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五郎丸をそだてた清宮の人材活用術に学ぶ
4年前まで2部チームとの入替戦を行っていたヤマハ発動機ジュビロを今年日本選手権の優勝に導いた清宮克幸氏。
幸運だったのは、就任時に五郎丸歩選手をはじめ何人かのプロ選手がチームに残ったことだった。五郎丸歩選手、大田尾竜彦選手、曽我部佳憲選手などは、早稲田大学監督時代の教え子で、清宮イズムが浸透しやすかったのだ。
清宮氏は「言わないと行動に責任が生じない」という有言実行型で、常に「日本一になる」とチームを鼓舞し続けた。
日本選手権を優勝できた大きな要因として、清宮氏は4週間ほど前にパナソニック(パナソニックワイルドナイツ)を相手に自分たちが力を発揮できずに負けてしまったことが貴重な経験になった、という。
「負けて覚えたのです。いつも以上の力を出す必要はないのです。いかにいつも通りの力を出すかが大事なのです。1回失敗していますから、皆もういろんな状況がよく見えていて、リラックスしているのです。」
世界ランキング3位だった南アフリカを破る歴史的勝利でスタートしたラグビーワールドカップ。2戦目はスコットランドに敗れたが、この苦い経験こそが10/3(土)のサモア戦、10/12(月)のアメリカ戦に生きてくることを願いたい。
※清宮克幸「監督術」全8話の動画は以下リンクよりご覧いただけます。
幸運だったのは、就任時に五郎丸歩選手をはじめ何人かのプロ選手がチームに残ったことだった。五郎丸歩選手、大田尾竜彦選手、曽我部佳憲選手などは、早稲田大学監督時代の教え子で、清宮イズムが浸透しやすかったのだ。
清宮氏は「言わないと行動に責任が生じない」という有言実行型で、常に「日本一になる」とチームを鼓舞し続けた。
日本選手権を優勝できた大きな要因として、清宮氏は4週間ほど前にパナソニック(パナソニックワイルドナイツ)を相手に自分たちが力を発揮できずに負けてしまったことが貴重な経験になった、という。
「負けて覚えたのです。いつも以上の力を出す必要はないのです。いかにいつも通りの力を出すかが大事なのです。1回失敗していますから、皆もういろんな状況がよく見えていて、リラックスしているのです。」
世界ランキング3位だった南アフリカを破る歴史的勝利でスタートしたラグビーワールドカップ。2戦目はスコットランドに敗れたが、この苦い経験こそが10/3(土)のサモア戦、10/12(月)のアメリカ戦に生きてくることを願いたい。
※清宮克幸「監督術」全8話の動画は以下リンクよりご覧いただけます。
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