会社人生「50代の壁」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
人間到る処青山あり――50代からの心豊かな人生のために
会社人生「50代の壁」(3)精神的な充足感と人生の「K字」
50代になると、どのような道を選んだとしても不安は出てくる。しかし、その不安に押しつぶされずに前を向いている限り、人生は悪い方向にならないのではないか、と江上剛氏は言う。そこで「人間到る処青山あり」という故事成語を挙げて、50代からの人生を考える際の心構えについて語っていく。(全5話中3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:7分50秒
収録日:2021年8月31日
追加日:2021年11月23日
≪全文≫

●思い切ってチャレンジするのもよし


江上 「杞憂」という言葉がありますが、われわれはいつも「天が落ちてくるのではないか(というくらい深刻に)」と思ってしまいます。だけど、それを具体的に、「この心配は、この程度で、こういうことだ」と見ていくことが大切です。

 私は明治期に成功した人たちの小説もよく書くのですが、確かにお金がたくさんあると幸せになる可能性が高いのかもしれません。だけど彼らからすると、お金を持てば持つほど、お金を持つ心配もあるのです。

 結局、「お金を持つ、お金持ちになる、給料をたくさんもらうこと」と、「精神的な充足感」とのバランスを、人生の中でどのように取るかという話なのです。それは、しゃにむに働いている30代や40代ではあまり考えなかったことでしょうが、50代になってサラリーマン人生に先が見え始めると、そのことをしっかり考えるべきではないでしょうか。

 もう一ついえば、私は割といい加減に銀行を飛び出しましたが、考えようによっては、優秀で「会社にずっといてくれ」と言われたら、その会社の人間で終わってしまいます。それはそれでいいのかもしれません。順調に役員などになり、いつか天下りさせてもらって、どこかの社外役員になるといった、いい人生があるかもしれません。

 しかし、50代でいろいろ考えたときに、「俺はこんなことをやりたかったのに、少しやり残してしまったな」と思ったとする。そのことを具体的に例えば「こちらの道のほうが、もしかしたら収入は減るかもしれないけれど、人生の豊かさは膨らむかもしれない」と思ったら、こういった機会だからこそ思い切ってチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

 とにかく、諦めずに、明るく前向きな気持ちで、妙な不安に押しつぶされない限りは、きっと人生ってそんなにまずいものではないですよ。


●欲得なく歩んでいく人生は爽やかでいい


―― 環境がどんなに変わっても、どのような心構えで臨んでいくのかが非常に重要だということですね。

江上 そうです。例えば、本(『会社人生、五十路の壁』)に私の知人の例を書きました。50代になって、会社から出向を命ぜられることがあります。「もうおまえは役員にはなれない。部長としても先がないし、出向しなさい」と。そこで、「分かりました」と応じて出向します。ところが出向先に行ってみたら、実はその会社は...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」
歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える
山内昌之
そこまでやるか
当たり前のことを徹底してやった時、初めて人の心は動く
上甲晃
ウォーレン・バフェットの成功哲学(1)「世界一の投資家」の実像
世界一の投資家ウォーレン・バフェット…賢人と呼ばれる理由
桑原晃弥
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
ストーリーとしての競争戦略(1)当たり前の重要さ
柳井正氏の年度方針「儲ける」は商売の本筋
楠木建

人気の講義ランキングTOP10
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
プロジェクトマネジメントの基本(10)大脳生理学によるモチベーション理論
論理的?計画的?社交的?冒険的?利き脳による4タイプ
大塚有希子
こどもと学ぶ戦争と平和(2)「本当の平和」とは何か
「平和」には2つある…今の日本は本当に平和なのか?
小原雅博
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
納富信留
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
いま夏目漱石の前期三部作を読む(7)『門』に込められたメッセージ
『門』の主人公は神経衰弱…根拠を求める人の不幸とは
與那覇潤
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(9)秀吉が作った公武統一政権と歴史のif
公武統一政権を作った秀吉の狙いとその歴史的意味
黒田基樹