社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2016.04.22

テレビで話題の「早く髪を乾かす方法」を実践してみた!

 忙しい朝、髪を乾かすのも一苦労!少しでも速く乾かす方法があったらいいな‥。そんな思いをお持ちの方のために、どんな方法が効果的か、実際に試してみました。試した髪の長さがミディアムロング。シャンプー後、髪が乾くまでにどれだけ時間がかかるのかを検証します。今回計測したのは、「普通に乾かす」ことから、テレビでも話題の速乾法まで全部で5つです。なお、条件は以下の通り。

・シャンプー後、リビングで行う
・温度は一定に保つ
・簡易的に拭く時間はカウントに加えない

 さて、どんな結果が出たでしょう。

テレビで話題の速乾法もトライ

・1回目「普通に乾かす」
タオルでぽんぽんと拭いて、水が滴らないほどの状態になってからドライヤーで乾燥。これは、普段通りのやり方です。改めてやってみたところ、まず、水を多く含んでいる髪が重く束になっているので、なかなか髪のすべての面にドライヤーの熱風が行きわたりません。しばらくしてから、手で髪の内側に空気を入れる感覚で梳きながら風を当てて、ようやく乾きました。結果は6分27秒。

・2回目「ひたすらタオルドライ、その後ドライヤー」
今度はタオルに水分をできるだけぎゅっと染み込ませます。30秒もあれば十分。毛先までしっかりと水分を抜き取ってからドライヤー。このひと手間でかなり違います。1分ほどたったくらいで、1回目とは明らかな違いを感じました。ドライヤー時間はなんと5分! タオルドライの30秒を足して、5分30秒。

・3回目「キッチンペーパーで吸い取ってからのドライヤー」
こちらは、速乾法としてはよく知られているキッチンペーパー法。要領としては、2回目のタオルドライをキッチンペーパーに変えるだけで、あとは同じです。結果はペーパードライの30秒を足して5分24秒で、2回目とあまり変わりませんでした。とはいえ、少しずつ時間が短縮されています。ちなみに、キッチンペーパーは使い捨てなので、髪だけを洗ったときに、タオルを使わずとも水分を拭き取れるのは良い点ではないでしょうか。ただ、ロングの方の場合、水気を十分に取るには、相当量のキッチンペーパーが必要となります。課題はコストパフォーマンスと、環境的にどうか、というところ。

・4回目「マイクロファイバーのヘアドライグローブ」
ヘアドライグローブというものがあります。マイクロファイバー地の手袋をはめて、手でぎゅっとつかみ、水気を切りながらの乾燥。乾燥用の商品ということで、大きな期待をもってトライしました。結果も5分5秒と、かなり時間短縮になっています。こちらは、安価で購入できるダイソーの商品が人気のようですが、手に入りませんでした。人気がありすぎて品薄状態だとか。見つけたら一度お試しを。

・5回目「タオルサンド法」
テレビでも紹介され話題になった、タオルサンド法。なんとタオルをかぶったまま、上からドライヤーの熱風を当てるという不思議な方法です。タオルが水分を吸い取ってくれ、さらにドライヤーがタオルを乾かし、またタオルが髪の水分を吸い……というサイクルで、速く乾くそうです。結果は、なんと4分37秒! 1回目の普通に乾かす方法とはおよそ2分も違いが出ました。

 なお、以上の結果には個人差がありますので、あくまで参考としてお考えください。

結局、どれがいいの?

 風と吸水を同時に行うダブル乾燥が強いようです。コストパフォーマンスの点、時間短縮の点で、「ヘアドライグローブ」や「タオルサンド法」がおススメと感じました。

 「ヘアドライグローブ」は、やわらかく髪を痛めないことと、ピンポイントで吸い取れることが利点ですが、ドライヤーの熱と組み合わせたとき、髪全体をカバーできる「タオルサンド法」は乾きも速いので、一番のおススメです。

 髪の長さや髪質によって結果が違うと思いますので、いろいろ試してみて、手早くしっかりヘアドライしましょう!
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?

日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?

内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か

アメリカは一体どうなってしまったのか。今後どうなるのか。重要な同盟国として緊密な関係を結んできた日本にとって、避けては通れない問題である。このシリーズ講義では、ほぼ1世紀にわたるアメリカ近現代史の中で大きな結節点...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/10
2

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方

人間がこの世界を生きていく上で、バイアスは避けられない。しかし、そこに居直って自分を過大評価してしまうと、それは傲慢になる。よって、どんな仕事においてももっとも大切なことは「謙虚さ」だと言う今井氏。ただそれは、...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/16
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
3

近代医学はもはや賞味期限…日本が担うべき新しい医療へ

近代医学はもはや賞味期限…日本が担うべき新しい医療へ

エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(3)医療の大転換と日本の可能性

ますます進む高齢化社会において医療を根本的に転換する必要があると言う長谷川氏。高齢者を支援する医療はもちろん、悪い箇所を見つけて除去・修理する近代医学から統合医療への転換が求められる中、今後世界の医学をリードす...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/19
4

AIは「暗黙知・常識に基づく高度な判断」が不得意

AIは「暗黙知・常識に基づく高度な判断」が不得意

AIとデジタル時代の経営論(6)暗黙知と判断力

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏によれば、AIが不得手なのは、暗黙知・常識に基づく高度な判断である。人間の役割はこうした暗黙知を捨てず、個々の状況での判断力を磨いていくことだ。暗黙知を支...
収録日:2017/07/24
追加日:2017/10/30
一條和生
一橋大学名誉教授
5

「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ

「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造

宇宙とは何かを考えるうえで中国の古典である『荘子』・『淮南子(えなんじ)』に由来する「宇宙」という言葉が意味から考えてみたい。続いて、地球から始まり、太陽系、天の川銀河(銀河系)、局所銀河群、超銀河団、そして大...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/13
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授