第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
PCR検査拡充で「コロナ対策」も「経済」も両方回せる
第2次緊急事態宣言・コロナ対策再検証(4)全体の最適化
「コロナ対策が大切なのか、経済が大切なのか」という議論がある。もしコロナ対策で、移動制限や外出自粛を強化すれば、経済への大きな打撃となる。しかし、コロナ対策より経済を重視して、旅行や消費などの拡大策を採れば、コロナ感染が一気に拡大してしまうかもしれない。だが、この問題設定自体が誤りであって、本当は「どちらも大事」であるはずだ。経済は、単なる金儲けでなく、「生きていくこと」に直結しているからである。では、コロナ対策と経済の「両方」を進めていくためにどうすればいいのか。大切なのは、「法律にコロナを合わせるのではなく、コロナに最適化した体制をつくる」ことではないか。(全4話中第4話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:7分57秒
収録日:2021年1月8日
追加日:2021年1月16日
≪全文≫

●レストランに行くときに毎回PCR検査を


曽根 それ(必要に応じてPCRをどんどんやること)をいうと、「日本国民全員にPCRをやるのか」という議論になって、「そんなことは無理だ」という話になります。そうではなくて、「接触」あるいは「移動」をするときなどにはPCRを使えばいいのです。「一律、接触禁止」「一律、移動禁止」ではなくていい。「移動したい」というのはリスクを取ることです。「リスクは、自分でPCRでクリアして、移動しましょう」。「レストランに行くときにはPCRをやって、クリアして行きましょう」。

小宮山 そうです。

曽根 それならば、(PCRを受けるのが)全員でなくていいのです。リスクに関係する人がPCRをやればいい。それがもっと自由にできるようになれば、一律閉鎖、一律禁止でなくて済むと思うのです。

小宮山 そこが非常に大きなポイントです。いまは「経済か、コロナか」という議論でやっているわけですが、両方大事なのです。2020年10月には、日本国内でコロナでなくなった方は191人でした。一方、昨年の同じ月と比べて増えた自殺の数が614人です。ずっと自殺者は減ってきていて、増えるはずがないのです。増えた600人はコロナに決まっているのです。

 コロナで亡くなった方の3倍以上の数が、自殺しているわけです。これはおそらく、経済に関係していると思います。あるいは、ずっと家にいろということに関係している。

(経済も、コロナも)どちらも重要なのです。経済というのは、「金儲け」という話だけではなく、「生きていく」という意味でも重要です。

 たとえば会合などでも、いま曽根先生がおっしゃったように、PCRをやればいいのです。いま数時間で結果が出ますから、「それでOKだった人は会食をしていい」というようにする。

 経済もやりつつ、コロナも抑えることは、いまの技術を総動員なんていわなくても、PCR関連などでいくつか使えばできるはずです。ワクチンはもうできるわけですから、これはもうやるだけの話です。必要な技術は、ほとんどPCRだけでしょうか。あとは酸素濃度を測れる機械など細かいことがありますが。


●使われていない医療資源の活性化のためにどんどん手を打て


小宮山 それから、さらにいうと、(医療現場の)人が足りないというような議論も出てくるわけです。しかし、いま、お医者さんや...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子
断熱から考える一年中快適で健康な住環境(1)日本の住宅の実態と問題点
なぜ日本は夏暑く、冬寒いのか…断熱から考える住宅の問題
前真之
培養肉研究の現在地と未来図(1)フェイクミート市場とリアルミート研究
食肉3.0時代に突入、「培養肉」研究の今に迫る
竹内昌治
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
本当によくわかる「量子コンピュータ入門」(1)量子コンピュータとは何か
「量子コンピュータ」はどういうもので、何に使えるのか
武田俊太郎
新しい循環文明への道(1)採掘文明から循環文明へ
2026年頭所感~循環文明の「三つの柱」…いよいよ実現へ
小宮山宏

人気の講義ランキングTOP10
聖徳太子「十七条憲法」を読む(1)十七条憲法を学ぶ現代的意義
聖徳太子の「和」は議論の重視…中華帝国への独立の気概
賴住光子
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
これから必要な人材と人材教育とは?(2)AI時代に必要とされる能力
AI時代に必要なのは「問いを立てる能力」…いかに育成するか
柳川範之
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(3)「現場の熱」こそ多角化の要点
新規事業を成功させるリーダーとは…上意下達はなぜダメか
水野道訓
こどもと学ぶ戦争と平和(1)私たちに必要な想像力と戦争体験
なぜ戦争が起こるのだろう…大切なのは想像力と生の声
小原雅博
編集部ラジオ2026(2)「時代の大転換期の選挙」特集を解説!
「大転換期の選挙」の前に見ておきたい名講義を一挙紹介
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI時代と人間の再定義(6)道徳の起源から考えるAIと感情の問題
道徳の起源は理性か感情か?…AI時代に必要な思考の身体性
中島隆博
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
これからの社会・経済の構造変化(1)民主主義と意思決定スピード
フラット化…日本のヒエラルキーや無謬性の原則は遅すぎる
柳川範之
医療から考える国家安全保障上の脅威(5)日本の医療の問題点と提言
なぜ日本の医療はテロに対応できないのか?三つの理由
山口芳裕