健康経営ブランディングのすすめ
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
なぜステークホルダー経営にブランドが有効なのか
健康経営ブランディングのすすめ(3)企業ブランディングとその枠組み
阿久津聡(一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授/DBAプログラムディレクター)
環境問題や社会課題の取り組みへの意識がグローバルに高まる中で、持続可能な社会に向けた企業の役割が大きくなっている。さまざまなステークホルダーに対して、企業の社会的意義をしっかりと提示し、円滑にコミュニケーションを取っていくためには、企業理念をブランドとして打ち出していくことが有効である。(2021年7月29日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー<リモート講演>「健康経営を企業ブランディングの枠組みで実践する」より、全5話中第3話)
時間:12分26秒
収録日:2021年7月29日
追加日:2021年11月24日
≪全文≫

●ブランドを媒介としたコミュニケーションの有効性


 企業ブランディングというやり方と健康経営が非常に親和性の高いものであることがすでに示唆されていると思いますが、その部分を改めて説明したいと思います。

 背景としては、先ほどもご説明した通り、SDGsやESG投資といった、社会全体としての持続可能性への取り組みに対するニーズ、そして企業に対する期待が高まっています。SDGsのゴールの中でも、例えば3番はすべての人びとが健康であるべきということを謳っていますし、8番では働きがいも経済成長も両立していくことを謳っています。

 こういうことを会社としてしっかりと責任を持って実現していくことは、健康経営というより企業ブランディングの問題です。会社をどう引っ張っていくか、すなわち社会に「うちの会社はこういう方向に行きます」と宣言して、それをどうやって実現させていくのかということで、今は企業理念も、ただお客様に支持されるだけではなく、広くさまざまステークホルダーに支持されるべきであると考えられています。今まで企業理念はミッション、ビジョン、そしてバリューという言葉でいわれてきましたが、そのミッションが特に社会一般に支持されるものであることを強調して、最近では「パーパス」という言葉をよく使います。

 こうした背景があり、社会一般に対して「うちの会社は貢献していきます」とアピールすることを、「ステークホルダー経営」といいます。これはシェアホルダーだけを見ている今までのような経営ではなく、ステークホルダーをより広く見て、そこにアピールする経営が大事だと最近、いわれているということです。

 そのような中で、企業を取り巻くステークホルダーはお客様であり、ビジネスパートナーであり、従業員であり、株主、投資家であり、地域社会です。地域やグローバルコミュニティで、さまざまなステークホルダーに対してコミュニケーションをうまくしていくために、ブランドが非常に有効になります。複数の対象者間コミュニケーションは簡単ではありません。例えば、今まではこちらでいいことを言ってもそれが他には伝わらなかったので、あちらでも同じようにいいことを言って、ということができましたが...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
「ものがたり」のあるコンプライアンス(1)その本質とは
なぜ企業はコンプライアンスの本質から外れてしまうのか?
國廣正
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
便利を求めるだけのいいの?…「不便益」で発見できる新たな魅力
川上浩司
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建

人気の講義ランキングTOP10
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
なぜ「てふてふ」が蝶々?日本語の変遷を追う…まずは万葉仮名から
釘貫亨
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(5)サルコペニア・フレイル対策
認知症予防にはどんな食事がいいのか?鍵はビタミンDの充足
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
「満洲」から考える日本とアジア(10)戦後の「五族」の運命
「五族協和」の真実と満洲国崩壊後の五族の悲劇…満洲人、朝鮮人、露人、蒙古人、漢人らの戦後悲史を直視せよ
宮脇淳子
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
地政学入門 歴史と理論編(1)地政学とは何か
地政学をわかりやすく解説…地政学の「3つの柱」とは?
小原雅博
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
『源氏物語』ともののあはれ(1)雅な『源氏物語』の再発見
『源氏物語』の謎…なぜ藤壺とのスキャンダルが話のコアに?
板東洋介
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎