10MTVオピニオン|有識者による1話10分のオンライン講義
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奨学金

奨学金
 「奨学金」(scholarship)は、もともとは能力のある学生に対して、学費を贈与することで進学を促した制度。現在の奨学金には、返済の必要のない「給付型」と、返済しなければならない「貸与型」があるが、貸与型の実態は「学生ローン」(student loan)であると言われる。かつては「貸与型」の多くが無利子だったが、有利子奨学金を借りる学生の人数が無利子より多くなったのは2003(平成15)年。家計の悪化と学費の高騰の二つが相まって、多くの学生が奨学金に頼らざるをえなくなっている。さらに、2004年に日本育英会から日本学生支援機構に引き継がれた時点で奨学金制度は大きく変わり、いまや実質的に「金融事業」と化していると言われる。 「10MTVオピニオン」では、慶應義塾大学名誉教授の曽根泰教氏が、「研究力」の面から奨学金の必要性を検討。学問や研究を続けていくための資金について、改革を訴える。また、法政大学経済学部教授の小黒一正氏が所得連動型奨学金の拡充を提言しているのを始め、公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏、学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏、公立大学法人熊本県立大学理事長の白石隆氏など、第一線の経済学者たちが、教育格差是正に向けて、新しい奨学金のためのヒントをレクチャーしている。

所得連動型奨学金をもっと拡充すべきだ

日本財政を巡る課題(7)所得連動型奨学金の拡充
現政権と公明党は、租税を財源とする給付型奨学金を拡充していく方針である。しかし大卒の生涯賃金は、高卒と比べて7,000万円も増加する。受益と負担の一致を考えるなら、財政投融資を用いた奨学金、しかも返済を...
収録日:2017/10/30
追加日:2018/05/19
小黒一正
法政大学経済学部教授

新しい社会保障制度には子育て・教育・雇用を組み込むべき

高齢化と財政危機(20)新時代の社会保障政策のビジョン
これまでの社会保障は、大幅な社会構造の変化に伴い、すでに機能を停止している。これからの新しい社会保障制度には、年金・医療・介護に加えて、子育て・教育・雇用を組み込んでいかなければならないと、公立大...
収録日:2017/10/05
追加日:2017/12/16
島田晴雄
公立大学法人首都大学東京 理事長

市場経済と民主主義の矛盾が格差を生む

格差の固定化と教育問題
東京大学名誉教授で学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏が、グローバル規模で拡大する格差の固定化とその是正について解説する。伊藤氏は、市場経済と民主主義の概念の衝突が格差を生むと言う。では今後、...
収録日:2017/04/25
追加日:2017/06/02
伊藤元重
東京大学名誉教授/学習院大学国際社会科学部教授

親が子どもの進路を決めるのは、人的資本の壮大な無駄

GRIPSの課題と人材育成(2)高度な人材の優遇策
最近の日本の若者は内向きになっていると言われるが、立命館大学特別招聘教授でジェトロ・アジア経済研究所長の白石隆氏は、発展途上国への留学はむしろ増えていると指摘する。日本の親はとかく安定した職業へと...
収録日:2017/02/16
追加日:2017/04/28
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 理事長

学者を育成するための奨学金が十分でないことが日本の課題

金持ちでないと学者になれないか
政治学者で慶應義塾大学大学院教授の曽根泰教氏が、学者としての視点で日本の奨学金制度、学者育成の問題について論じる。今の日本で、学問、研究を続けていくのは容易なことではない。その厳しい現状を端的に表...
収録日:2016/11/10
追加日:2016/12/08
曽根泰教
慶應義塾大学 名誉教授

ISAKの生徒たちと切磋琢磨、真のグローバル教育を目指す

「グローバル・ビジネス・ハイスクール」の挑戦
子どもが中学・高校で身に付けるべき力は何か。これからの時代をグローバルに生き抜くためのしなやかな力はどうすれば身に付くのか。次代を担う子ども世代に真のグローバル教育・思想教育をと志す「グローバル・...
収録日:2016/09/06
追加日:2016/11/06
島田晴雄
公立大学法人首都大学東京 理事長

お金の使い方を研究するスクールがあってもいい?

夢のビジネススクール
世界には多くのビジネススクールがある。特にアメリカを中心に発達したビジネススクールが有名で、留学をしてMBAを取る人も数多く存在する。しかし、政治学者で慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授・...
収録日:2015/03/10
追加日:2015/04/22
曽根泰教
慶應義塾大学 名誉教授

ハーバードで学んだ政治学理論を実践すべく知事選出馬

人生の可能性(2)ハーバードから熊本県知事へ
大学卒業まで農学一筋だった蒲島郁夫氏が、政治学専攻へと28歳で下した決断は、その後の人生を大きく変えていく。家族を支えるプレッシャーと大きな夢を両手に邁進する蒲島青年。さらに学者から政治家への転機...
収録日:2014/05/16
追加日:2014/07/03
蒲島郁夫
熊本県知事