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DATE/ 2019.07.28

居酒屋でされるとイラッとする他人の行為は?

 仲間や同僚と気軽に飲んだり食べたりできる居酒屋は、アフター5になくてはならない大人の憩いの場。大人数やグループでの飲み会に利用する人が多いと思いますが、大勢で料理をつつく時につい気になってしまうのが、他人のマナーや酔い方など、その振る舞い。居酒屋特有の賑やかで無礼講な雰囲気の中でも、イラッとしてしまうこともあるのではないでしょうか。

楽しく飲みたいのに…居酒屋でされるとイラッとする行為とは?

 そこで今回は、30人の男女に「居酒屋でイラッとする他人の行為は?」というアンケートを実施。その中から、特に「やめてほしい!」の声の多かった居酒屋での行為を6つピックアップしていきます。

1:泥酔しお店や他のお客さんに迷惑を掛ける
 飲み過ぎて店内で吐いたり、トイレに籠って出て来なくなったり。お皿やグラスを倒したり割ったりするのも、相当酔いが回っている証拠です。「同じグループとして恥ずかしいし、せっかく楽しみに来たのにお店や他のお客さんに申し訳ない気持ちになる」と泥酔する人にイラつく人が目立ちました。

2:いつの間にか消え、勝手に帰っている
 先に帰るなら一言伝えるかお金を預けて帰るべきなのに、気がつくとシレッといなくなっている人にもイラ立ちの声が。また「突然いなくなったので心配して探したら帰っていた。こっちの時間も台無し」という批判も。だいたいいつも同じ人がやらかすとのことで、飲みの席にはもう誘わないという話にも。

3:いまだにイッキをさせたり飲ませたがる
 居酒屋に来たら、酔うまで飲んで騒がないと気が済まない人もいるよう。「大人なんだから自分のペースでそれぞれ楽しめばいいのに、”酒が足りないんじゃないか?”と言って盛り上げようとするおじさんタイプにはイラッとします」と言う20代の男性も。居酒屋パワハラには気をつけましょう。

4:皆でシェアする料理を独占して食べる
 「確かに皆で分けにくい料理もあるけれど、取り分けずに器を抱えてひとりで箸をつけて食べるような男性の行為はムカつく」とご立腹の女性も。「食べたければ自分の分も頼めば?」と言う人もいますが、居酒屋はそういうところじゃない!と、協調性のない行為にイラ立つ声も聞かれました。

5:大量に注文したくせに料理を残す
 そんなに食べられないのでは?という量の料理を勝手に注文する行為もイラ立ちの対象に。結局食べ切らず沢山残すことになったり、割り勘の金額アップにも影響するので、周りの懐具合を見ながらオーダーができないと自分勝手な人と映りがちです。おごらないなら、勝手な注文は控え目に。

6:人生論や仕事論を暑苦しく語り続ける
 ある50代の男性は「良かれと思って若い部下達を居酒屋に誘い熱く仕事の話をしてきましたが、陰で居酒屋でストレス発散するのはやめてほしいと言われていた」とのこと。リラックスしたい時間にダラダラ長い話や説教をされたら、誰でもイラッとするのは当然。酔うと語ってしまう人は要注意です。

 以上のように他人をイラッとさせる行為には、居酒屋特有の、安くて楽しい気の置けない雰囲気だからこそやってしまう行為が多く上がりました。確かに高級なレストランではあまりしないことばかりで、一緒に席についた人達や周りへの気遣いを忘れてしまうのが居酒屋の怖いところです。

レモン絞り、逆さ箸。よく聞く「居酒屋マナー」への本音は?

 また、しばしば居酒屋論争のテーマとなるこちらの2つの行為についても、本当はどう思っているのか30人に聞いてみました。

・唐揚げやフライに勝手にレモンを絞るのはアリ?
 アリ21人  ナシ9人(30人中)

・料理の取り分けで逆さ箸をするのはアリ?
 アリ5人  ナシ25人(30人中)

 勝手にレモンを絞るのは「どっちでもいい」「そこまでこだわりはないし、気配りでやってくれていると思う」「レモン掛けないで! とかイチイチ居酒屋で叫ぶ女にイラッとする」と、意外にもレモンは絞ってくれて構わない派が優勢。好みの物を食べたい、というより、居酒屋は雰囲気を楽しむところと割り切っている人が多い印象がありました。

 対して逆さ箸に関しては、「逆に汚い気がする」「行儀を勘違いしてる感があってイラッとする」「一人がやると、他の人達もやらなくちゃいけない雰囲気になるからやめてほしい」と否定派が多数。本人は周りに気を遣っているつもりが、同席者をイラ立たせるという結果になることも分かりました。

 一緒に居酒屋に行った人がつまらなそうにしていたらその場はシラけますから、自分が楽しく飲むことはいいことです。しかし、他の人も楽しんでいるのか、同じテンションなのか、その辺りも見極めないとイラッとさせる行為を連発してしまう可能性も。本当は手放しでリラックスして飲みたい居酒屋空間ではありますが、実は空気を読む協調性も必要で、自分勝手なのも気を遣い過ぎるのもアウトとなりがちなのです。「飲みニケーション」という、オヤジギャグとも言われる造語もありますが、自制心や客観性があってこそ、仲間と飲む楽しいコミュニケーションが成立するものなのかもしれませんね。
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