独裁の世界史~番外編:世界史を一気通貫で見渡せる本
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』で一生モノの教養を学ぶ
独裁の世界史~番外編:世界史を一気通貫で見渡せる本
本村凌二(東京大学名誉教授/文学博士)
「独裁」をキーワードとして動画で世界史を一気通貫するのが本シリーズ講義だが、図版や地図を中心としたビジュアルと分かりやすい解説で人類史ともいえる世界の歴史を一気通貫できるのが、『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』である。日本版を監修した本村凌二氏が「担当できて幸運だった」と喜ぶのは、どういう理由があったからだろうか。
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:7分35秒
収録日:2020年8月7日
追加日:2020年10月23日
カテゴリー:
≪全文≫

●2ページ見開きごとに人類史を学べる『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』


―― 本村先生にはこの間、「独裁の世界史」というタイトルのもと、古代ギリシアから現代まで(配信は後日)を一気通貫する形でお話しいただいてまいりました。最近、それをまさにビジュアルで一気通貫して見るようなご本が出たということをお聞きしましたが、これがその本でございますか。

本村 ええ。これは『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』という本で、私が日本語版の監修を務めました。スミソニアン協会という権威ある、知的な仕事をしている機関が原著を監修しています。

 全体に非常に充実した記述で、例えばここからが先史時代の章ですが、アルタミラの壁画のような図版をまじえて「人類の誕生」を探っていきます。それから、ペルシア帝国についての記述があったり、漢帝国やローマの樹立、「ローマ帝国の絶頂期」という項目があったりします。印刷術が発明された時代についても、このように図版と地図で経緯が確かめられます。

 ここは、オスマン帝国の統治についてです。先ほどローマ帝国の記述もお見せしましたが、両国の絶頂期を比べて見られるようになっています。ローマ帝国とオスマン帝国を比べてみると、地中海を挟みながら、西ヨーロッパの部分だけがオスマン帝国にはないことが明らかです。このように、興味に沿って2箇所を開けば、どこでどのように人類の営みが行われたかがすぐに比較できます。2ページ見開きによって、全ての人類史や世界史の項目を見ることができるからです。

 近代に入ってくると、工業化の問題が起こったり、第一次世界大戦に至る中でいろいろなところに戦争が起こってきたりします。それから、経済的な破綻として恐慌もあります。

 こちらは太平洋戦争における日本の状況で、真珠湾攻撃からミッドウェーの海戦にかけて、日本がどのようにしてだんだんと劣勢になっていくか、一つの地図で鮮明に分かったりします。


●「日本語版の監修を担当できたのは幸運だった」


本村 そのようにして、現代に至るまでの物語が約350ページにわたり、2ページずつで解説されています。大変ぜいたくでカラフル、しかも図案がたくさん入っている本です。

 定価は6,500円(+消費税)で高いようですが、一度飲みに行くとそのぐらいは消えることを思うと、決して高くはありません。こちらは本当に一生もので...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「歴史と社会」でまず見るべき講義シリーズ
新撰組と幕末日本の「真実」(序)『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の魅力と史実の絶妙さ
新撰組と『ちるらん 新撰組鎮魂歌』…群像劇としての魅力の源泉に迫る!
堀口茉純
昭和の名将・樋口季一郎…ユダヤ人救出編(1)決断と信念のユダヤ人救出
毅然として人道を貫き、命を救う…樋口季一郎のユダヤ人救出
門田隆将
第二次世界大戦とソ連の真実(1)レーニンの思想的特徴
レーニン演説…革命のため帝国主義の3つの対立を利用せよ
福井義高
戦史に見る意思決定プロセス~日本海軍の決断(1)日本海海戦・東郷平八郎
なぜ東郷平八郎はバルチック艦隊を対馬で迎え撃ったのか?
山下万喜
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
概説・縄文時代~その最新常識(1)縄文時代のイメージと新たな発見
高校日本史で学んだ縄文時代のイメージが最新の研究で変化
山田康弘

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(21)中西輝政先生:アメリカの本質
【10min解説】独立250年、アメリカの理念と本質とは?
テンミニッツ・アカデミー編集部
老子の神髄(4)生成化育と突破力
生成化育――「自ずと然り」のメッセージと「突破する力」の歓喜
田口佳史
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
アメリカの理念と本質とは?…まず「三つの建国」から原点に迫る
中西輝政
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(1)なぜ「中国史はつまらない」のか?
驚きの中国史~「中国史はつまらない」という通説の裏の波乱の真実
宮脇淳子
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(2)厳格な一神教と選民思想
一神教とは、選民思想の真相とは…ユダヤ教の「最終目的」を考える
鶴見太郎
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(1)精神分析の概念とその起源
なぜ心の病にかかるのか?ラカンの精神分析とその起源
斎藤環
「集権と分権」から考える日本の核心(4)荘園発生から武家の時代、王政復古へ
武士が推進した“私”の増殖…中央集権はいかに崩れたか
片山杜秀