テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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LGBT

LGBT
LGBTとは、L:レズビアン(女性同性愛者)、G:ゲイ(男性同性愛者)、B:バイセクシュアル(両性愛者)、T:トランスジェンダー(性同一性障害)の頭文字であり、性的少数者を指す総称の一つ。日本では、性的マイノリティをタブー視する傾向が強いが、2003年性同一性障害特例法成立、2015年東京都渋谷区で同性婚に準じる「パートナーシップ証明」発行に関する条例案が成立など、LGBTに関する認識、関心は高まりつつあると言える。「10MTVオピニオン」では、弱者の人権擁護活動を行う国際 NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏が、日本の学校におけるLGBT生徒へのいじめと排除の問題にフォーカス。その実態調査の報告から、現状の問題点の整理、国への提言などを行っている。LGBTに対する世間一般での理解は進みつつあるとはいえ、LGBT生徒の無理解、いじめは後を絶たず、教師がその状況を無視する、あるいはいじめに加担するといったケースも少なくないという。土井氏は、LGBTで苦しむ生徒のバックグラウンドを知らずに「いじめは駄目」といった一般論的対応をしても解決にはならない、と指摘。性同一性障害特例法の問題点を挙げてその枠組みを変えること、LGBTに対するいじめや差別を禁止する法律、制度を確立すべきであると説く。

多様な性が心地よく生きられる社会にするために

性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(4)知識基盤社会での人権
LGBTは進化生物学の観点からいえば、その存在が広がることはないが必ず発生する、つまり、常にマイノリティの存在である。それゆえ、これまで世界の中で隠されてきたり、ないことになっていたりして、ずっと抑圧...
収録日:2021/06/21
追加日:2021/08/31
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

性の決定はいつ?「SRY遺伝子」とは何か

性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(2)哺乳類の性分化
雌雄同体や性転換を行う生物がいる一方で、ヒトを含む哺乳類の性は、一度決まると自然に変わることはない。遺伝子によって雌と雄が決まる際に、性決定のキーになるのがY染色体上にある「SRY遺伝子」の働きである...
収録日:2021/06/21
追加日:2021/08/17
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

なぜ雄と雌はいるのか、LGBTについて進化生物学から考える

性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(1)有性生殖と無性生殖
生殖には「無性生殖」と「有性生殖」の2種類がある。ヒトは雌と雄が交配して子孫を残す「有性生殖」を行う生物だが、子孫を残すという意味では、個体が単独で新しい個体をつくる「無性生殖」のほうが有利である。...
収録日:2021/06/21
追加日:2021/08/10
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

LGBTの人権を守るために―国への3つの提言

LGBT生徒へのいじめと排除(3)国への3つの提言
国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏が、LGBT生徒が置かれている現状と対応策の問題点を踏まえ、国に対し3つの提言をする。LGBTに対してフレンドリーな空気が高まってきた今、きちんと性的...
収録日:2017/07/12
追加日:2017/08/25
土井香苗
国際 NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表

トランスジェンダー対応策と性同一性障害特例法の問題点

LGBT生徒へのいじめと排除(2)トランスジェンダーへの壁
国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏が、LGBT生徒が置かれている現状と対応策の問題点について解説する。土井氏は、単なる「いじめは駄目」的な対応では多様なバックグラウンドを抱えるLGBT...
収録日:2017/07/12
追加日:2017/08/04
土井香苗
国際 NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表

LGBT問題の地域格差と日本の現状

LGBT生徒へのいじめと排除(1)実態調査で分かったこと
国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏が、日本の学校でのLGBTの生徒たちのいじめや排除に関する現状を、調査結果を踏まえ解説する。LGBTの子どもたちへのいじめの実態はほぼ予想通りではあっ...
収録日:2017/07/12
追加日:2017/08/01
土井香苗
国際 NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表