経営者の運と使命
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
リーダーは常に高い位置に運気を持っていかねばいけない
経営者の運と使命(1)「ツキの管理」とは何か
経営ビジネス
企業経営のような不確実性の高い営みは、しばしば「運」の要素を用いてその成否が語られる。一般的には、コントロールできないと思われている「運」だが、(株)船井財産コンサルタンツなどを設立した経営者・平林良仁氏によれば、一流の経営者はその「運」さえも管理しているのだ。経営コンサルティング会社である(株)船井総合研究所の創業者・船井幸雄氏との出会いから始まった「ツキの管理」について、その後の人生を方向づけたエピソードなども交えながらその一端を紹介する。(全3話中第1話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
時間:14分12秒
収録日:2023年11月21日
追加日:2024年3月5日
≪全文≫

●その後の人生を方向づけた「ツキの管理」の教え


―― 平林さん、今日はよろしくお願いいたします。

平林 よろしくお願いします。

―― 運のいい人を見抜く目と、その運のいい人をずっと自分の周りに寄せるところと、そして、最もよくそのコツが分かっている人ではないかという船井幸雄直伝の運気の法則のあたりから、ぜひ船井先生の話も交えて教えていただければなと思います。

平林 ありがとうございます。30歳で起業する時に、どうせやるのだったら上場会社をつくりたいという思いで、5年目にある程度の準備ができまして、船井総合研究所にコンサルティングを頼むわけです。

 そこで、船井幸雄と出会いがあるのです。ここから、私の人生がスタートしたというか、船井幸雄との出会いが僕の人生をさらに良い方向に導いていただいたということがありますね。

―― なるほど。

平林 それで、会った時に船井幸雄が「平林さん、創業5年で上場準備ができるってすごいよね。うまくいったコツって何?」と聞くのですよ。

 うまくいったコツは何だろうと考えますよね。「船井先生、僕は運がいいのですよ」と言ったわけです。そうしたら、「ああ、そう。運でここまできたのか」「じゃあ、どうして運がいいか、説明して」と言われるわけです。(でも)どうして運がいいか、説明できないわけですよ。少し考えていても、とにかく運がいい。周りでは、30歳から35歳までの間に、私よりもはるかに優秀な経営者がバタバタ倒産していく姿を何回も見ているわけですから。

 私よりもあの人は経営能力も人格的にも素晴らしいのに、なんでうまくいかなかったのだろう。それで、「やっぱり最後は運ですよ、会長」と話をしましたら、「なぜ運がいいかということを平林さんは説明できないのですか」と言われるわけです。しばらく考えていたら、「平林さん、その答えを教えようか」と。

 それで船井先生が、「平林さん、それは運のことを勉強していないからだよ」と言いました。この一言が私の人生を変えました。

―― なるほど。

平林 たしかに、運のことを勉強していないなと。「どうしたらいいのですか」と言ったら、「平林さん、僕の本をまず徹底的に読みなさい」ということでした。

―― なるほど。船井先生の本を。

平林 (そして)「私の勉強会に入りなさい」と。船井総合研究所がやっている、いろいろな勉強...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
ストーリーとしての競争戦略(1)当たり前の重要さ
柳井正氏の年度方針「儲ける」は商売の本筋
楠木建
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛
ブランド戦略論をどう読むか(1)ブランドとは何か
ブランドとは何か…企業の本質的な部分に与えるインパクト
田中洋
新しい学び直しの方法と可能性
技術革新で「学び直し」は廉価に国境を越える
小林りん
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
産業イニシアティブでつくるプラチナ社会(1)「プラチナ社会」構想と2050年問題
5つの産業で「資源自給・人財成長・住民出資」国家を実現
小宮山宏
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(2)日本人が知らない世界エンタメ市場
実は「コンテンツ世界収益ベストテン」に日本勢が5つも!
水野道訓
クーデターの条件~台湾を事例に考える(1)クーデターとは何か
台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性
上杉勇司
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち
なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る
今井むつみ
ショパンの音楽とポーランド(1)ショパンの生涯
ショパン…ピアノのことを知り尽くした作曲家の波乱の人生
江崎昌子
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実
不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?
垂秀夫
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
大谷翔平の育て方・育ち方(1)花巻東高校までの歩み
大谷翔平の育ち方…「自分を高めてゆく考え方」の秘密とは
桑原晃弥
編集部ラジオ2025(24)「理解する」とはどういうこと?
学力喪失と「人間の理解」の謎…今井むつみ先生に聞く
テンミニッツ・アカデミー編集部