経営戦略としての働き方改革
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
働き方改革4つのポイント!重要なのは管理職の意識改革
経営戦略としての働き方改革(3)企業事例にみる改革成果
小室淑恵(株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長)
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長・小室淑恵氏が、「働き方改革」のためのマネジメント手法とチームでの具体的な取り組み方、そしてそれを実践した企業事例を紹介する。小室氏は、その事例から多くの企業が抱える根本的課題を指摘、抜本的解決方法に言及する。小室氏のメッセージから、「ワークとライフは時間を奪い合うものではなく相乗効果の関係にある」というワーク・ライフバランスの本質を、ぜひつかんでいただきたい。(全3話中第3話)
時間:18分59秒
収録日:2017年2月21日
追加日:2017年3月27日
≪全文≫

●時間の制約のない部下などいないと認識する


 今日は、働き方改革をするに当たって求められるマネジメントの手法や、具体的にチームで取り組むやり方についてお話ししていきます。

 まず、今後求められるマネジメントのポイントは大きく4点あります。1点目ですが、もうこれからは時間の制約を持たない部下はいないと思うことです。一瞬、目で見て「この人には事情がなさそうだな」と思う部下に労働時間を載せてしまうというような、一部の人材に甘えるマネジメントは「怠慢」ということになります。

 育児理由は分かりやすいですが、他にもご兄弟に障害を持っている方がいるとか持病がある、といった時間の制約の理由やライフがそれぞれありますので、一部の人材に甘えるマネジメントではなく、職場全体の仕事のやり方として属人化を排除し、見える化・共有化をして仕事のやり方を変えていくことが重要になります。


●仕事を「捨てる・断る・ミニマムにする」リスクを取る


 二点目ですが、社内資料作成などの仕事を「捨てる・断る・ミニマムにする」といったことを、管理職がリスクを取ってやっていくことが大事になるということです。上ばかり見ている管理職の方は、絶対にこういうことをやりません。上から降ってきた仕事を「はい、分かりました」と言って、全部下に投げるのです。このようにすれば、上からは覚えがめでたいのですが、下は疲弊していきます。

 それによって、チームのメンバーが離職したり、メンタル疾患になったり、メンバーの家庭内不和が起こっていたりします。こうしたリスクを考えると、管理職自身が仕事を取捨選択し、上司に対して仕事の期日を交渉したり、こうしたことをしていくことが本来、仕事の質を上げる上で重要ではないでしょうか。


●時間や場所の柔軟さを報酬として活用する


 そして、三点目ですが、時間や場所の柔軟さを、上手に報酬として活用することです。今まで「報酬」といえばお金でしたが、これからの報酬は時間や場所の柔軟さです。これからの社員はこれをとても必要とします。例えば、自分の親が介護の状態になったり、人工透析を必要とした場合、月に3回くらいは自分も通院につき合わなければならなくなります。たった2時間の中抜けで済む話なのですが、会社側が「一日の欠勤」という扱いにしてしまうと、月に3日ずつ欠勤するという状態になってしまいます...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」
歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える
山内昌之
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(6)賴住光子先生ラフカディオ・ハーン論
ラフカディオ・ハーン『怪談』と『神国日本』の深い秘密
テンミニッツ・アカデミー編集部
墨子に学ぶ「防衛」の神髄(1)非攻と兼愛
『墨子』に記された「優れた国家防衛のためのヒント」
田口佳史
『孫子』を読む:地形篇(1)六地形の戦略を学ぶ
ベトナム戦争でホー・チ・ミンが学んだ『孫子』地形篇とは
田口佳史
印象派の解体と最後の印象派展(5)ポスト印象派の台頭
ゴーガン、ルドン、スーラ、ゴッホ…ポスト印象派の時代へ
安井裕雄
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
変化する日本株式市場とPEファンド(3)米国型への転換を迫られる日本企業
いまアクティビストの動きは?…進む「米国化」の現状
百瀬裕規
新撰組と幕末日本の「真実」(4)江戸の剣術道場が流行した背景
剣術三大流派の道場主も農民出身?…剣術道場の意外な真実
堀口茉純
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(1)史実としての豊臣兄弟と秀長の役割
豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割
黒田基樹
いま夏目漱石の前期三部作を読む(9)反知性主義の時代を生き抜くために
なぜ『門』なのか?反知性主義の時代を生き抜くヒント
與那覇潤