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団塊の世代(団塊世代)

団塊の世代(団塊世代)
 「団塊の世代」は、日本において第二次世界大戦直後の第一次ベビーブーム(1947~1949年)に生まれた世代を指す言葉。堺屋太一氏の1976年の小説『団塊の世代』から広まった。およそ810万人という人口規模の大きさから、日本社会への影響力の強さが指摘されてきた。厚生労働省による定義でも「団塊世代」が用いられている。 団塊の世代は1970年代から80年代にかけて日本社会の中流社会化を決定づけ、核家族やニューファミリーとして郊外のニュータウン建設に拍車をかけた。2000年以降は中流社会の崩壊、格差社会の誕生を印象づける世代となっている。また2007年の定年以降は、社会保障費や医療費の増大をもたらしている。彼らの子供たちの世代(団塊ジュニア)は、社会人として最初から格差拡大の時代を生きざるをえない世代であるといえる。 「10MTVオピニオン」では、法政大学経済学部教授の小黒一正氏、公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏らが、団塊世代の高齢化と日本の財政危機の現状をレクチャー。とくに団塊世代が後期高齢者となる2025年問題の深刻さに対する提言を試みている。また、慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏は、団塊の世代から派生する問題として、団塊ジュニアによる第三次ベビーブームはなぜ起こらなかったのかなど、興味深い議論を展開する。

団塊世代が75歳以上になる2025年、医療費は5倍に

日本財政を巡る課題(2)社会保障給付費と2025年問題
過去10年間で26兆円も増加している社会保障給付費。団塊世代が一斉に75歳に突入する2025年、医療費の国庫負担は5倍に膨れ上がる。こうした状況で、基礎的財政収支の黒字化は可能なのか。法政大学経済学部教授の小...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/05/19
小黒一正
法政大学経済学部教授

日本デフォルトの可能性は…財政破綻への4つのトリガー

高齢化と財政危機~その解決策とは(4)財政破綻のメカニズム
公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、財政破綻が引き起こされるメカニズムについて解説する。終戦直後の日本は、預金封鎖・新円切り替え・財産税によって、国民から金融資産を略奪し、何とかデフォル...
収録日:2017/09/27
追加日:2017/11/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

戦争をしていない日本で政府負債が200%になる理由

日本は何と戦っているのか
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が、政府の負債と戦争の関係を例に、日本が抱える難題を鋭くえぐり出す。歴史的に見ても、戦争が起こると政府の負債が200パーセント近くになるというデータがあるの...
収録日:2017/03/27
追加日:2017/05/04
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

的外れな少子化対策…男女共同参画や待機児童より非婚・晩婚

第三次ベビーブームはなぜ起きなかったのか
日本には、これまで二度のベビーブームがあった。第一次ベビーブームは第二次世界大戦後、昭和22年から昭和24年に生まれた「団塊の世代」。第二次ベビーブームは、この世代が親となった昭和46年から昭和49年頃を...
収録日:2017/03/27
追加日:2017/04/27
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

先送りされてきた最たるものが「社会保障と税の一体改革」

社会保障と税の一体改革(1)時代の変化と法案作成理由
野田佳彦前総理が推し進めた「社会保障と税の一体改革」は、アベノミクスのベースとなり、4月の消費税アップへとつながっていった。なぜ野田政権は当時、消費税増税というリスクある政策を掲げたのか。「社会保...
収録日:2014/06/07
追加日:2014/07/03
野田佳彦
衆議院議員