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DATE/ 2019.06.23

初対面でも困らない!会話が盛り上がる話題は?

 取引先との初めての会食、新規営業先など、まだよく知らない人との会話の進め方に困ったことはありませんか?うまく話題がかみ合えば何より、気持ち的にも仕事的にもポジティブになれます。

 プライベートでもビジネスにおいても、初対面の人とのコミュニケーションはとても重要です。苦手だからといって避けてばかりはいられないもの。ちょっとした躓きがトラウマになってしまうことも少なくありませんが、そうならないような話題づくりがあることはご存じでしょうか?

木戸に立ちかけし衣食住

 初対面のコミュニケーションにおいては、なるべく無難なテーマを選ぶのがポイントです。「キドニタチカケシ衣食住」、呪文のようなフレーズですが、実は、そうしたそつのない話題のカテゴリーとなる頭文字がこのフレーズに集約されているのです。

 では、具体的にみていきましょう。

・「き」=気候 例:「今日は蒸し暑いですね」
・「ど」=道楽(趣味) 例:「お好きなスポーツは?」
・「に」=ニュース(時事) 例:「トランプ大統領が来日しましたね」
・「た」=旅 例:「お気に入りの旅行先などありますか」
・「ち」=知人 例:「○○さんは、ご存知でしょうか?」
・「か」=家庭 例:「奥様はどちらのご出身ですか?」
・「け」=健康 例:「健康診断の結果はいかがでしたか?」
・「し」=仕事 例:「月末はお忙しいですか」
・「衣」=ファッション 例:「素敵なネクタイですね」
・「食」=グルメ 例:「和洋中、何料理がお好みですか?」
・「住」=住まい 例:「お家は一戸建て派ですか、それともマンション派?」

 ポイントは、相手のプライバシーに踏み込み過ぎないように、反応を観ながら話題をシフトできるようにしたいものです。「か」=家庭、「け」=健康といったテーマなど特にそうですが、相手から情報を引き出すのではなく、打ち解けるキッカケとなるように心がけてください。

政宗の皿

 初対面のコミュニケーションにおける無難な話題とは逆に、タブーとしたい話題もあります。それを覚えるためのフレーズが、「政宗の皿」です。正しく記述すると、「政・宗・野・サラ」。つまり、「政治」「宗教」「野球」「サラリー(給料)」の頭文字になります。今風に言うのなら「政宗のギャラ」でもよいかもしれません。

 「政治」については、経済活動への影響から、人や組織によっては支持する政党や政策が大きく違っています。特に初対面となるビジネスシーンにおいては、政権批判や政党を支持する発言は控えたほうがよいでしょう。

 「宗教」についても、様々な宗教があります。国家紛争の原因となっていることもあり、特に国際的なコミュニケーションにおいては、配慮した方が良いデリケートな話題となります。

 「野球」については、特にプロ野球のチームなど、熱烈なファンの多いジャンルとなりますので、避けた方がよい話題です。スポーツ全般にいえることですが、特定の選手やチームについて賞賛したり、ディスるような発言はトラブルの元となりますので注意しましょう。とはいっても、内容にさえ注意すればそれほどNGではなく、盛り上がれる話題ではありますので、場の空気を読んでご活用ください。

 「サラリー(給料)」については、いわずもがな。初対面でなくとも、自分の給料を聞かれて気持ちの良い人はいません。相手の給料やボーナスを聞くだけでなく、自身の報酬についても話題にしないほうがよいでしょう。

初対面であることを忘れないこと

 初対面でのコミュニケーションは、すくなからず緊張するものです。こうした緊張感は、過去の失敗や嫌な体験に起因するといってもよいでしょう。場数を踏めば踏むほど成功も失敗もあり、どうしても失敗したケースが心理的に大きく作用します。だからといって、成功体験に基づいて行動すると、逆に失敗につながるケースも少なくありません。最初の商談で、野球の話で盛り上がったからといって、次の商談でも、野球の話で盛り上がるとは限りません。

 初対面で良いコミュニケーションを築くカギは、初対面であることを忘れないことが基本となります。どんな話題でも相手の心象を害する可能性があることを留意しつつ、相手の反応を確かめながら話題の方向性と濃度をコントロールする術を身につけるようにしましょう。
(10MTV編集部)

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