健康経営ブランディングのすすめ
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
健康経営銘柄に4年連続選出、丸井グループが成功する理由
健康経営ブランディングのすすめ(2)健康経営が機能するメカニズム
阿久津聡(一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授/DBAプログラムディレクター)
日本でも健康経営への注目が高まり、現在多くの企業で採用されている。その効果はすでに確認されているものの、十分な評価を得るためには、さらに時間をかけた検証が必要となっている。そこで今回は、健康経営が機能するメカニズムとその効果について、ジョンソン・エンド・ジョンソンの事例から解説するとともに、日本における健康経営の現状と今後の課題について、丸井グループの事例を挙げながら語っていく。(2021年7月29日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー<リモート講演>「健康経営を企業ブランディングの枠組みで実践する」より、全5話中第2話)
時間:13分42秒
収録日:2021年7月29日
追加日:2021年11月17日
≪全文≫

●健康経営のあるべき姿


 (健康経営は)そういう特徴を持った新しく出てきた概念であることが分かり、多くの企業の経営者の方々がぜひやろうという話になって、その取り組みが始まりました。

 その中でも、うまくいくところと、なかなかうまくいかないところが分かれてきました。そこで、うまくいっているところはどうやっているのかという研究が今、蓄積されつつあります。そこから見られる「健康経営が機能するメカニズムはどういうものなのか」を皆さんと共有したいと思います。

 ますは健康経営のあるべき姿ということで、上のスライドは、国として主導している経済産業省のヘルスケア産業課が出した「健康経営の推進について」という資料からの抜粋で、図は健康経営のあるべき姿です。

 基盤に「企業理念」がありますが、そこにはそもそも長期的なビジョンに基づいた経営があります。持続可能であることがきちんと意識されていることが、まず健康経営のあるべき姿として明示されているのです。

 そこに「人的資本に対する投資」をしていきます。従業員等への健康投資をしていくことによる企業への効果として、「従業員の健康増進、従業員の活力向上」から「経営課題解決に向けた基礎体力の向上」が挙げられています。そして、個々がそういう力を高めていけば、「組織の活性化や組織としての生産性の向上」につながります。そして、それはひいては「イノベーションの源泉の獲得や拡大」となり、それが「業績向上・企業価値向上」につながるということです。

 その中で、派生的に「社会への効果」があります。国民のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)の向上、ヘルスケア産業の創出、あるべき国民医療費の実現も可能となります。医療費が今、膨大になっているので、それを抑えることにつながるのです。病気になる前にそれを抑える、つまり病気にならないようにすることで、医療費を抑えていくという考え方です。

 そしてさらに、健康の直接的な効果だけではなく、優秀な人材を獲得し、人材の定着率を向上することで、企業の成長ポテンシャルを高めていきましょうという概念の説明があります。


●ジョンソン・エンド・ジョンソンにみる健康経営の効果


 ただ、これだけ見ても、どうやったらうまくいくのかがなかなか分からないと思います。そこで、...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)
“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法
三谷宏治
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(17)「過剰な良かれ」の落とし穴
【10minで考える】巨人・阿部監督の辞任と「過剰な良かれ」
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
地政学入門 歴史と理論編(1)地政学とは何か
地政学をわかりやすく解説…地政学の「3つの柱」とは?
小原雅博
もののあはれと日本の道徳・倫理(4)「なあなあ」の日本ともののあわれ
「なあなあ」と自粛警察…大和魂と漢才の対から見えるもの
板東洋介
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
老荘思想に学ぶ(3)「過度」を戒める「道」の思想
実力、実質を伴わずにやり過ぎるのは愚の骨頂である
田口佳史
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(6)賃金の未来シナリオ
AIが人間の仕事を「完全代替」したらどうなる?…仕事と賃金の未来
宮本弘曉
「徳」から生まれる「感謝の人間関係」
「徳」の本質とは「自己の最善を他者に尽くしきる」こと
田口佳史
ウェルビーイングを高めるDE&I(5)心理的安全性の高い組織づくり
無知、無能、邪魔!?…心理的安全性を阻害する5つの要因
青島未佳