武器としての「カーボンニュートラル経営」
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
“捨てる”に活路、ニッコーのサーキュラーエコノミー
武器としての「カーボンニュートラル経営」(2)ニッコーのサーキュラーエコノミー
夫馬賢治(株式会社ニューラル 代表取締役CEO/信州大学グリーン社会協創機構 特任教授/経営・金融コンサルタント)
世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進む中、大きく出遅れている日本だが、画期的なアプローチをしている企業がある。その一つとして、まず石川県の会社「ニッコー」によるサーキュラーエコノミーの取り組みを紹介する。注目すべきは、「捨てる」お皿に活路を見いだした事業だ。(全4話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:17分28秒
収録日:2022年7月12日
追加日:2022年10月17日
≪全文≫

●サーキュラーエコノミーに活路を見いだした「ニッコー」


―― では、具体的にカーボンニュートラル経営がどういうものかということを聞いていきたいと思うのですが、最初に事例としてお聞きしたいのが、石川県のニッコーという会社です。

 ちょうど『武器としてのカーボンニュートラル経営』(ビジネス社)という本が、企業のいろいろな事例紹介の本になっているということですね。

夫馬 そうですね。最初に『超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)を書いた時には、どちらかというと大企業向けに書いているのですが、私も最近、全国の商工会議所であったり、青年会議所であったり、市役所から呼ばれたりして講演しますので、そちらの本のメインは中小企業向けになっていきます。

 中堅・中小企業から、「どこから始めていいのかがなかなか分からない」とか、「本当にやっていけるかどうか分からない」という声をたくさん聞きましたので、先んじて動いている企業を中心に具体的に紹介する本を中堅・中小企業向けに書こうと思ったのが、この『武器としてのカーボンニュートラル経営』です。その中でニッコーさんも取り上げさせていただいているという状況ですね。

―― この本は、まさに先生が聞き手となって、経営者の方に鋭く突っ込んでいきます。詳しくは、ぜひこの本を読んでいただければと思うのですが、今回のシリーズではその中から3社ばかり挙げさせていただいて、ポイントをお聞きできればと思います。

 さて、今おっしゃったニッコーさんですが、石川県の会社で、陶磁器やいわゆる住設ですね。お風呂に関連するものなどをお作りになっている会社ということですが、ここでカーボンニュートラル経営というのはどういう経緯だったのですか。

夫馬 中堅・中小企業といいながら、実はニッコーさんは上場企業です。今いろんな事業をされており、その中の一種の社業として古くからやっているものが陶磁器です。実際に、メインでつくってらっしゃるのがレストランとか家で使っているお皿で、あの白いお皿をメインで作っているわけです。この本の中でも直接お話をいただいていますが、日本の伝統工芸といわれてきたこの陶器の事業ですら、市場自体が今はもう9分の1にまで縮小してきているぐらい衰退してきているのです。...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
営業から考える企業戦略(1)成功するブランド戦略とは?
ブランド力を高めるために「自社の強み」を徹底的に聞け
田村潤
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
イーロン・マスクの成功哲学(1)マスクが「世界一」になるまで
イーロン・マスクは何がすごい?生い立ちと経歴
桑原晃弥
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治

人気の講義ランキングTOP10
昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(5)1人の力で歴史を変えた男たち
大義にもとづく「個人の決断と行動」が歴史を動かす…名将の教訓
門田隆将
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(1)あらすじと賢治の原稿
未完の長編『銀河鉄道の夜』の魅力と宮沢賢治の思想に迫る
鎌田東二
資本主義の再定義…哲学で考える(4)共感としての見えざる手
利とは、義の和である…なぜ道徳的なふるまいが企業活動に重要か
中島隆博
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(6)東條内閣で行われた行政改革
悲惨な末路につながった東條英機内閣での兼職と省庁再編
片山杜秀
昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(1)軍人の本義を貫いた根本博中将
ソ連軍から在留日本人4万人を守れ…内蒙古での「戦後」の激闘
門田隆将
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫