新しいアンチエイジングへの挑戦
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日本人に必要な栄養素は?幹細胞治療をどう考える?
新しいアンチエイジングへの挑戦(6)ビタミンとお米とアンチエイジング
堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科 特任教授)
アンチエイジングに有効なビタミンは何かという質問に続いて、世界的にお米が注目を集める理由などを解説する。第5話に引き続き、質疑応答編の後編をお届けする今回。アンチエイジングのさまざまな方法を紹介してきた本シリーズだが、なによりのアンチエイジングは、楽しいことをやることだと伝えて講義を締めくくる。(全6話中第6話)
時間:12分01秒
収録日:2024年6月26日
追加日:2024年11月14日
≪全文≫

●日本人に欠けている栄養素は亜鉛とビタミンD


【質問】
 よくビタミンの摂取を勧められますが、これはやはり身体に良いということで間違いないのでしょうか。

堀江 これはいいです。特にビタミンは、野菜や果物のビタミンが非常に今少なくなっています。例えばビタミンCですと、キャベツとかはもともと多いのですけれど、1950年と比べると今は4割ぐらいしか入っていないのです。ですので、よっぽど化学肥料を使わないとか、非常に丁寧に作ったような野菜以外に関しては、食事を楽しむ、食物繊維を摂るという意味ではいいのですけれど、それだけ摂ってもビタミンは摂れないということです。

 ただ、日本人に今欠けている栄養素が亜鉛とビタミンDです。亜鉛というのは貝を食べると補充されるのですが、おそらく8割は亜鉛不足なのです。特にコンビニの食事に入っている添加物です。これは亜鉛を外に出してしまうような効果もあって、日本人は今、非常に亜鉛が少ないのです。それからもう1つ、亜鉛というのは人間の遺伝子を動かす最も必要な元素で、人間の体にとっては亜鉛がいちばん大事な金属元素です。

 ですので、貝を食べるということがいちばんです。昔はアサリ、シジミ、ハマグリと毎日のように食べていました。日本人は、貝塚ではないですけれど、貝で健康を達成してきたということで、ぜひクリニック等で亜鉛を1回測ってみていただけるといいと思います。

 もう1つのビタミンDですが、(例えば)シャケを毎日1切れ食べれば十分です。1匹でなく、1切れです。あとはほとんど、上半身裸でずっと仕事をしていればビタミンDは(生成されて)くるのですけれど、ほとんどの方はそこまで日に当たることがないですので、ビタミンDはサプリメントを摂っていただいていいと思います。アメリカでいちばん売れているサプリはビタミンDです。日本はどういうわけかビタミンBとC(アリナミンとビタミンC)だけ売れているということなのですが、ビタミンDはアンチエイジングビタミンとして非常に重要です。


●幹細胞治療についてどう考えればいいのか


【質問】
 私も幹細胞治療はよいかなと思っていたのですが、堀江先生から「日本だけのものは疑ったほうがいい」というお話がありました。幹細胞については、どう考えればいいのでしょうか。

堀江 どんなものも、よくいえば発展途上ということがあります。例えば、...

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