スタートアップ流イノベーション
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
大企業の中でスタートアップ流を導入する方法
スタートアップ流イノベーション(4)大企業との違い
鎌田富久(LPIXEL Inc. 代表取締役CEO/TomyK Ltd. 代表/株式会社ACCESS共同創業者)
スタートアップと大企業のやり方は、正反対といっていいほどに異なる。TomyK Ltd.代表で株式会社ACCESS共同創業者の鎌田富久氏は、大企業がスタートアップ流の方法を導入してイノベーションを起こすために、企業内に特区をつくることを提案する。(全5話中第4話)
時間:11分18秒
収録日:2018年5月14日
追加日:2018年9月29日
≪全文≫

●オープンテクノロジーがイノベーションを加速させる


 4回目は、「スタートアップ流でイノベーションを起こそう」というお話をさせていただきます。具体的にスタートアップ流とはどのようなものかをお話ししたいと思います。

 現在は、「オープンテクノロジー」という動きがイノベーションを非常に加速させています。ソフトウェアをオープンにして皆が自由に使えるようにする、オープンソースという動きがこの10~20年で進んできました。有名な例では、「Linux」というOSがオープンソースでさまざまなものに使われ出したということがあります。最近では、人工知能(AI)の深層学習(ディープラーニング)のソフトや、ほぼ自由に使えるオープンソースが多く出てきていますので、何か新しいことをやろうと思うときにゼロからやらなくてもよく、使えるものがたくさんある状態で、イノベーションを起こしやすくなっています。

 同様にハードウェアも、「オープンハードウェア」という動きがあります。回路図の情報が公開されており、ゼロから設計しなくても少しだけ追加すればいいということで、簡単にできるようになっています。また、3Dプリンターが安く使えますので、ハードウェアの筺体の試作を簡単に作ることもできるようになりました。

 従来、サイエンスは、研究室で秘密裏に研究されて、最後に論文として発表されていました。今でも基本的にはそうですが、なるべく早く公開して仲間を集め、大きな流れにする、「オープンサイエンス」と呼ばれるやり方が増えてきています。総じて、ネットの力でイノベーションを世界中で加速していくという形になってきています。

 そう考えると、伝統的に大企業が研究所の中でクローズドに開発をして製品化し、最後に発表するやり方は時間もかかりますし、イノベーションの速度になかなかついていけなくなってきています。むしろ早めに出して、周りと協力して育てていく方が、今のやり方に合っています。


●スタートアップ流のモノづくり


 モノづくりについて考えると、大企業の大きな事業では、開発、生産する工場、他にはセールスマーケティングや管理のように、それぞれ専門分野に分かれて効率よく動かすことが、やり方として適していました。ですが、そのような大量生...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(2)高齢者総合機能評価とフレイル
“マッチョな老衰”はいない!?若い頃からいかに骨格筋肉量を蓄えるかが健康長寿の鍵
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
「満洲」から考える日本とアジア(5)ロシアのシベリア征服と日清日露戦争
「満洲利権」はなぜ日本の手に渡ったか?…ロシアの極東征服、そして朝鮮の混乱が日本を日清・日露戦争へ
宮脇淳子
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(5)恐るべき台湾への「浸透」
浸透工作…台湾でスパイ裁判が約70件、それも氷山の一角
垂秀夫
「ホメロス叙事詩」を読むために(5)『イリアス』の世界ーその1
叙事詩イリアス…トロイア戦争最後の50日間を描いた傑作
納富信留
「怒り」の仕組みと感情のコントロール(1)「キレる高齢者」の正体
「キレやすい」の正体とは?…ヒトの「怒り」の本質に迫る
川合伸幸
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
ルネサンス美術の見方(6)ルネサンスの完成者ラファエッロ
ラファエッロが「ルネサンスの完成者」と呼ばれる理由
池上英洋