青銅器分布と鉄器の進化から探る朝鮮半島の影響
弥生時代の歴史~研究最前線(5)~金属器の登場~後編
青銅器は伝来した当初、朝鮮半島と同様のものを用いていたが、やがて弥生人たちは朝鮮半島からやってきた青銅器工人を受け入れながら、徐々に弥生独自の青銅器を創るようになります。また、鉄器は紀元前4世紀頃に中国東北部、も...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/21
最初に弥生時代に伝わった金属器は、鉄器ではなく青銅器
弥生時代の歴史~研究最前線(5)~金属器の登場~前編
東北地方北部では、他の地方とは異なる形態を取っていたという。可能な限り縄文文化を継続しつつ、水田という技術だけ受け入れていたというのだ。また、朝鮮半島南部の文化も、ほとんど受け入れずに縄文文化を続けていたが、九...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/21
奴国の中心地・博多湾岸に弥生時代を代表する遺跡がある
弥生時代の歴史~研究最前線(7)~博多湾岸諸国~
弥生時代後期の遺跡といえば佐賀県の吉野ヶ里遺跡が有名だが、奴国の中心地であった博多湾岸諸国のなかで福岡県の比恵・那珂遺跡群は吉野ヶ里遺跡とは異なり、より都市的な発展を遂げたのではないかと考えられている。ここでは...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/11/04
古墳時代成立の鍵となるのは鉄ではなく威信財や祭祀
弥生時代の歴史~研究最前線(7)~古墳時代への胎動~
弥生時代から古墳時代へと弥生社会はどのように変化していったのか。従来は鉄などの実用的な道具の入手が九州北部から近畿に移ったことで、近畿を中心とした巨大な政治的権力が成立し古墳時代が始まったとされてきた。しかし、...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/11/11
儒教の考え方…中国人の性格を形づくる政治学と家族道徳
宗教で読み解く世界(4)中国と儒教の世界
孔子が考えた儒教は、当時いろいろな考え方、やり方がある中で勝ち残っていく。では儒教が強かったのはどんな点なのか。儒教は中国社会でどのような役割を果たしているのか。現代の中国にも引き継がれている儒教の考え方につい...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/06/09
弥生人と朝鮮半島をつなぐ壱岐の「原の辻遺跡」
弥生時代の歴史~研究最前線(6)~外交の始まり~前編
弥生人は次第に日本の外に出て、朝鮮半島や中国の人々と交流を持つようになる。壱岐の「原の辻遺跡」は、そうした外交のための前進基地と考えられており、当時の活発な経済活動や文化交流の跡が伺える。こうした活動を指導して...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/28
食事、飲酒、噂話…現代にも通じる古代中国の生活風景
古代中国の「日常史」(4)記録から読み解く風俗
数多ある歴史史料の中から当時の日常生活に関する記録を拾い上げる日常史研究。その研究は一体どのように行われ、どのような苦労や楽しさがあるのだろうか。食事や故事にまつわる古代中国の日常史を紹介し、日常史研究の方法と...
収録日:2022/09/09
追加日:2023/02/26
マテリアルズインテグレーションとは何か?
マテリアル革命(4)マテリアルズインテグレーション
東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏が語るシリーズレクチャ「マテリアル革命」。第4話ではマテリアル革命の中核を成す「マテリアルズインテグレーション(MI)」について解説する。MIとは、材...
収録日:2017/11/30
追加日:2018/04/03
「倭」の範囲は環壕集落の分布と一致しているのか
弥生時代の歴史~研究最前線(6)~外交の始まり~後編
「倭」という弥生人たちの国は当時、外国にどのように捉えられていたのか。「倭」の範囲は、北は新潟県、東は千葉県から埼玉県あたりにまで及んでいた。対して東北地方では縄文時代の文化がいまだに用いられており、水田稲作に...
収録日:2019/06/04
追加日:2019/10/28
ギリシア神話の基礎に不死の神と人間の死という対比がある
「ホメロス叙事詩」を読むために(2)神々と人間ーその1
ホメロスの世界を学ぶには、彼らが信仰し礼拝していたギリシアの神々を知ることが必要だ。ゼウスをはじめとする神々は人々にとってリアルな存在だったが、彼らが「不死」の存在である点は人間との大きな違いとして明記したい。...
収録日:2020/07/03
追加日:2020/09/06