現在の宇宙の姿
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
ムービーで仮想宇宙旅行を体験してみる
現在の宇宙の姿(6)まとめと仮想宇宙旅行
岡村定矩(東京大学名誉教授/東京大学EMP(エグゼクティブ マネジメント プログラム)エグゼクティブ・ディレクター)
最終回である今回は、これまでに学んだことを整理してまとめた後で、それらを実感できるムービーを使って仮想宇宙旅行を体験する。ムービーでは、地球を出発して一挙に星の世界に入り、銀河系を飛び出して約6000万光年の距離にあるおとめ座銀河団まで行く。この銀河団にあるM87銀河の中心の「ブラックホールの影」の画像が2019年4月に公開された。ムービーでは、銀河分布の粗密パターンである宇宙大規模構造も見られる。(全6話中第6話)
時間:15分18秒
収録日:2018年12月26日
追加日:2019年6月24日
カテゴリー:
≪全文≫

●これまでの講義の復習


 「現在の宇宙の姿」の第6回、最終回になります。今回は、これまでの話をまとめて、「仮想宇宙旅行」を体験していただきます。それによって、現在の宇宙のイメージを頭に刻み込みます。

 まずはじめに、われわれは「銀河からなる宇宙」に住んでいるという大前提を思い起こしましょう。この大前提をイメージしておいてください。次にここまでの講義で学んだことをまとめて、思い返してください。

 第1回では、「星はなぜ輝くのか」というお話をしました。まず星には、自ら輝く恒星と、恒星の光を反射して輝く惑星・衛星の2種類がありました。その違いは質量でした。大質量の恒星はなぜ輝くのか、それは輝いていないとつぶれてしまうからだと学びました。それから、夜空に見える星は、ほとんど全て太陽と同じ恒星であるが、非常に遠い距離にあるため暗いのだという話をしました。その上で、天の川は暗い星の集まりであるとガリレオが発見したことも学びました。実際に写真も見ていただきました。

 第2回では、「太陽系から星の世界へ」というお話をしました。2006年の国際天文学連合の総会で惑星の定義が決まり、冥王星は惑星から外れました。代わりに太陽系外縁天体に分類されることになり、その中の大きな天体種族である「冥王星型天体」の盟主となりました。これを踏まえて、新しい太陽系のイメージをお伝えしました。そして、星の世界は太陽系の遥か外に広がっていて、ずっと遠くに行けば、太陽系が属している星の集団である銀河系が見えるということをお話ししました。またそのことを、天文シミュレーションソフトMitakaで見ました。最後に、太陽の中心部で莫大なエネルギーが出ていることを思わせる映像も見ました。

 第3回は、「天の川と銀河系」というお話をしました。太陽は、銀河系という大集団の片隅にある恒星でした。銀河系は、1000億個の桁の星と、ガスとダストからなる星間物質が円盤状に集まった大集団です。夜空に見える天の川は、銀河系を内側から真横に見た姿でした。そして銀河系には、星団、星雲、暗黒星雲などさまざまな天体がありました。星団は星の集まり(散開星団、球状星団)です。星雲はガスの塊で、近くの星からの紫外線で熱せられて発光している赤く見える星雲と、星の光を反射・散乱して見える青い星雲がありまし...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(1)生成AIとは何か
10年で劇的な進歩を遂げた生成AIと日本の開発事情
岡野原大輔
ブラックホールとは何か(1)私たちが住む銀河系
太陽系は銀河系の中で塵のように小さな存在でしかない
岡朋治
社会はAIでいかに読み解けるのか(1)経済学理論の役割
AIやディープラーニングによって社会分析の方法が変わる
柳川範之
IoTとは何か~モノのインターネットの本質(1)TRONは究極の「縁の下の力持ち」
坂村教授が開発したTRON―知られざる世界標準
坂村健
ChatGPT~AIと人間の未来(1)ChatGPTは何ができて、何ができないか
ChatGPTは考えてない?…「AIの回答」の本質とは
西垣通
本当によくわかる「量子コンピュータ入門」(1)量子コンピュータとは何か
「量子コンピュータ」はどういうもので、何に使えるのか
武田俊太郎

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(35)鶴見太郎先生の公開収録を振り返る
【10min紹介】鶴見太郎先生の公開収録を振り返る・・・お寄せいただいた声
テンミニッツ・アカデミー編集部
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏
核DNAからさぐる日本のルーツ(1)人類の起源と広がり
核DNAデータで日本人のルーツを探る…アフリカから日本まで来た行程と時期は?
斎藤成也
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(1)なぜ「中国史はつまらない」のか?
驚きの中国史~「中国史はつまらない」という通説の裏の波乱の真実
宮脇淳子
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ