会社人生「50代の壁」
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
サラリーマンも「SDGs」を――持続可能な暮らしとは
会社人生「50代の壁」(2)「上手に下る」ための方法
「50代の壁を乗り越える」「50代の坂を上手に下る」ためにはどうすればいいか。漠然と不安を抱えるのではなく、具体的に一つ一つ挙げ、それと向き合うことが大切だと語る江上剛氏。さらに、国連が提唱している「SDGs」をサラリーマンにも当てはめてみることを提案する。どういうことなのか。その考え方に迫る。(全5話中2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:7分41秒
収録日:2021年8月31日
追加日:2021年11月16日
≪全文≫

●「自分の不安を囲い込む」ということ


―― 江上先生は、『会社人生 五十路の壁』(PHP新書)の中で非常に印象深いことをおっしゃっています。「五十路の坂」を上手に下るためにどうするかについて、50代の転職は非常に厳しいので会社にしがみつくのも一つの方法であり、また会社を出るのも一つの方法である、と両方について助言されています。これについて、今の状況を含めてどうお考えになりますか。

江上 今、50代のさまざまな人に会う機会があります。環境の変化に対応し切れていない、あるいは対応しようともがいている会社で働いている人は、今や激しいリストラの憂き目に遭っていますね。

 その中で、多くの人が「うちの会社は65歳まで、なんとか雇用してくれるようです」と言うのです。そのとき私は正直、「良かったね」と思います。50代で役職定年になり、ポストはなくなる。今まで部長などだった人が、単なる普通のスタッフになってしまう。けれども、なんとか雇用してもらえる。それはそれで一つの道だと思います。

 けれど、私が49歳で会社を辞めたから言うわけではないですが、こういった厳しい環境になると、不退転の決意を持って会社を出ることも考えなくてはいけないと思うのです。ただ、自分の会社そのものが環境適応できていないのではないか。そして自分自身も環境適応できていないのかもしれない――こう思うと、やはり今後についてものすごく考えてしまう時間がある。

 例えばジャレド・ダイアモンド氏は『危機と人類』という本の中で、「危機を囲い込め」と言っています。今、50代の人がやるべきことは、「自分がいったい何を不安に思っているのか」を、マトリックスでも作って、具体的に囲い込むことだと思います。

 例えば、子どものこと、会社での出世のこと、同期からの遅れ、あるいは役員になれる可能性など、いろいろな要素があるでしょう。その中で、いったい自分は何を本当に求めているのか、ということです。

 どんなに頑張って社長になろうと何をしようと、会社人生は60歳そこそこで終わりを迎えます。そこで、名誉も地位も金も全て手に入れようなどと50代の時分から考えると、おかしくなると思うのです。そういった欲望だけでマトリックスを描いてしまうと、結局、この時代環境に適応できません。これだけ変化の激しい時代になれば、その中で「上手に何かを捨てていく」くらい...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」
歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える
山内昌之
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
人生100年時代の「ライフシフト概論」(1)人生100年時代のインパクト
80歳まで現役でいるために大切なこと…人生100年時代の発想法
徳岡晃一郎
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環

人気の講義ランキングTOP10
歌舞伎はスゴイ(4)歌舞伎のサバイバル術(後編)
江戸時代の歌舞伎にも大波乱が…どうやって生き残ったか
堀口茉純
「進化」への誤解…本当は何か?(6)木村資生の中立説
欧州では不人気…木村資生の中立説とダーウィンとの違い
長谷川眞理子
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』秀吉と秀長の実像に迫る
黒田基樹
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
トランプ政権と過激化した米国…MAGA内戦、DSAの台頭
東秀敏
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
ChatGPT~AIと人間の未来(1)ChatGPTは何ができて、何ができないか
ChatGPTは考えてない?…「AIの回答」の本質とは
西垣通
逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる
逆境にどう対峙するか…西洋哲学×東洋哲学で問う知的ライブ
津崎良典
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
禅とは何か~禅と仏教の心(4)与格への変容と関係論的世界観
「私が世界で、世界が私」…禅で体感する「縁起」の感覚
藤田一照
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文