2025年秋から2026年春にかけてのNHKの朝ドラ(連続テレビ小説)は『ばけばけ』でした。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)さんをモデルとしたドラマで、何気ない日常や家族の人間関係の描写などがしみじみと胸に迫って、日本人的な空気感が醸し出されてくる、まことに秀逸な素晴らしい内容でした。
今回の編集部ラジオでは、このラフカディオ・ハーンさんの遺著ともいえる『神国日本――解明への一試論』を賴住光子先生にご解説いただいた講義を紹介いたしました。
ラフカディオ・ハーンさんといえば、皆さん『怪談』はよくご存じのことでしょう。この『怪談』は1904年4月に出版された本でした。しかしハーンさんは、同年、1904年9月に心臓発作で亡くなります。そしてその同じ9月に発刊されたのが『神国日本』でした。つまり、この2冊は、ハーンさんが亡くなる年に並んで発刊された本なのです。
『神国日本』はハーンさんがアメリカのコーネル大学での連続講義を依頼され、そのために準備した論考をまとめた本でした。ですから、内容は「日本倫理思想史」や「日本史概説」を、当時のアメリカ人にもわかりやすく説いたものになっています。
現代の日本人の目にも、非常にわかりやすく、また気づきの多い一冊なのですが、実はこの本を『怪談』と併せて読むと、日本がますます立体的に浮かび上がるのです。なぜなら、この両方の本が、「死者の目で見られている日本」「死者の世界の支配下にある日本」を主題として書いているからなのですが……。
それがどのようなことかは、ぜひ編集部ラジオでお楽しみいただければ幸いです。今回の編集部ラジオも、ぜひ講義視聴のご参考にご活用ください。
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!