日本のイノベーションのために
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
日本のイノベーションは地方にチャンスがある
日本のイノベーションのために(2)チャンスは地方にある
イノベーションに成功しているところはどこか。GAFAに代表されるようにそのほとんどがアメリカで、日本はかなり遅れを取っている。しかし、そうしたイノベーションは格差の問題を置き去りにしている。日本のチャンスは地方にある。地方にイノベーションの活路を見いだし、この問題を打開していくべきである。(全5話中第2話)
※インタビュアー:神藏孝之(10MTVオピニオン論説主幹)
時間:10分35秒
収録日:2019年7月19日
追加日:2019年9月19日
≪全文≫

●日本はイノベーションで徹底的に遅れてしまっている


小宮山 イノベーションというのは、3つの段階がある。テクノロジーイノベーションという技術イノベーションの話と、それからそれをビジネス化するという話と、社会を変革するという話と、この3つの段階があるんだけど、それじゃイノベーションに成功しているところというのは、どこか。最初の段階はアメリカでしか出てきていない。ビジネス化の段階もほとんどアメリカですよ。GAFAのもとになったようなものです。

 日本はここで遅れている。つまり、スタートとして出てきたのはアメリカなんですよ。それもほとんど西海岸。あそこに特異な人たちがたくさん集まっている。頭はいいんですけど、何でもやってしまうというデタラメなことが好きな人が集まっているんですよ。それで新しいことを始める。これが、ほとんどつぶれるんだけど、時々当たって、そうしてGAFAになってきているわけです。ざっといえば、これを入れているのが各国のイノベーションで、日本はここで徹底的に遅れてしまっているわけです。


●日本のチャンスは地方にある


小宮山 でもあれで幸せになるかどうかは分からない。これはあまりにも格差の問題を置き去りにしている。やはり、格差というのが、日本もだいぶ大きくなってきているけど、日本のチャンスは地方なんですよ。

 日本の最大の課題は、「東京一極集中」です。今は、「国土の均衡ある発展」が本当に必要だと思っている。このままでは地方がなくなってしまいます。

―― そういう意味では、田中角栄の列島改造論とか、大平正芳の田園都市国家構想とか、先見性があったわけですよね。

小宮山 ある種、そうだったかもしれない。そうしたことがまさに今、必要だと僕は思います。地方に本当にチャンスがあるんですよ。それは大きな時代の流れです。そして、エネルギーは再生可能エネルギーに代わる。金属資源は都市鉱山に代わる。それから、人々はお金ができて暇ができれば、旅をする。だから観光産業というのがはやる。

 だから、地下資源のいらないものが産業になってきて、観光という新しいビジネスが大きく動き出す。ここを日本の地方創生とつなげるというのが、日本のモデルだと思う。それは、今だいたい、エネルギーが一番大きくて20、30兆円輸入していますよ。あとはいろいろ木材や鉄鉱石などいろんなものを輸入しているわ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
社会はAIでいかに読み解けるのか(1)経済学理論の役割
AIやディープラーニングによって社会分析の方法が変わる
柳川範之
心と感情の進化(1)そもそも「心と感情」とは何なのか
「心と感情」とは何か、行動生態学から考える大事な問題
長谷川眞理子
ブラックホールとは何か(1)私たちが住む銀河系
太陽系は銀河系の中で塵のように小さな存在でしかない
岡朋治
発酵はマジックだ!
色を消し、脂を溶かし、水を分解―スゴすぎる発酵の力!
小泉武夫
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(1)生成AIとは何か
10年で劇的な進歩を遂げた生成AIと日本の開発事情
岡野原大輔
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子

人気の講義ランキングTOP10
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(3)水戸藩の問題と安政の大獄
安政の大獄は失政!?…井伊直弼は何を見誤ったのか
山内昌之
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(2)教義の宗教と覚りの宗教
キリスト教は教義の宗教、仏教は覚りの宗教…仏教はなぜ普遍宗教か
橋爪大三郎
もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理
本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎
板東洋介
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
『江戸名所図会』で歩く東京~日本橋 (1)日本橋に見る徳川家康の手腕
徳川家康と江戸の町づくりー江戸時代の「日本橋」の姿とは
堀口茉純
原因と結果の迷宮~因果関係と哲学(6)不在因果の問題
不作為(◯◯しなかったこと)の原因は無限に拡散する
一ノ瀬正樹
ギリシア悲劇への誘い(7)ギリシア悲劇を論じた歴史
アリストテレス、ニーチェ…哲学者によるギリシア悲劇批評
納富信留
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典