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白髪を抜くと増えるのは本当?
鏡を見ながら髪をとかしていると、白い毛が一本……。とくに若い世代にとって、白髪の発見は、年齢や老いを感じ、少なからずショックを受けるということもありますよね。ある程度年齢が進めば、1本や2本の白髪は気にならなくなるものですが、本数が少ないうちは、過剰に意識してしまうものです。
みなさんは、白髪を見つけたとき、どうしていますか?「白髪は抜くと増える」なんてことも言われますが、実際はどうなのでしょうか?
そこで「白髪は抜くと増える」というウワサの真相が気になりますが、実は白髪は抜いても増えることはありません。そもそも、白髪が生える原因は、メラニン色素をつくる働きが衰えです。髪の毛に色をつける、メラニン色素が供給されなくなれば髪の毛に色がつかないため、白いまま生えてくるというのが白髪のメカニズム。抜くことで増えることには繋がりません。
ならば全部抜いてしまえと思うかもしれませんが、毛を抜くという行為には別のリスクが伴います。毛を抜くことで、毛穴周辺の皮膚や毛細血管に傷がつき、毛嚢炎など、頭皮の炎症を起こす可能性があります。また、髪の毛を作り出している毛母細胞が、毛を抜くことでダメージを受け、髪の毛が生えてこなくなることもあるのです。つまり、白髪を抜く行為は、白髪を増やす以前に、髪そのものを薄くしてしまうというリスクに繋がっていたのです。
1.老化による酵素の減少
2.栄養不足
3.生活習慣の乱れ
4.ストレス
5.病気や副作用
とくに若いうちの白髪は、過度なダイエットなどによる栄養不足や、不規則な生活による自律神経の乱れ、仕事やプライベートの生活から受けるストレスなどがあげられます。最近白髪が増えてきたと思う方は、私生活を見直すいい機会かもしれません。充分な栄養と、運動、規則正しい生活は、白髪の発生だけでなく、健康の維持にも繋がります。
まずひとつあげられるのは、白髪を抜くのではなく、根元から切ってしまうことです。抜くのとは違い、白髪が再度顔を見せるまでのスパンは短くなりますが、毛根そのものを死滅させてしまうよりはいいでしょう。
また、髪の毛を染めるという手段もあります。生え際の白髪はどうしても気になりますが、髪の手入れをすることで気分も明るくなります。
しかし、どれだけ若く、美しい人でも、いずれ年老いていくことは、人間が生物として生きている限り逃れることのできない定めといえます。逆に、年齢を重ねれば重ねるだけ、生まれてくる魅力もあります。白髪は、自分が人生の長さだけがんばって生きてきた証と思い、大切な体の一部として、ともに生きる気持ちも必要かもしれませんね。
みなさんは、白髪を見つけたとき、どうしていますか?「白髪は抜くと増える」なんてことも言われますが、実際はどうなのでしょうか?
白髪を抜くことで発生するリスク
まず、白髪を見つけたときにやってしまいがちな「抜く」という行為。いまいましい老いの象徴を根こそぎ取ってしまいたい…毛根から抜いてしまえばしばらくは生えなくなりますから、1カ月は顔を合わせなくていいなら白髪を抜いてしまえ、という気持ちもわかります。そこで「白髪は抜くと増える」というウワサの真相が気になりますが、実は白髪は抜いても増えることはありません。そもそも、白髪が生える原因は、メラニン色素をつくる働きが衰えです。髪の毛に色をつける、メラニン色素が供給されなくなれば髪の毛に色がつかないため、白いまま生えてくるというのが白髪のメカニズム。抜くことで増えることには繋がりません。
ならば全部抜いてしまえと思うかもしれませんが、毛を抜くという行為には別のリスクが伴います。毛を抜くことで、毛穴周辺の皮膚や毛細血管に傷がつき、毛嚢炎など、頭皮の炎症を起こす可能性があります。また、髪の毛を作り出している毛母細胞が、毛を抜くことでダメージを受け、髪の毛が生えてこなくなることもあるのです。つまり、白髪を抜く行為は、白髪を増やす以前に、髪そのものを薄くしてしまうというリスクに繋がっていたのです。
白髪が生まれる5つの原因
白髪が増えてしまう原因として、次ぎの5つが代表的な理由としてあげられています。1.老化による酵素の減少
2.栄養不足
3.生活習慣の乱れ
4.ストレス
5.病気や副作用
とくに若いうちの白髪は、過度なダイエットなどによる栄養不足や、不規則な生活による自律神経の乱れ、仕事やプライベートの生活から受けるストレスなどがあげられます。最近白髪が増えてきたと思う方は、私生活を見直すいい機会かもしれません。充分な栄養と、運動、規則正しい生活は、白髪の発生だけでなく、健康の維持にも繋がります。
気になる白髪への正しい対応は?
それでも、一度生えてしまえばなかなか改善されることのない白髪。どうしても気になってしまいますよね。抜く以外の方法で目立たなくさせるにはどうしたらいいのでしょうか。まずひとつあげられるのは、白髪を抜くのではなく、根元から切ってしまうことです。抜くのとは違い、白髪が再度顔を見せるまでのスパンは短くなりますが、毛根そのものを死滅させてしまうよりはいいでしょう。
また、髪の毛を染めるという手段もあります。生え際の白髪はどうしても気になりますが、髪の手入れをすることで気分も明るくなります。
しかし、どれだけ若く、美しい人でも、いずれ年老いていくことは、人間が生物として生きている限り逃れることのできない定めといえます。逆に、年齢を重ねれば重ねるだけ、生まれてくる魅力もあります。白髪は、自分が人生の長さだけがんばって生きてきた証と思い、大切な体の一部として、ともに生きる気持ちも必要かもしれませんね。
<参考サイト>
・スキンケア大学:白髪・若白髪の原因と対策
http://sp.skincare-univ.com/article/003876/
http://www.skincare-univ.com/article/003871/
・スキンケア大学:白髪・若白髪の原因と対策
http://sp.skincare-univ.com/article/003876/
http://www.skincare-univ.com/article/003871/
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