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DATE/ 2015.02.06

「お~い、お茶」でわかる夫婦関係とは?


 最近「男性更年期」という言葉を目にする機会が増えた。女性更年期が女性ホルモンのエストロゲンに大きく関わっているのと同様に、男性更年期は男性ホルモンテストステロンが大きく関わっている。

 テストステロンは、“やる気ホルモン”ともいわれ社会での活躍にも関係する。お母さんのおなかの中で男性器が作られる際と、思春期に男らしい体が作られる際に大量に分泌されるが、不思議なことに、高齢になると男性より女性のほう増えてくることが分かっている。

 順天堂大学泌尿器科の堀江重郎氏は、この女性における男性ホルモンの増加について、非常に興味深い見解を述べてくれている。

 「“更年期”という言葉を辞書で調べると“人生をチェンジする”という意味がある。女性の更年期はまさに、自分や家族に愛情を注ぐ段階から、社会に向かって発信していく形に性的にも変化しているのだ」と。

 更に堀江氏は、夫婦間でどちらのほうが女性ホルモンが多いのかを図るテストとして「お~い、お茶テスト」なるものを紹介してくれている。

 ご主人の「おーい、お茶」の声に「はーい、ただいま」とお茶を持ってくる夫婦は、まだご主人に男性ホルモンが多い。「たまには自分でいれたら」と小言がでる夫婦は、2人の男性ホルモン量がかなり接近。逆にご主人が「おーい、お茶入れたぞ」という夫婦は、奥様の男性ホルモン量がご主人を上回っている、というものだ。

 お宅はいかがだろうか?

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小原雅博
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授