社会保障と税の一体改革
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
先送りされてきた最たるものが「社会保障と税の一体改革」
社会保障と税の一体改革(1)時代の変化と法案作成理由
野田佳彦(衆議院議員/第95代内閣総理大臣)
野田佳彦前総理が推し進めた「社会保障と税の一体改革」は、アベノミクスのベースとなり、4月の消費税アップへとつながっていった。なぜ野田政権は当時、消費税増税というリスクある政策を掲げたのか。「社会保障と税の一体改革」の意義と経緯について野田氏が語る講演部分の前編。(2014年6月7日開催「第10回ラウンドテーブル・ジャパン」昼食セッション基調講演より、全3話中第1話目)
時間:15分13秒
収録日:2014年6月7日
追加日:2014年7月3日
≪全文≫

●はじめに~私のまいた一番大きな種は「社会保障と税の一体改革」~


―― 「社会保障と税の一体改革」についてですが、なぜやろうと思ったのか、どうして奇跡的に成し遂げることができたのか、についてお聞きしたいと思います。多分普通の人は、社会保障を抑制して増税するという、割の悪いリスクは取らないものです。しかし、政治家というのはそうではなく、そのように思われていながらも政策を進め、奇跡的にこの法案が成し遂げられました。そのベースがあってアベノミクスという形になると思うのですが、そのあたりについてお話を聞かせていただければと思っております。どうぞよろしくお願いします。

野田 どうも、皆さま、こんにちは。ご紹介いただきました、野田佳彦でございます。今日は原稿を用意してきました。通訳の方もいらっしゃるので、事前に原稿をお渡ししたほうがしっかりと訳されるだろうというお話があったので、そうしたのですが、やめます。ごめんなさい。先ほどの神蔵さんのお話の趣旨を聞きまして、それに沿ってお話しなければいけないのかなと思ったからです。そういう点で原稿はないので、通訳の方、ちょっと申し訳ございませんが、丁寧にしゃべりますので、フォローしていただければと思います。

 皆さん、まだお食事中ですから、ゆっくり召し上がってください。また食べ終わった方は、ランチの後はたいてい眠くなるものです。気軽に安らかにお眠りください。

 25分ほどの持ち時間ということでございますが、アベノミクスがどうなるか、そのリスクはどこにあるのかについてお話していく中で、もしかすると現政権を批判することを期待している方がいらっしゃるかもしれません。しかし、あらかじめ申し上げておきますが、そのために私はここに来たつもりではございません。

 よく政治や外交をガーデニングで例えられることがあります。種をまいて、そして花が咲くためには、毎日水をやったり、日を当てたり、あるいは雑草を摘み取ったりという手入れが必要です。私は、私のまいた種の中で一番大きな種であった「社会保障と税の一体改革」と、その意義について、「しっかり手入れをしてくださいよ」という意味合いも込めて、今日はお話をさせていただければと思います。

●先送りされてきた最たるテーマが「社会保障と税の一体改革」だった


 私が総理大臣に就任したのは、2011年9月...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
国際地域研究へのいざない(1)地域研究の意味とイスラエル研究
なぜ経済学で軽視されてきた「地域研究」が最高の学問なのか
島田晴雄
民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教
なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景
橋爪大三郎
戦争とディール~米露外交とロシア・ウクライナ戦争の行方
「武器商人」となったアメリカ…ディール至上主義は失敗!?
東秀敏
教養としての「人口減少問題と社会保障」(1)急速に人口減少する日本の現実
毎年100万人ずつ減少…急降下する日本の人口問題を考える
森田朗
衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(1)安いニッポンと急性インフレ
世界で一人負け…「安い国」日本と急性インフレの現実
宮本弘曉

人気の講義ランキングTOP10
知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(1)脳科学と「ミクロのマクロの隔たり」
脳が生きている、死んでいるとは?最新研究で迫る脳の秘密
毛内拡
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(1)精神分析の概念とその起源
なぜ心の病にかかるのか?ラカンの精神分析とその起源
斎藤環
ウェルビーイングを高めるDE&I(8)アンコンシャスバイアス:前編
バイアスの罠…8割直観と思考の「エコ運転」の自覚が大事
青島未佳
認知症とは何か(1)疾患の種類と対応
多くの認知症の原因は「脳のゴミ」の蓄積
遠藤英俊
編集部ラジオ2026(18)4種の「利き脳タイプ」分析
【10min解説】最終話に注目!4種の「利き脳タイプ」分析
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(4)情報と教養の違い
教養がおろそかな人の限界…「教養は頭の中に、情報は頭の外に」
橋爪大三郎
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(8)AI時代の人間の価値
労働市場改革を妨げる労組や、不登校を救えぬ文科省こそが邪魔だ
宮本弘曉
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博