コンセントは左が長い!意外に知らない左右雑学
家電製品になくてはならないコンセント、よく見ると、左右の穴の長さが違っています。そんな対称に見えて、非対称。今回は、そんな左と右の違いにまつわるお話しを、いくつかかいつまんでみましょう。
洗濯機とか電子レンジを置く場所にあるアース付きの専用コンセントとの違いは、汎用コンセント=落雷や電線の故障などの高電圧事故に備えたもの、専用コンセント=感電を防止するためのものという役割の違いがあるそうです。
また、オーディオ機器などの電源プラグケーブルで、左右片側に白色などでマーキングされている場合があります。この場合、マーキングされたほうのケーブルは「グランド」と呼ばれ、コンセント左の大きい方に差し込むように設計されているとのこと。オーディオ機器の場合、正しく接続しないと音質が悪くなったり、ノイズが混じったりするケースがあるので注意しましょう。
授乳するとき、母親の意思に反して赤ちゃんが左右どちらかを指定してくるケースも少なからずあるようです。左右にわかれる授乳体勢の心地よさかは判別できませんが、左右を均等に授乳することができない状況から、結果的に味の違いになるようです。
右利き、左利きなど身体の使い方の違いによりますが、決定的なのは偏りの問題です。よく飲ませる側は循環がよく新鮮な母乳が作られますが、あまり飲ませない側は古い母乳が乳腺内に溜まりがちになるとのこと。授乳期にある母親の方は、自然に均等になるようなコントロールを心がけたいところです。
日本の場合、座席など左に重きを置く傾向があり、伝統礼法として、「左上右下(さじょううげ)」のしきたりを知っておくとよいでしょう。
これは、日本の神話を語る古事記において、イザナギノミコトが「左の御目を洗い給う時に成れる神の名は天照大御神。次に右の御目を洗い給う時に成れる神の名は月読命」となるのは太陽と左の関連を示します。太陽の昇る東に敬意を示すことを意味し、これは中国の思想とも共通するところです。
そして、大化の改新から大宝律令以降、太政大臣の次は左大臣、その次は右大臣として、左の上位性が明確になりました。北を上にする今日の地図では東は右、西は左であるのに対し、京都は左京が東で右京が西となっているのは、中国の「天帝は北辰に座して南面する」に従った配置です。左は日足や日垂とも表され、さらにヒ(日)ダ(出)リ(方向)とも解釈されることからもわかりやすい考え方です。
このように、西欧と中国・日本で左右上位観の違いがあるものの、国際儀礼においては、西欧優位な近現代史の流れで「右上位」が外交の舞台マナーとして定着しています。また、注意したいのは、当事者の位置と向きを基準とする見方になりますので、相対する側からみると左右の序列が逆転してみえるところでしょうか。
このほか、トランプは右回りでゲームすることが多く、麻雀、花札などは左回りのゲームであることなど、左と右に関する話題はつきませんが、今回はここまでといたします。
コンセント穴の左右
コンセントをよく観察すると、2つの穴のうち左が少し長めになっています。中国電気保安協会によると、この違いは、一般的には「右の小さい方(7㎜)の穴は電源側」で電圧がかかっており、「左の大きい方(9㎜)の穴は接地側」でアースにつながっていて、「このアースはコンセントなどに通常より高い電圧がかかるのを防ぐためのもの」とのことです。洗濯機とか電子レンジを置く場所にあるアース付きの専用コンセントとの違いは、汎用コンセント=落雷や電線の故障などの高電圧事故に備えたもの、専用コンセント=感電を防止するためのものという役割の違いがあるそうです。
また、オーディオ機器などの電源プラグケーブルで、左右片側に白色などでマーキングされている場合があります。この場合、マーキングされたほうのケーブルは「グランド」と呼ばれ、コンセント左の大きい方に差し込むように設計されているとのこと。オーディオ機器の場合、正しく接続しないと音質が悪くなったり、ノイズが混じったりするケースがあるので注意しましょう。
左右で味が違う母乳
赤ちゃんに飲ませる母乳は左右どちらも同じと思いきや、味に違いがあることをご存じでしょうか。授乳するとき、母親の意思に反して赤ちゃんが左右どちらかを指定してくるケースも少なからずあるようです。左右にわかれる授乳体勢の心地よさかは判別できませんが、左右を均等に授乳することができない状況から、結果的に味の違いになるようです。
右利き、左利きなど身体の使い方の違いによりますが、決定的なのは偏りの問題です。よく飲ませる側は循環がよく新鮮な母乳が作られますが、あまり飲ませない側は古い母乳が乳腺内に溜まりがちになるとのこと。授乳期にある母親の方は、自然に均等になるようなコントロールを心がけたいところです。
左右の礼法(1)日本では左に重きを置く傾向がある
マナーをとわれるビジネスシーンで、どちらの席に座ればよいかというケースがあります。日本の場合、座席など左に重きを置く傾向があり、伝統礼法として、「左上右下(さじょううげ)」のしきたりを知っておくとよいでしょう。
これは、日本の神話を語る古事記において、イザナギノミコトが「左の御目を洗い給う時に成れる神の名は天照大御神。次に右の御目を洗い給う時に成れる神の名は月読命」となるのは太陽と左の関連を示します。太陽の昇る東に敬意を示すことを意味し、これは中国の思想とも共通するところです。
そして、大化の改新から大宝律令以降、太政大臣の次は左大臣、その次は右大臣として、左の上位性が明確になりました。北を上にする今日の地図では東は右、西は左であるのに対し、京都は左京が東で右京が西となっているのは、中国の「天帝は北辰に座して南面する」に従った配置です。左は日足や日垂とも表され、さらにヒ(日)ダ(出)リ(方向)とも解釈されることからもわかりやすい考え方です。
左右の礼法(2)西欧では「右上位」
西欧の礼法は、日本と真逆で「右上位」の礼法が基本となります。英語の「正しい」が右を意味する「right」であり、キリスト教において「神の御手」は常に右であること、そして、オリンピックの表彰台が、中央の金メダルからみて、右側が銀メダル、左側が銅メダルとなっていることからも、そのことが理解できるでしょう。このように、西欧と中国・日本で左右上位観の違いがあるものの、国際儀礼においては、西欧優位な近現代史の流れで「右上位」が外交の舞台マナーとして定着しています。また、注意したいのは、当事者の位置と向きを基準とする見方になりますので、相対する側からみると左右の序列が逆転してみえるところでしょうか。
このほか、トランプは右回りでゲームすることが多く、麻雀、花札などは左回りのゲームであることなど、左と右に関する話題はつきませんが、今回はここまでといたします。
<参考サイト>
一般社団法人中国電気保安協会:電気保安情報
http://www.ces.or.jp/hoan/nazenani/01/index.html
一般社団法人中国電気保安協会:電気保安情報
http://www.ces.or.jp/hoan/nazenani/01/index.html