スタートアップ流イノベーション
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
イノベーションを創出するための二つの方法
スタートアップ流イノベーション(5)創出のキーポイント
鎌田富久(LPIXEL Inc. 代表取締役CEO/TomyK Ltd. 代表/株式会社ACCESS共同創業者)
TomyK Ltd.代表で株式会社ACCESS共同創業者の鎌田富久氏によれば、イノベーション創出の方法は大きく二つに分けられるという。その二つとは「技術シーズ型」と「課題解決型」である。それぞれどのような方法なのか。二つの方法を通じて成功するためのポイントとともに鎌田氏が解説する。(全5話中第5話)
時間:12分22秒
収録日:2018年5月14日
追加日:2018年9月30日
≪全文≫

●イノベーション創出の方法その1:「技術シーズ型」


 第5回目は「イノベーションの創出のキーポイント」についてお話しします。イノベーションを起こすやり方は大きく二つあります。



 一つは「技術シーズ型」のイノベーションです。最初に技術があり、それを何に使うか、というケースです。大学でもともと研究されていた技術や大企業の研究所で開発されたベースの技術は多くあると思いますが、そのような技術を生かしてイノベーションを起こすタイプのケースです。

 この場合、技術は最初の第一歩、素材であって、一番重要なのは、そこから本当に「おいしい料理」にすることです。誰もが食べたくなる、ニーズに合う、ユーザーが欲しい商品にすることは意外と難しいのですが、すぐれた素材があるだけで売れると勘違いする研究者は多いのです。まずはおいしい料理にすることが大事で、そうなるとソースやデザインも重要ですし、使い勝手もよく考えなくてはいけません。

 次に、おいしい料理ができたら、それを看板メニューに「繁盛するレストラン」をつくることが必要となります。料理はおいしくても、店は結構簡単につぶれることがあるからです。値段の設定や、リピーター(継続的なお客さん)になってもらうこと、またどのように店を増やしていくかといった、要するに経営的な面ができて、一つの事業がやっと立ち上がるということです。つまり、技術者、研究者が最初に技術を開発して、次にどうやっておいしい料理を作るか、そしてどうやって繁盛するレストランにするかということを一緒に考えることが非常に重要だということです。

 技術が最初にあったとき、どのような課題を解決できるかということですが、ポイントとしては、「こんなことができるのではないか」と最初に思い付いたことにあまり飛びつき過ぎない方がいいということです。解決できる課題は本当に良い課題なのかを考える必要があり、それは本当に市場として大きいのか、将来的にわたって重要なのかをもう一度考えてみて、良い課題であればそのまま進めばいいし、そうでなければ、そのテクノロジーでもっと他のことができるのではないかと考えてみることが大事です。

 次に良い課題であったとして、今度は逆に課題側から考えてみることが必要とな...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建

人気の講義ランキングTOP10
昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(4)消された歴史を掘り起こす
根本博の功績は台湾では消されていた…取材でいかに正史を変えたか
門田隆将
昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(1)軍人の本義を貫いた根本博中将
ソ連軍から在留日本人4万人を守れ…内蒙古での「戦後」の激闘
門田隆将
編集部ラジオ2026(26)お盆とあの世を考える
【10min解説】特集で考える《お盆とあの世》の本質
テンミニッツ・アカデミー編集部
資本主義の再定義…哲学で考える(4)共感としての見えざる手
利とは、義の和である…なぜ道徳的なふるまいが企業活動に重要か
中島隆博
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
日本の財政の真実を検証する(7)AIと長寿化&質疑応答
AI時代にこそ「熟達者の経験」が生きる&現状の日本経済の実情は
宮本弘曉
戦前日本の「未完のファシズム」と現代(1)シラス論と日本の政治
独裁ができない戦前日本…大日本帝国憲法とシラスの論理
片山杜秀
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(6)東條内閣で行われた行政改革
悲惨な末路につながった東條英機内閣での兼職と省庁再編
片山杜秀
戦前派一日本人の憂鬱~太平洋戦争と敗戦後を顧みて…(1)
『きけわだつみのこえ』を読むと今でも涙が止まらない
野田一夫
地政学入門 歴史と理論編(7)戦争を起こさないための地政学
トゥキディデスの罠の教訓…大事なのは戦争回避の4ケース
小原雅博