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世界で最も「平均年収が高い」国は?
日本は世界で第三位の経済大国です。しかし、その豊かさはどうでしょう?GDPの総額が国の豊かさや幸福度を表しているとは言いがたい現状があります。個々人の豊かさの指標としてあるのが年収です。世界の国々でもっとも平均年収が高い国はどこになるのでしょう?
2021年の国別ランキングをみてみましょう。2021年の平均為替レートとして1ドル110円で計算しました。
<順位:国名:平均年収>
1位:米国:\8,221,180
2位:ルクセンブルク:\8,102,270
3位:アイスランド:\7,925,170
4位:スイス:\7,585,270
5位:デンマーク:\6,746,410
6位:オランダ:\6,701,530
7位:ベルギー :\6,501,000
8位:ノルウェー:\6,421,470
9位:オーストリア:\6,400,790
10位:オーストラリア:\6,226,000
1位のアメリカは、GDPの総額も1位であり、先進国のなかでも年収の上昇率の大きな国のひとつです。2020年のデータと比較しても大きく上昇しています。米国は都市部と地方での格差が大きいことから、ニューヨークやサンフランシスコなどの都市部の平均年収はさらに高いことが推察されます。
2位のルクセンブルクと3位のアイスランドは2020年の順位が逆転し、4位以降ヨーロッパ諸国が続きます。
日本は、GDPの総額が世界3位であるのにも関わらず、2021年より順位を落とし、24位、平均年収は約437万円という結果でした。日本の平均年収は、この20年間ほぼ横ばいで、世界の先進国の多くが右肩上がりとなっていることから、日本経済の停滞感は否めません。
参考までに、日本の前後のランキングも抜き出してみると、このような国々が並びます。
22位:リトアニア:\4,622,970
23位:イタリア:\4,484,370
24位:日本:\4,368,210
25位:スペイン:\4,312,220
26位:ポーランド:\3,692,260
経済的な幸福度は、物価と連動する可処分所得との関連になりますが、平均年収の高いヨーロッパ諸国の税金の高さに応じた社会福祉制度の充実もあるので、暮らしやすさなど生活者としての実感や実態と重ねて見る必要がありそうです。
2015年にノーベル経済学賞を受賞した米国プリンストン大学のアンガス・ディートン教授の研究によると、年収が800万円を超えていくと、年収と幸福度の相関があまり見られないとのこと。年収800万円までは年収が上がるに従い幸福度が上昇するものの、それ以降、年収が増えても幸福度はあまり変わらないということです。米国の平均年収がまさにそのボーダーに差しかかっており、米国民の幸福感が気になるところです。
世界の平均年収ランキング
世界の平均年収は、OECD(経済協力開発機構)の調査によって明らかになっています。2021年の国別ランキングをみてみましょう。2021年の平均為替レートとして1ドル110円で計算しました。
<順位:国名:平均年収>
1位:米国:\8,221,180
2位:ルクセンブルク:\8,102,270
3位:アイスランド:\7,925,170
4位:スイス:\7,585,270
5位:デンマーク:\6,746,410
6位:オランダ:\6,701,530
7位:ベルギー :\6,501,000
8位:ノルウェー:\6,421,470
9位:オーストリア:\6,400,790
10位:オーストラリア:\6,226,000
1位のアメリカは、GDPの総額も1位であり、先進国のなかでも年収の上昇率の大きな国のひとつです。2020年のデータと比較しても大きく上昇しています。米国は都市部と地方での格差が大きいことから、ニューヨークやサンフランシスコなどの都市部の平均年収はさらに高いことが推察されます。
2位のルクセンブルクと3位のアイスランドは2020年の順位が逆転し、4位以降ヨーロッパ諸国が続きます。
日本の平均年収は24位
日本は2000年時点では、アジア諸国でもっとも平均年収が高い国でした。しかし、2020年に韓国に抜かされています。ちなみに韓国は20位、約470万円の平均年収になります。日本は、GDPの総額が世界3位であるのにも関わらず、2021年より順位を落とし、24位、平均年収は約437万円という結果でした。日本の平均年収は、この20年間ほぼ横ばいで、世界の先進国の多くが右肩上がりとなっていることから、日本経済の停滞感は否めません。
参考までに、日本の前後のランキングも抜き出してみると、このような国々が並びます。
22位:リトアニア:\4,622,970
23位:イタリア:\4,484,370
24位:日本:\4,368,210
25位:スペイン:\4,312,220
26位:ポーランド:\3,692,260
経済的な幸福度は、物価と連動する可処分所得との関連になりますが、平均年収の高いヨーロッパ諸国の税金の高さに応じた社会福祉制度の充実もあるので、暮らしやすさなど生活者としての実感や実態と重ねて見る必要がありそうです。
2015年にノーベル経済学賞を受賞した米国プリンストン大学のアンガス・ディートン教授の研究によると、年収が800万円を超えていくと、年収と幸福度の相関があまり見られないとのこと。年収800万円までは年収が上がるに従い幸福度が上昇するものの、それ以降、年収が増えても幸福度はあまり変わらないということです。米国の平均年収がまさにそのボーダーに差しかかっており、米国民の幸福感が気になるところです。
<参考サイト>
・OECD:平均賃金 (Average wage)
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/average-wages-japanese-version.htm
・OECD:平均賃金 (Average wage)
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/average-wages-japanese-version.htm
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