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「信頼できない」部下の特徴は?
可愛がっている部下に裏切られた…そんな企業ドラマのようなことは滅多に起こらないかもしれませんが、「任せてくれと言っていた業務が全然進んでいなかった」、「この子には保険をかけておかないと危険」等、うかつに信頼すると自分や会社が痛い目に遭いかねない部下なら皆さんの周りにも少なからずいるはず。大事に至らないためにも信頼できない部下の特徴を見据え、指導することも重要です。
1・連絡がつかなくなる
「営業なので外回りが多いのですが、出先がはっきりせず電話にもなかなか出ない部下」、「トラブルが起きた際など至急詳細を確認したいのに、ミスがあるとバッくれて連絡がつかなくなるタイプ」など、上司からの連絡への反応が遅かったり、失敗すると逃げてしまったりするメンタルの弱い部下は、信頼されないという声が。結果を出せばいいだろう、と密な連絡を疎ましがる生意気な部下に手を焼く人も。
2・無断の直行/直帰が頻繁にある
時には直行直帰をすることもあると思いますが、「直行直帰は直前連絡か事後報告の部下。サボり癖のあるやつが多い」、「デスクの女の子あてに電話で直帰しますと伝えて会社に戻らない部下。他の部下と比べて直帰率が数倍高いのは偶然ではないはず」と、業務を全うしているのか怪しまれるのが直行直帰を濫用するタイプ。自己判断で出社や帰社をカットする部下は信頼度が低いよう。
3・言い訳が多くて長い
ミスや成果を上げられないことは誰にでもあることですが、それで叱責や注意をされた時に言い訳を長々とするタイプも信頼できない部下の特徴。「言い訳が多いのはミスや欠点を受け止められていない証拠なので、また同じ失敗をしがち」、「言い訳をしてしまうのは責任感がないから。どんな簡単な仕事でもアルバイトでも、責任感のない人は信頼できないです」と、言い訳する部下に厳しい声が続出。
4・同僚の悪口や人間関係の愚痴が多い
「チーム長がパワハラ気味で仕事がやりにくいと訴えてきた部下。その後誰と働いても文句を言って来るので、聞いた自分がバカだったと思いました」という声もあったように、他人をとやかく言ったり、噂話が過ぎる部下は信頼されません。他人をおとしめ自分の思うようにやりたかったり、失敗を他人のせいにする傾向も。仕事がうまくいかないのは自分のせいだと認めないタイプとも言えます。
5・期限や時間を守れない
いくら仕事ができても、時間や期限を守れない部下は信頼できないと言う管理職が多数。「仕事は頑張っていても、大事な日に寝坊したり、会議をすっぽかしたりする部下は長い目でみると出世できないし信用はできない」、「いつも精算が遅れる部下。このぐらいいいだろう、という甘えが仕事への姿勢にも影響している」と、基本がなっていない部下を全面的には信頼できないのが本当のところのよう。
【コミュニケーション量を増やす】
面倒ですがしばらく始業と終業時間に毎日ミーティングを設定したところ、部下の働きぶりや仕事内容が把握でき、お互いに信頼関係を築けた。顔を合わす回数を増やすのが大切。(42歳・不動産)
【逃げ道も作り、出来る事から変えていく】
遅刻してもいい、直行直帰してもいい、と守れなかったルールを緩く設定。その代わり事後報告はなしという点だけ守れと伝えたら、正直に「寝坊しました」とか「レポートが間に合いません」と言って来るように。譲歩しながら少しずつ変化させていくしかないのでは。(47歳・広告)
【”信頼している”と良いプレッシャーを与える】
信頼できない部下には「信頼している」と言っちゃった方がいい。言葉で「信頼している」と言われると、逆に「見られている」という意識に変わり、責任感やモチベーションのアップにもなるようです。(放送・44歳)
【強みを見つけ、褒めて伸ばして成長させる】
弱点はいくら注意しても弱点なので、部下の強みを見つけ応援し、やる気を出してもらう。本人が自信のある強み部分を褒めることで、「この人は分かってくれる」と思ってもらえたら信頼関係も築けて聞く耳を持つようになります。(保険・47歳)
皆さん独自の指導方法や対処方法がありますが、まずは上司自身も部下に信頼されることが、何より重要なことなのかもしれませんね。信頼関係を築ければ、ミスや欠点も指導しやすく、部下からも相談やアドバイスを求められることも増え、仕事も円滑に進むことに繋がるのではないでしょうか。
信頼できない部下、その5つの特徴
そこで今回は、部下を持つ35~60歳までの管理職やマネージャー職の男女25人に、「信頼できない部下の特徴」をアンケートしました。その結果、信用してはいけない部下には以下のような特徴があると考えられていることが分かりました。1・連絡がつかなくなる
「営業なので外回りが多いのですが、出先がはっきりせず電話にもなかなか出ない部下」、「トラブルが起きた際など至急詳細を確認したいのに、ミスがあるとバッくれて連絡がつかなくなるタイプ」など、上司からの連絡への反応が遅かったり、失敗すると逃げてしまったりするメンタルの弱い部下は、信頼されないという声が。結果を出せばいいだろう、と密な連絡を疎ましがる生意気な部下に手を焼く人も。
2・無断の直行/直帰が頻繁にある
時には直行直帰をすることもあると思いますが、「直行直帰は直前連絡か事後報告の部下。サボり癖のあるやつが多い」、「デスクの女の子あてに電話で直帰しますと伝えて会社に戻らない部下。他の部下と比べて直帰率が数倍高いのは偶然ではないはず」と、業務を全うしているのか怪しまれるのが直行直帰を濫用するタイプ。自己判断で出社や帰社をカットする部下は信頼度が低いよう。
3・言い訳が多くて長い
ミスや成果を上げられないことは誰にでもあることですが、それで叱責や注意をされた時に言い訳を長々とするタイプも信頼できない部下の特徴。「言い訳が多いのはミスや欠点を受け止められていない証拠なので、また同じ失敗をしがち」、「言い訳をしてしまうのは責任感がないから。どんな簡単な仕事でもアルバイトでも、責任感のない人は信頼できないです」と、言い訳する部下に厳しい声が続出。
4・同僚の悪口や人間関係の愚痴が多い
「チーム長がパワハラ気味で仕事がやりにくいと訴えてきた部下。その後誰と働いても文句を言って来るので、聞いた自分がバカだったと思いました」という声もあったように、他人をとやかく言ったり、噂話が過ぎる部下は信頼されません。他人をおとしめ自分の思うようにやりたかったり、失敗を他人のせいにする傾向も。仕事がうまくいかないのは自分のせいだと認めないタイプとも言えます。
5・期限や時間を守れない
いくら仕事ができても、時間や期限を守れない部下は信頼できないと言う管理職が多数。「仕事は頑張っていても、大事な日に寝坊したり、会議をすっぽかしたりする部下は長い目でみると出世できないし信用はできない」、「いつも精算が遅れる部下。このぐらいいいだろう、という甘えが仕事への姿勢にも影響している」と、基本がなっていない部下を全面的には信頼できないのが本当のところのよう。
信頼できない困った部下への、効果的な指導方法は?
上記のような信頼できない困った部下でも、管理しなければならないのが上司の常。そんな部下にどう指導しているのかもアンケートで聞いてみたところ、以下のような指導法が上がりました。【コミュニケーション量を増やす】
面倒ですがしばらく始業と終業時間に毎日ミーティングを設定したところ、部下の働きぶりや仕事内容が把握でき、お互いに信頼関係を築けた。顔を合わす回数を増やすのが大切。(42歳・不動産)
【逃げ道も作り、出来る事から変えていく】
遅刻してもいい、直行直帰してもいい、と守れなかったルールを緩く設定。その代わり事後報告はなしという点だけ守れと伝えたら、正直に「寝坊しました」とか「レポートが間に合いません」と言って来るように。譲歩しながら少しずつ変化させていくしかないのでは。(47歳・広告)
【”信頼している”と良いプレッシャーを与える】
信頼できない部下には「信頼している」と言っちゃった方がいい。言葉で「信頼している」と言われると、逆に「見られている」という意識に変わり、責任感やモチベーションのアップにもなるようです。(放送・44歳)
【強みを見つけ、褒めて伸ばして成長させる】
弱点はいくら注意しても弱点なので、部下の強みを見つけ応援し、やる気を出してもらう。本人が自信のある強み部分を褒めることで、「この人は分かってくれる」と思ってもらえたら信頼関係も築けて聞く耳を持つようになります。(保険・47歳)
皆さん独自の指導方法や対処方法がありますが、まずは上司自身も部下に信頼されることが、何より重要なことなのかもしれませんね。信頼関係を築ければ、ミスや欠点も指導しやすく、部下からも相談やアドバイスを求められることも増え、仕事も円滑に進むことに繋がるのではないでしょうか。
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