人生の挫折と再生を経て
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共に仕事をする多くが政経塾や東大大学院で知己を得た人々
人生の挫折と再生を経て(1)人脈という宝
小野寺五典(衆議院議員)
防衛大臣・小野寺五典氏の政治家人生は決して平坦なものではなかった。その山あり谷ありの人生において、小野寺氏が大きなきっかけを得た場所として大切にしているのが松下政経塾。そこで得た小野寺氏の財産ともいうべきものとは? 波乱の政治家人生を支えてきたものを語る。(前編)
時間:4分30秒
収録日:2014年6月17日
追加日:2014年7月31日
カテゴリー:
≪全文≫

●政経塾と並行して東大大学院へ


―― 小野寺さんにとって松下政経塾とはどういう存在ですか?

小野寺 これは今の政治家として、こういう立場にしてもらった大切なきっかけになる場所でしたし、また、卒塾した後もそこの先輩後輩の皆さんに恵まれて、いろいろなところで助けてもらったり、あるいはお互いに切磋琢磨する、そういうところだと思います。本当に政経塾がなかったら、今の政治家としての立場は当然考えることさえできないと思います。

―― 政経塾が終わった後で東大の大学院に行かれるとは、向学心があるのですね。

小野寺 あれは実を言うと、政経塾に入っている途中で行かせてもらったのです。塾に入って一番思ったことが、私は基礎的な知識が足りないということでした。それで政治学を学ぼうと思い、東大の大学院法学政治学研究科に入れていただいて、法学と政治学の基礎をそこで学びました。当時、塾は非常におおらかだったと思うのですが、政経塾で学べないところを東大できちんと学んで来いということで、実は了解を得て大学院に行かせてもらっていました。

●何より大切なのは、政経塾、大学院で得た人との縁


―― それが非常に役に立つわけですよね。

小野寺 役に立ちましたね。例えば、今こういった安全保障の分野の仕事をする中で、有識者の方々にお会いしたりもするわけですが、当時、自分が院で教わった先生方が中心なのです。ですから、有識者のリストが出てくると、大体は、あのときのこのような授業のこのゼミで、そのときの私のレポートにあの点数を付けてくれた先生だな、などと思えるのですね。

―― そういう人間関係を培った場所というのは大事ですね。

小野寺 はい、とても大事です。それから、その後もこういったご縁は非常に大事で、例えば政経塾で教わった北岡伸一先生はその後、東大の先生をされた後、ニューヨークの国連の大使になられました。ちょうどあのとき、私は外務大臣政務官という仕事に就いておりまして、国連の仕事を担当していたために国連に行き、そこで北岡先生にばったりお会いしたのです。

「先生、あのときお世話になりました。覚えていらっしゃいますか」などという話をしていましたら、北岡大使が配慮してくださって、「今日、安保理で北朝鮮に対する非難の決議が行われる」とおっしゃり、多分あれは北朝鮮の核実験の非難決議の初めだったと思います...

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