エンタテインメントビジネスと人的資本経営
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
変人募集中…0から1を生める人、発掘する人、育てる人
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(4)エンタメで一番重要なのは「人」
水野道訓(元ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役CEO)
エンタメビジネスにおいて一番大切なのは「人」である。さらに、「0から1を生める」クリエイターが必須であることはいうまでもないが、そのような人材だけではエンタテインメントビジネスは成立しない。時として異能で多様なクリエイターを発掘する人も、支援する人も、育てる人も、拡販で広げる人も必要だ。まさに「プロデューサー(マネジメント)」側の人材も必須であるゆえんである。日本人は同調圧力が強いといわれるが、問題は教育の方法ではないか。重要なのは、貧困による教育格差をなくすこと。どこに素晴らしい才能を秘めた人材がいるか分からない。(全6話中第4話)
時間:11分14秒
収録日:2025年5月8日
追加日:2025年10月28日
≪全文≫

●「0から1を生む作業」、そのための人材発掘・教育が非常に重要


 エンタテインメントは創って送り出す人と、それを受け取る人。人と人とのつながりという話をしました。

 ここでエンタテインメントビジネスで一番大切なのは人であるというところで、人材のお話に入っていきたいと思います。

 まずエンタテインメントビジネスにおいて、すごく重要なのは「人」です。それは創る人であり、創る人を支える、あるいは創るのを補助する人。プロデューサーと書いていますけれど、マネジメントでもあると思います。それから、さらにこれを拡大していく、拡販していく人。こういう人たちの人材発掘・育成、あるいは企業の風土の作り方、あり方に少し触れていきたいと思います。


 何の産業でもそうですが、まず無から有を創る、0から1、これが実は大変です。これはクリエイターの人だと思います。

 その1から、さらにそれをヒットと呼ばれるような、あるいはビジネス規模という部分まで拡大する、さらに拡大して大ヒットさせていくのがエンタテインメントのあり方です。これは技術開発型の会社も同じです。いろいろな部分で会社のビジネスは基本、こういう形になっています。

 この「0から1を生む作業」は非常に大変な作業で、それができる人材が外部にいて、それを目利きする人が見つけてくるケースもあります。つまりクリエイター、それを発掘する目利き人、さらにそれを育て、拡販させていく人材、こういったものをつくり上げるために、人材発掘および教育が非常に重要だと思います。

 これ(スライド)は、1969年の人材募集のコピーです。ソニーは、1958年に「ソニー」という名前にしました、「東通工(東京通信工業)」から。そのソニーになって10年ぐらいたったところで出したものです。1969年当時に「『出るクイ』を求む!」というキャッチコピーを出したのです。

 これを私はすごいと思っています。時代はたぶん、これから経済成長に進んでいき、「全社一丸となって成長するぞ!」というようなときです。そして終身雇用といったことをいわれていた時代に、「『出るクイ』を求む!」ということをいったのです。

 私が聞いた話では、50年ほど前、197...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保

人気の講義ランキングTOP10
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
編集部ラジオ2026(31)鶴見太郎先生の「公開収録」のご案内
【公開収録のご案内】鶴見太郎先生:ユダヤ人と世界史…その歴史の教訓とは
テンミニッツ・アカデミー編集部
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題
なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い
宮脇淳子
ギリシア神話の基本を知る(2) 5つの時代と歴史観
ヘシオドスの『労働と日々』で描かれた「5つの時代」とは
鎌田東二
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(6)漢字と理性と想像力
漢字と理性と想像力…いま日本人が考えるべきこととは?
橋爪大三郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
マルクス入門と資本主義の未来(1)マルクスとはどんな人物なのか
マルクスを理解するための4つの重要ポイント
橋爪大三郎
「ホメロス叙事詩」を読むために(1)ホメロスを読む
2700年前のホメロスの叙事詩が感動を与え続ける理由
納富信留
日本の財政の真実を検証する(3)金利上昇の深刻な影響
金利が上昇した未来を10年スパンで見てみると…何が起きるか?
宮本弘曉