたのではないかとか、帰国子女ではないかなどと思われがちなのですが、そうではありません。私は小学校、中学校、それから高校1年生まで、ずっと日本の公立の学校で勉強をしていました。だから、「何が起こったの?」と、よく言われます。

 日本、特に公立の高校にいたので、国公立大学を志望する人が非常に多く、また国公立の大学に入るためには、5教科を満遍なくできなければいけないという無言のプレッシャーがありました。私は、英語や国語、社会は大好きだけれども、数学は1学期目から赤点で、理科もギリギリでした。そうすると先生から呼び出されるわけですね。「あなた、このままではまずいんじゃないですか?」と。

 そういう中で、私は高校1年の時に、なぜこうやって5教科を満遍なくやらなければいけないのだろうか? と非常に疑問を覚えて、学校をやめるんです。高1で中退します。東京学芸大附属高等学校というところだったのですが、入ったばかりでやめました。たまたまその時にかわいがってくれた英語や国語の先生が「君は日本の教育システムにあまり向かないから、海外に行ったらどうか」と言ってくれました。学校の片隅に、本当にこのくらいのわら半紙が1枚貼られていて、そこに“United Wor...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
納富信留
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(1)「断絶」を乗り越えるという主題
小林秀雄と吉本隆明の営為とプラグマティズムの格率
浜崎洋介
死と宗教~教養としての「死の講義」(1)「自分が死ぬ」ということ
世界の宗教は死をどう考えるか…科学では死はわからない
橋爪大三郎
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(1)定年制は要らない
仕事をするのに「年齢」は関係ない…不幸を招く定年型思考
出口治明
『タテ社会の人間関係』と文明論(1)誤解を招いた「タテ社会」の定義
誤解された『タテ社会の人間関係』…日本社会の本質に迫る
與那覇潤

人気の講義ランキングTOP10
昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(3)戦犯は児戯に類す――丸一陣地の死闘
「諸君、私を戦犯にするというが如きは児戯に類することである」
門田隆将
中国春秋戦国時代と始皇帝(8)合従軍と秦の激闘
合従軍、秦に迫る!…秦王・嬴政を滅ぼしかねなかった激戦の史実
鶴間和幸
日本の財政の真実を検証する(6)「経済成長3つの源泉」の具体策
現代日本で「経済成長3つの源泉」の具体的プランを考えると?
宮本弘曉
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(1)あらすじと賢治の原稿
未完の長編『銀河鉄道の夜』の魅力と宮沢賢治の思想に迫る
鎌田東二
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
編集部ラジオ2026(24)「皇室典範改正」を考える
【10minで考える】「皇室典範改正」社会の空気をどう見るか?
テンミニッツ・アカデミー編集部
世界神話の中の古事記・日本書紀(1)人間の位置づけ
世界神話と日本神話の違いの特徴は「人間の格づけ」にある
鎌田東二
現在の宇宙の姿(1)星はなぜ自ら輝くのか
星はなぜ自ら輝くのか…宇宙と銀河の「現在の姿」を概観する
岡村定矩
老子の神髄(1)「絶対自由の境地」を求めて
『老子』が求める「絶対自由の境地」とは?…そして創造長寿へ
田口佳史
AI時代と人間の再定義(7)AIと倫理の問題と法整備の可能性
人間のほうがAIに寄ってしまう?…関係性と倫理のあり方
中島隆博