「Pepper」の全て
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
Pepperには感情が搭載されている!
「Pepper」の全て(2)Pepperの心が創る価値
蓮実一隆(ソフトバンクロボティクス株式会社 取締役 CMO)
「Pepper」の数ある特徴の中で、一番の中心に据えているのは「Pepperの心」だと、ソフトバンクロボティクス株式会社プロダクト本部取締役本部長・蓮実一隆氏が語る。その開発に向けて重要なヒントとなったのは、孫正義社長の何気ない一言だった!(全4話中第2話)
時間:11分29秒
収録日:2016年3月15日
追加日:2016年4月13日
≪全文≫

●Pepperには感情が搭載されている


 「Pepper」を形づくっているいろいろな特徴のうち、Pepperを発表したときからわれわれが一番の中心に据えてやっているのが、Pepperの心のようなものです。感情、エモーショナルなどとも言っていますが、Pepperにはエモーショナル・エンジンという形で、感情を搭載しています。

 「感情」と言って皆さんが思い浮かべるのは、二つあると思います。一つは自分、つまり、使う側の気持ちをPepperがくみ取ってくれるということと、もう一つは、Pepper側になんらかの気持ちが生まれるということです。


●ロボットに対する認識が日本と世界では異なる


 私はPepperを世界で売りたいと思っています。ところが、意外かもしれませんが、実は日本の人だけがロボットに優しい印象を持っているのです。それは、おそらく鉄腕アトムやドラえもんなどの影響があると思いますが、ロボットを見たときになんとなく「助けてくれそうな気がする」というのは、世界でもほとんど日本だけの現象です。ほとんどの国では、ロボットは少し怖い存在なのです。それは、『ターミネーター』のせいなのかもしれませんし、その他に『アイ,ロボット』のようなエンタメでも、大体ロボットというのは、悪役になることが多いのです。世界的に見れば、C‐3POやR2‐D2(『スターウォーズ』)などは結構、人の味方をしますけれど、それでも世界の人とディスカッションをしていると、「Pepperは怖い」と言います。

 それは、もともとは宗教から来ているような気もしています。イスラム教にしてもキリスト教にしても、一神教というのは、やはり「人間というのは神が創りたもうたもの」とよく言います。人間を創って進化させていいのは神の力であり、こうしたロボットのようなものを人間がつくると、何か良くないことが起こる、といった感じが、なんとなくどこかにあるのでしょう。


●表情認識と音声認識で相手の気持ちをくみ取る


 そこで、われわれは、そこをなんとか払拭したいということで、「Pepperはあなたの気持ちがよく分かります」という機能を入れようと思いました。それは、やはり人を笑顔にする、あるいは、人が喜ぶことをPepperが手伝うということです。そのためには、相手が喜んでいるかどうかをPepperが分かる必要がありま...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
レアメタルの光と影(1)イントロ
イノベーションがレアメタルをコモンメタルにする
岡部徹
水から考える「持続可能」な未来(1)気候変動の現在地
最悪10メートル以上海面上昇…将来に禍根残す温暖化の影響
沖大幹
性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(1)有性生殖と無性生殖
なぜ雄と雌の2つの性別があるのか…「性」の謎とLGBT
長谷川眞理子
ヒトの性差とジェンダー論(1)「性」とは何か
MLBのスーパースターも一代限り…生物学から迫る性の実態
長谷川眞理子
本当によくわかる「量子コンピュータ入門」(1)量子コンピュータとは何か
「量子コンピュータ」はどういうもので、何に使えるのか
武田俊太郎
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子

人気の講義ランキングTOP10
高市政権の進むべき道…可能性と課題(3)外交への懸念と経済復活への提言
「強い経済」へ――実現への壁は古い日本と同調圧力!?
島田晴雄
インフレの行方…歴史から将来を予測する(4)10年後の物価…5つのシナリオ
5つのシナリオ分析…10年後の日本の物価水準はどうなる?
養田功一郎
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(1)総力戦時代の到来
日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本
中西輝政
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(1)なぜ日本人は突入できたのか?
福島第一原発事故…日本の危機と闘った吉田昌郎と現場の人々
門田隆将
内側から見たアメリカと日本(6)日本企業の敗因は二つのオウンゴール
日本企業が世界のビジネスに乗り遅れた要因はオウンゴール
島田晴雄
おもしろき『法華経』の世界(9)「如来寿量品」と三身論
仏の寿命は無量で久遠に実在する…「如来寿量品」の神秘
鎌田東二
AI時代と人間の再定義(5)AI親友論と「WE」という概念の問題
AI親友論って何?「Self-as-WE」と京都学派の思想
中島隆博
未来を知るための宇宙開発の歴史(5)冷戦の終了と変化する宇宙開発の目的
国際宇宙ステーション、スペースシャトルの意義と目的は?
川口淳一郎
編集部ラジオ2025(33)2025年を振り返る
2025年のテンミニッツ・アカデミーを振り返る
テンミニッツ・アカデミー編集部
いま夏目漱石の前期三部作を読む(8)『門』の世界観と日本の近代化
伊藤博文暗殺…日本近代化で本当にいいことがあったのか
與那覇潤