社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
【世界の七不思議】7つの巨大建造物とは?
巷には様々なジャンルの「世界の七不思議」がありますが、一般的に「世界の七不思議」とされるものは以下の7つの巨大建造物のことを指しています。
・ギザの大ピラミッド(エジプト)
・アレクサンドリアの大灯台(エジプト)
・オリンピアのゼウス像(ギリシャ)
・ロドス島の巨像(ギリシャ)
・エフェソスのアルテミス神殿(トルコ)
・ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(トルコ)
・バビロンの空中庭園(イラク)
これらは紀元前2世紀に活躍した古代ギリシャの数学者・フィロンという人物が著した書物の中で書かれたものです。フィロンは世界を巡る旅人でもあったそうで、これらは「7つの見るべきもの」として紹介しています。
いずれも本や映像作品などでよく見かける名前ですが、ギザの大ピラミッド以外はすでに廃墟、もしくは消失しており、存在自体が疑われるものもあります。
いったいこれらは、どんな建造物なのでしょうか。ひとつずつ見ていきましょう。
3つのピラミッドの中でもクフ王のそれは群を抜いて大きいもので、高さは約150m、底辺の1辺が約230mにもなります。積み上げられている巨石は平均2.5tで、約230万個も使用されているとも。誰もが一目見れば、その規格外の大きさに圧倒されることでしょう。
このピラミッド建造のため、3~10万人もの労働力が動員されたそうです。しかし電気も機械もない時代、果たして人力で巨石をどのように積み上げたのか……建造方法は未だはっきりしていません。
灯台は大理石で造られ、最上部には海神トリトンの像が築かれました。機能性・装飾性ともに大変優れた建造物だったのです。さらに驚異的なのはその高さで、約134mにもなったといいます。これは40階建てのビルに相当する高さですから、想像を絶します。
残念ながら3度の地震を受け倒壊し、今は見ることは叶いませんが、それまでのおよそ1,700年間もの間、その役割を果たし続けました。
ゼウス像は象牙で覆われ、金と宝石がちりばめられた大理石の玉座に座り、右手に女神ニケの像、左手に錫杖を持った雄々しい姿だったそうです。座像でありながら高さは12mにも達し、これは鎌倉の大仏とほぼ同じ大きさ。古代の地理学者ストラボンは「ゼウス像が立ち上がったら神殿の屋根を突き破るだろう」と、驚きを持って伝えています。
しかし、ゼウス像落成から約800年後、ローマ帝国の支配により、ゼウス像は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の首都コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)に移送されてしまいます。そこでゼウス像に関する記録は途絶えてしまいました。一説には火災に巻きこまれ、焼失したのではないかと考えられています。
なお、ゼウス像を祀っていたというゼウス神殿の跡地は、今もギリシャのアテネに残されています。
「世界の七不思議」を提唱したフィロンはこのヘリオスの像を「人によって作られた像として世界最大にして完全な姿」と絶賛しています。
伝説によると、ヘリオス像は港の両岸をまたぐような姿であり、船は像の股の間をくぐるようにして通行したといいます。像の左手には剣が、右手には熱せられた油に炎が灯された器があり、もしも敵船が入港しようとするならば、その船めがけて油が落とされるという恐ろしい仕組みだったのだとか……。
しかし、完成から58年後、ロドス島で大地震が発生し、像は崩落してしまいます。像の残骸はそのまま放置され、いつしか全てが失われてしまったのでした。
神殿はこれまでに幾度となく倒壊の憂き目に遭いましたが、人々のアルテミスへの深い信仰心から、そのたびに再建がなされました。荘厳な美しさは国内外に轟きわたり、世界中から観光客が集まったそうです。フィロンは「一目見れば、ここがただの場所ではないことがわかるだろう」と記しています。
しかし、この地にキリスト教が流入すると、神殿はキリスト教徒によって徹底的に破壊。その美しさは幻となってしまいました。
その高さは、10階建てのビルに相当する約45m。400以上の大理石の彫刻を巡らし、屋根には戦車に乗るマウソロスとアルテミシアの彫像が置かれたといいます。見た目にも豪華な霊廟はハリカルナッソスの街の中心に建てられ、実に1,700年もの間、街のランドマークのごとく存在していました。
しかし、15~16世紀ごろ、この地を支配したホスピタル騎士団(聖ヨハネ騎士団であり、元十字軍)によって、霊廟は無残にも破壊されてしまいます。そしてその存在は、時の流れとともに忘れ去られていきました。
本格的な発掘調査により研究が進んだのは19~20世紀と、ごく最近のこと。しかし礎石や彫刻の断片が次々に発見されたことで、いかに霊廟が美しく、壮麗なものであったのかを窺い知ることができます。
その理由は、これまでの「七不思議」はどのような形であれ、実在していたと確定できるものであるのに対し、バビロンの空中庭園については公的な記録も跡地も残っておらず、存在していたかどうかも疑わしいからです。
しかし、フィロンをはじめ、数名の著述家がこの空中庭園について触れており、その美しさ、構造の巧みさを伝えています。
彼らの話を総合すると、庭園は階段状のレンガやセメントの層からなり、そこにありとあらゆる樹木と草花が植えられていました。水はユーフラテス川から機械によって大量にくみ上げられ、まるでスクリューのような仕掛けで庭園の土を満たしていたといいます。
高度な灌漑システムと、それにより育てられた多種多様な花が、足元から頭上までそこかしこに咲き乱れる庭園――古代のフラワーパークともいうべき観光スポットだったのでしょう。
そうしたこれまでの伝承から、庭園は新バビロニア帝国の王ネブカドネザル2世が妻のため、古代都市バビロンの中に造らせたものとされてきました。
しかし昨今、「アッシリアの王センナケリブが首都ニネヴェに造った庭園」の存在が指摘され、それがバビロンのものと混同されて伝えられたのではという新説が提唱されました。ニネヴェに残された碑文や発掘調査から、センナケリブの時代に優れた灌漑技術があり、庭園も造られていた可能性が高いことが分かったからです。
残念ながらニネヴェの庭園もまだ位置までは特定できていない状況ですが、バビロンにせよニネヴェにせよ、“空中庭園”は確かに存在したのでしょう。今後の調査の進展に期待したいですね。
中世では具体的な選定者、選定方法は分かっていないものの、以下の建造物が選ばれたとされます。
<中世版「世界の七不思議」(選定年不明)>
・ローマのコロッセオ(イタリア)
・アレクサンドリアのカタコンベ(エジプト)
・万里の長城(中国)
・ストーンヘンジ(イギリス)
・ピサの斜塔(イタリア)
・南京の大報恩寺瑠璃塔(中国)
・聖ソフィア大聖堂(トルコ)
そして現代では、スイスの「新・世界七不思議財団」が新たな世界七不思議の選定をすべく、世界中から投票を募り、その投票結果をもとに「新・世界の七不思議」を発表。以下の建造物が選ばれました。
<現代版「世界の七不思議」(2007年選定)>
・万里の長城(中国)
・タージ・マハル(インド)
・ローマのコロッセオ(イタリア)
・隊商都市ペトラ(ヨルダン)
・コルコバードのキリスト像(ブラジル)
・マチュ・ピチュ(ペルー)
・チチェン・イッツァ(メキシコ)
いずれも世界遺産としてよく知られる名所ですが、現代でも解明されていない謎も多く、まさに「新・世界の七不思議」にふさわしいといえるでしょう。
ロマンとミステリーにあふれた古代の巨大建造物は、私たちの想像を掻き立ててやまないものばかり。今後も末永く、大切に伝えていきたいですね。
・ギザの大ピラミッド(エジプト)
・アレクサンドリアの大灯台(エジプト)
・オリンピアのゼウス像(ギリシャ)
・ロドス島の巨像(ギリシャ)
・エフェソスのアルテミス神殿(トルコ)
・ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(トルコ)
・バビロンの空中庭園(イラク)
これらは紀元前2世紀に活躍した古代ギリシャの数学者・フィロンという人物が著した書物の中で書かれたものです。フィロンは世界を巡る旅人でもあったそうで、これらは「7つの見るべきもの」として紹介しています。
いずれも本や映像作品などでよく見かける名前ですが、ギザの大ピラミッド以外はすでに廃墟、もしくは消失しており、存在自体が疑われるものもあります。
いったいこれらは、どんな建造物なのでしょうか。ひとつずつ見ていきましょう。
ギザの大ピラミッド
「七不思議」の中で唯一現存し、世界遺産にも登録されているのがギザの大ピラミッドです。古代エジプトのファラオ(王)であるクフ王、カフラー王、メンカウラー王の3名の王墓がそれにあたります。3つのピラミッドの中でもクフ王のそれは群を抜いて大きいもので、高さは約150m、底辺の1辺が約230mにもなります。積み上げられている巨石は平均2.5tで、約230万個も使用されているとも。誰もが一目見れば、その規格外の大きさに圧倒されることでしょう。
このピラミッド建造のため、3~10万人もの労働力が動員されたそうです。しかし電気も機械もない時代、果たして人力で巨石をどのように積み上げたのか……建造方法は未だはっきりしていません。
アレクサンドリアの大灯台
アレクサンドリアの大灯台は、古代エジプトプトレマイオス朝の初代ファラオであるプトレマイオス1世によって建設された、世界初の灯台です。アレクサンドリアの沖にあるファロス島という島に築かれ、航海の安全と国の繁栄を支えたといいます。灯台は大理石で造られ、最上部には海神トリトンの像が築かれました。機能性・装飾性ともに大変優れた建造物だったのです。さらに驚異的なのはその高さで、約134mにもなったといいます。これは40階建てのビルに相当する高さですから、想像を絶します。
残念ながら3度の地震を受け倒壊し、今は見ることは叶いませんが、それまでのおよそ1,700年間もの間、その役割を果たし続けました。
オリンピアのゼウス像
オリンピアのゼウス像は、ギリシャ神話の最高神ゼウスをかたどった巨像のことです。当代一流の彫刻家であったペイディアスの作で、紀元前435年、古代オリンピックの奉納競技における本尊としてゼウス神殿の奥深くに安置されていたといいます。ゼウス像は象牙で覆われ、金と宝石がちりばめられた大理石の玉座に座り、右手に女神ニケの像、左手に錫杖を持った雄々しい姿だったそうです。座像でありながら高さは12mにも達し、これは鎌倉の大仏とほぼ同じ大きさ。古代の地理学者ストラボンは「ゼウス像が立ち上がったら神殿の屋根を突き破るだろう」と、驚きを持って伝えています。
しかし、ゼウス像落成から約800年後、ローマ帝国の支配により、ゼウス像は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の首都コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)に移送されてしまいます。そこでゼウス像に関する記録は途絶えてしまいました。一説には火災に巻きこまれ、焼失したのではないかと考えられています。
なお、ゼウス像を祀っていたというゼウス神殿の跡地は、今もギリシャのアテネに残されています。
ロドス島の巨像
ギリシャのエーゲ海南東に位置するロドス島には、かつて太陽神ヘリオスをかたどった高さ30mにもなる巨像が築かれていたといわれています。リンドスのカレスという人物の作で、制作には12年の歳月がかけられました。「世界の七不思議」を提唱したフィロンはこのヘリオスの像を「人によって作られた像として世界最大にして完全な姿」と絶賛しています。
伝説によると、ヘリオス像は港の両岸をまたぐような姿であり、船は像の股の間をくぐるようにして通行したといいます。像の左手には剣が、右手には熱せられた油に炎が灯された器があり、もしも敵船が入港しようとするならば、その船めがけて油が落とされるという恐ろしい仕組みだったのだとか……。
しかし、完成から58年後、ロドス島で大地震が発生し、像は崩落してしまいます。像の残骸はそのまま放置され、いつしか全てが失われてしまったのでした。
エフェソスのアルテミス神殿
ギリシャ神話の女神・アルテミスを祀ったエフェソスのアルテミス神殿は、高さ約20m、幅約55m、奥行き約110mと非常に広大で、あのパルテノン神殿の4倍もの大きさを誇ったと考えられています。神殿は127本の大理石の柱によって支えられ、現在もわずかながら柱の遺構が残っています。神殿はこれまでに幾度となく倒壊の憂き目に遭いましたが、人々のアルテミスへの深い信仰心から、そのたびに再建がなされました。荘厳な美しさは国内外に轟きわたり、世界中から観光客が集まったそうです。フィロンは「一目見れば、ここがただの場所ではないことがわかるだろう」と記しています。
しかし、この地にキリスト教が流入すると、神殿はキリスト教徒によって徹底的に破壊。その美しさは幻となってしまいました。
ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
ハリカルナッソスとは古代ペルシャ帝国の属国・カリア国の首都であり、現在のトルコの街ボドロムにあたります。そのカリア国を支配していたのが、国王マウソロスです。霊廟にはマウソロス王と、その王妃であり、夫亡き後に即位して霊廟建設を進めた女王アルテミシアが眠っています。その高さは、10階建てのビルに相当する約45m。400以上の大理石の彫刻を巡らし、屋根には戦車に乗るマウソロスとアルテミシアの彫像が置かれたといいます。見た目にも豪華な霊廟はハリカルナッソスの街の中心に建てられ、実に1,700年もの間、街のランドマークのごとく存在していました。
しかし、15~16世紀ごろ、この地を支配したホスピタル騎士団(聖ヨハネ騎士団であり、元十字軍)によって、霊廟は無残にも破壊されてしまいます。そしてその存在は、時の流れとともに忘れ去られていきました。
本格的な発掘調査により研究が進んだのは19~20世紀と、ごく最近のこと。しかし礎石や彫刻の断片が次々に発見されたことで、いかに霊廟が美しく、壮麗なものであったのかを窺い知ることができます。
バビロンの空中庭園
バビロンの空中庭園は、これまで取り上げた「七不思議」の中でも最も謎めいた存在といわれています。その理由は、これまでの「七不思議」はどのような形であれ、実在していたと確定できるものであるのに対し、バビロンの空中庭園については公的な記録も跡地も残っておらず、存在していたかどうかも疑わしいからです。
しかし、フィロンをはじめ、数名の著述家がこの空中庭園について触れており、その美しさ、構造の巧みさを伝えています。
彼らの話を総合すると、庭園は階段状のレンガやセメントの層からなり、そこにありとあらゆる樹木と草花が植えられていました。水はユーフラテス川から機械によって大量にくみ上げられ、まるでスクリューのような仕掛けで庭園の土を満たしていたといいます。
高度な灌漑システムと、それにより育てられた多種多様な花が、足元から頭上までそこかしこに咲き乱れる庭園――古代のフラワーパークともいうべき観光スポットだったのでしょう。
そうしたこれまでの伝承から、庭園は新バビロニア帝国の王ネブカドネザル2世が妻のため、古代都市バビロンの中に造らせたものとされてきました。
しかし昨今、「アッシリアの王センナケリブが首都ニネヴェに造った庭園」の存在が指摘され、それがバビロンのものと混同されて伝えられたのではという新説が提唱されました。ニネヴェに残された碑文や発掘調査から、センナケリブの時代に優れた灌漑技術があり、庭園も造られていた可能性が高いことが分かったからです。
残念ながらニネヴェの庭園もまだ位置までは特定できていない状況ですが、バビロンにせよニネヴェにせよ、“空中庭園”は確かに存在したのでしょう。今後の調査の進展に期待したいですね。
時代によって選定し直された「世界の七不思議」
「世界の七不思議」となる建造物は、時代とともに見直されてきました。中世では具体的な選定者、選定方法は分かっていないものの、以下の建造物が選ばれたとされます。
<中世版「世界の七不思議」(選定年不明)>
・ローマのコロッセオ(イタリア)
・アレクサンドリアのカタコンベ(エジプト)
・万里の長城(中国)
・ストーンヘンジ(イギリス)
・ピサの斜塔(イタリア)
・南京の大報恩寺瑠璃塔(中国)
・聖ソフィア大聖堂(トルコ)
そして現代では、スイスの「新・世界七不思議財団」が新たな世界七不思議の選定をすべく、世界中から投票を募り、その投票結果をもとに「新・世界の七不思議」を発表。以下の建造物が選ばれました。
<現代版「世界の七不思議」(2007年選定)>
・万里の長城(中国)
・タージ・マハル(インド)
・ローマのコロッセオ(イタリア)
・隊商都市ペトラ(ヨルダン)
・コルコバードのキリスト像(ブラジル)
・マチュ・ピチュ(ペルー)
・チチェン・イッツァ(メキシコ)
いずれも世界遺産としてよく知られる名所ですが、現代でも解明されていない謎も多く、まさに「新・世界の七不思議」にふさわしいといえるでしょう。
ロマンとミステリーにあふれた古代の巨大建造物は、私たちの想像を掻き立ててやまないものばかり。今後も末永く、大切に伝えていきたいですね。
<参考サイト>
・ナショナルジオグラフィック
アレクサンドリアの大灯台
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/010600008/
マウソロス霊廟
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/121300576/?P=1
バビロンの空中庭園
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/072000432/
・あなたはすべて知っている?世界の七不思議を紹介!(「For your LIFE」フマキラー)
https://fumakilla.jp/foryourlife/332/
・世界の七不思議まとめ!実在した巨大建造物のミステリーと新・世界七不思議を紹介(ターキッシュエア&トラベル)
https://turkish.jp/blog/世界の七不思議/
・ナショナルジオグラフィック
アレクサンドリアの大灯台
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/010600008/
マウソロス霊廟
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/121300576/?P=1
バビロンの空中庭園
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/072000432/
・あなたはすべて知っている?世界の七不思議を紹介!(「For your LIFE」フマキラー)
https://fumakilla.jp/foryourlife/332/
・世界の七不思議まとめ!実在した巨大建造物のミステリーと新・世界七不思議を紹介(ターキッシュエア&トラベル)
https://turkish.jp/blog/世界の七不思議/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
東京大学が掲げる「自律的な大学運営」に重要な3つの視点
大学教育の未来~対話・デザイン・多様性(1)対話と自律の大学運営
東京大学が掲げる「多様性の海へ:対話が創造する未来」というスローガンは、日本の大学の新しい運営のあり方を見据えた指針である。多様な知を社会で共有するための対話の重要性や、大学の自律的な経営を可能にする新たな経営...
収録日:2024/06/26
追加日:2024/12/02
ドメイン投票をはじめ若者の政治参加を促進する3つの方策
「議会と民主主義」課題と処方箋(7)政治環境を整備し若い政治家を育てる
若者は政治に関心がないといわれる中で、一部の政治系サークルでは若い男女の参加者が増加しているという。また、若者の政治参加を促進するための方策として、ドメイン投票、世代別選挙区制、余命投票制などが提案されており、...
収録日:2024/06/07
追加日:2024/12/01
グローバル・ヒストリーの中で日本の歴史を俯瞰する意味
ソフトな歴史学のすすめ(1)グローバル・ヒストリーと民俗学
近年『サピエンス全史』が世界で大ヒットしたように、広く大きな視点で人類史を俯瞰するグローバル・ヒストリー関連の書籍が注目を集めている。その理由として、「人間はどのようにネットワークを形成していったのか」というこ...
収録日:2021/06/04
追加日:2021/10/11
お遍路さんの御詠歌、原点は空海…歌がないと成り立たない
空海と詩(5)偈と頌とお遍路の御詠歌
『秘蔵宝鑰』の詩文は、インド映画で皆が踊るパッションと共通すると鎌田氏はいう。説明は端的に短く、最後に詩文を置くことで、歌い踊る場面を設定する。そうした詩による説明は手に取るように分かりやすく、クライマックスは...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/30
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
組織のリーダーにとって、メンバーのメンタルヘルスは今や最重要課題になっている。組織として目標達成が大事であることは間違いないが、同時に一人ひとりの個性を見極め、適材適所で割り振っていく「合理的配慮」も求められて...
収録日:2024/04/17
追加日:2024/06/15