テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2023.07.20

スマホとタブレットの違いはなに?使い分け方は?

 スマホとタブレットは何が違うのでしょうか。スマホとタブレットを持っているけれど使い分けがわからないという人、いるのではないでしょうか。また、なんとなくやりにくさはあるけれど、とりあえずスマホでなんでも済ませているという人もいるかもしれません。では、スマホとタブレットは何が違っていて、タブレットはどういうときに使うと便利なのでしょうか。整理してみましょう。

最大の違いは画面サイズ

 一般的にスマホのサイズは5インチ程度から7インチに満たない程度といったところのようです。これに対してタブレットのサイズは7インチ以上という点で分かれているようです。重さとしても画面が大きいタブレットはスマホに比べれば重いです。機能としての違いでは、スマホはもちろん電話機能がありますが、タブレットでは電話機能には対応していないものが多い、という点が挙げられます。ただし、この点以外ではあまり大きな違いはないかもしれません。

 ここでの電話機能とはアプリを通した通話ではなく、電話番号で通話するものです。最近ではアプリで通話することも多いかと思いますが、やはり電話番号が必要な場面はまだまだあります。この点ではスマホとの使い分けが必要なので、「大は小を兼ねる」とはいかないところでもあります。またスマホとタブレットでアプリがそれぞれ別に準備されているものもあります。特にタブレット用のアプリでは画面の大きさを生かした操作が行えるものが多い点が特徴と言えます。

クリエイティブな作業や文章入力はタブレットが有利

 例えばイラスト描画や写真加工といったクリエイティブなアプリは、キャンバスに対して筆を選んだり、効果を選んだりするパネルが必要です。スマホだと画面が小さいことから、キャンバスとこれらのパネルを同時に表示させることは難しいです。つまり、何か操作をするたびに画面を切り替える必要が生まれますが、タブレットであれば、同時に表示させて操作することができます。また動画を見る際にもスマホの画面よりもタブレットで見る方が、迫力や没入感があるでしょう。

 また出先で資料を確認したり、クライアントや仲間と同じ画面をみながら話したりする場面があったとすれば、タブレットでないと厳しいかもしれません。さらにスマホは、長い文章の入力はしにくいです。一方タブレットであれば、画面が大きいので文章全体を確認しやすいです。さらにカバーと一体化した軽いキーボードもたくさんあるので、キーボードも持ち歩くことに抵抗も少ないでしょう。もちろんキーボードはスマホでも利用できますが、キーボードだけわざわざ持ち歩くとなるとやや面倒です。また画面も小さいので、立てて使う場合はのぞき込むような姿勢になって疲れます。ほかにもスマホよりタブレットが活躍すると思われる場面については、以下のような点が考えられます。

1.電子書籍や電子新聞を快適に読む
2.外で資料を見たり編集したりする
3.プレゼン資料などを人に見せる
4.動画を閲覧する
5.ウェブ会議・ビデオ通話をする
6.ノートがわりに記録を取る
7.写真やイラスト、デザインなどを外で編集する
8.カーナビの代用をする
9. マニュアルを見ながら作業をする

PCの方がいい場合もある

 ただし、ある程度の負荷がかかる作業はPCの方が素早く効率的にこなせます。たとえば、資料の編集や写真やイラスト、デザインの編集といったことについては、ある程度集中して長時間取り組む場合は多いでしょう。こういった作業では簡易的なキーボードよりしっかりしたキーボードで、タブレットよりも大きい画面で、さらにメモリやCPUといった基本性能が高いPCで作業したほうが安定的にストレスなく作業できます。

 こういった意味で、タブレットはスマホとPCのちょうど中間地点にある存在と言えそうです。スマホ、タブレット、PCの使い分けがうまくできれば、より快適なデジタルライフが送れるかもしれません。ということでタブレットが活躍する場面をまとめると、「スマホではやりにくいけれどノートPCを使うほどでもない場面」また「荷物を軽くしたいけれど、ある程度しっかり作業したいといった時」といったことが言えるのではないでしょうか。

<参考サイト>
スマホとタブレットの違いとは?タブレットならではの魅力と使い分ける方法を解説|android
https://www.android.com/intl/ja_jp/articles/119/#sub-section-1-1
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

百年後の日本人のために、共に玉砕する仲間たちのために

百年後の日本人のために、共に玉砕する仲間たちのために

大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(4)百年後の日本人のために

硫黄島の戦いでの奇跡的な物語を深く探究したノンフィクション『大統領に告ぐ』。著者の門田隆将氏は、「読者の皆さんには、その場に身を置いて読んでほしい」と語る。硫黄島の洞窟の中で、自分が死ぬ意味を考えていた日本人将...
収録日:2025-07-09
追加日:2025/08/15
門田隆将
作家 ジャーナリスト
2

日本は集権的か分権的か?明治以来の国家の仕組みに迫る

日本は集権的か分権的か?明治以来の国家の仕組みに迫る

「集権と分権」から考える日本の核心(1)日本の国家モデルと公の概念

今も明治政府による国家モデルが生きている現代社会では、日本は中央集権の国と捉えられがちだが、歴史を振り返ればどうだったのかを「集権と分権」という切り口から考えてみるのが本講義の趣旨である。7世紀に起こった「大化の...
収録日:2025-06-14
追加日:2025/08/18
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授 音楽評論家
3

原発建設には10年以上も…小型モジュール炉の可能性と課題

原発建設には10年以上も…小型モジュール炉の可能性と課題

日本のエネルギー政策大転換は可能か?(2)世界のエネルギーと日本の原発事情

再生可能エネルギーのシェアが世界的に圧倒的な伸びを見せる中、第7次エネルギー基本計画において原子力発電を最大限活用する方針を示した日本政府だが、それはどこまで現実的なのか。国際エネルギー機関が発表した今後のエネル...
収録日:2025-04-04
追加日:2025/08/17
鈴木達治郎
長崎大学客員教授 NPO法人「ピースデポ」代表
4

全ては経済?…米中対立の現状とリスクが高まる台湾危機

全ては経済?…米中対立の現状とリスクが高まる台湾危機

トランプ政権と「一寸先は闇」の国際秩序(2)米中対立の現在地

世界第一、第二の経済力を誇る米中の対立は由々しい問題である。第1次トランプ政権下で始まった対立はバイデン政権に継承されてきたが、トランプ第2次政権では主題はもっぱら経済に集中している。われわれも米中協議の行方を注...
収録日:2025-06-23
追加日:2025/08/14
佐橋亮
東京大学東洋文化研究所教授
5

なぜウェルビーイングが大事?DEIとの関係と価値の多様化

なぜウェルビーイングが大事?DEIとの関係と価値の多様化

DEIの重要性と企業経営(2)人的資本経営とウェルビーイング経営

今、企業の中に「人的資本経営」が急速に浸透している。経産省の定義によると、人的資本経営とは、人材を資本と捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方のこと。類似する概念と...
収録日:2025-05-22
追加日:2025/08/15
山本勲
慶應義塾大学商学部教授