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人はなぜ無駄遣いしてしまうのか?
「また今月も貯金できなかった……」。こうしたお金の悩みを抱えている人は多いでしょう。けれどもお金が貯まらないのは、単純に収入が支出を上回る生活をしている=無駄遣いをしているから。でも多くの人が「ぜいたくはしていないはず」と言います。気をつけていても、人はどうして無駄遣いをしてしまうのでしょうか?
たとえば普段はスーパーで1円でも安い食料品を買うようにしているのに、通勤がてらオシャレなカフェで高いコーヒーを買ったり、ボーナスが出れば「自分へのご褒美」と高級品を買ってしまう、といったことはありませんか? これもメンタルアカウンティングの働きの一種です。
このように人は心理的に無駄遣いをしやすく、お金が貯まらないのはある意味仕方がない面があります。またこのメンタルアカウンティングを利用して、企業は人の消費を促しているのです。
習慣化された消費心理をコントロールするのは難しいですが、とはいえ無駄遣いが過ぎては最悪の場合、自己破産など悲惨な目に遭ってしまいかねません。
まずは上記の通り、「人は無駄遣いしやすい」ということを理解しておきましょう。
・コンビニでついで買いをしてしまう
・限定やセールに飛びつく
・まとめ買いした分を使い切れない(食料品を冷蔵庫の中で腐らせてしまう、買ったことを忘れる)
・タンスの肥やしが多い
・買い物はいつもネットショッピング
・カード払いに抵抗がない
なんとなくコンビニで定価のお菓子を買うのはもったいないですし、まとめ買いや大袋、セール品は一見お得なように見えても、使い切れなければ結局のところ損です。インターネットは衝動買いを誘発する広告が多く、カード払いはお金を遣う感覚が鈍くなりがち。このような傾向にハマる方は、注意したいところです。
とはいえ、便利な生活に慣れてしまうと「無駄遣いしないよう、強い意志を持て」と言われても、なかなか難しいですよね。では、どうすれば無理なく、無駄遣いが減っていくのでしょうか。
これから、無駄遣いを予防する方法の一例をご紹介しましょう。いずれも自称・浪費家の筆者が実践し、有効だと実感している方法です。
数百円以内のものであれば1日、3000~5000円ほどのものであれば1週間以上が目安です。1万円以上の大きな買い物の場合は1ヶ月~3ヶ月は間を空けましょう。ネットショッピングの場合、離れようと別のサイトに遷移しても広告が目に入ることがあるので、ネットそのものを閉じて別の作業に取りかかるほうがオススメ。その間、欲しいものはすでに所持している何かで「代用」できないかを探しておくと、さらに無駄遣い防止に効果的です。
時間を置いてみて、それでも欲しいのなら買ってOK! 気持ち良くお金を支払いましょう。
お金の管理といえば「家計簿」が王道ですが、挫折しやすいのも事実。そこでオススメなのが「デビットカード」そして「家計簿アプリ」です。
デビットカードとは自分の口座から直接支払うカードのこと。口座の残高分のお金しか遣えないので、自然とお金の使い方にストッパーがかかり、浪費家さんにうってつけです。デビットカードが使えるショップはどんどん増えているので、利用する機会はこれから間違いなく増えていくでしょう。
さらにMoney Forwardに代表される「家計簿アプリ」も非常に便利です。持っている銀行口座やカードをアプリと連携・登録しておけば、預金額やカードの利用履歴などがリアルタイムで表示されます。家計簿をつける手間はもちろん、計算違いもありませんので、貯蓄額の目標を立てやすくなるでしょう。
不明瞭なお金の流れをはっきりさせることができれば、ストレスがグッと減ります。実際に、浪費家の筆者もこれらを使いながら毎月5000~1万円の貯金ができています。ぜひ利用してみてくださいね。
最終的にはどの方法でも実践し続けられるよう、モチベーションを維持することが重要です。「××円貯めて海外旅行をする」など目標を立てるのもよいですし、「月○○円は自由に使えるお金にする」というふうに、シビアになりすぎないようにするのもポイントです。
ケチケチしてばかりでは、味気ない人生になってしまうもの。楽しみながら効率よく、無駄遣いを減らしていってくださいね!
そもそも人は無駄遣いしやすい
行動経済学に「メンタルアカウンティング(心の会計)」という言葉があります。給与は生活費と貯蓄へ、投資やギャンブルで得たお金は豪快に遣うといったように、お金の入手法や環境によって無意識にお金を使い分ける心理傾向のことです。しかも、その勘定は極めて不合理な部分が多く、無駄遣いの要因ともいわれます。たとえば普段はスーパーで1円でも安い食料品を買うようにしているのに、通勤がてらオシャレなカフェで高いコーヒーを買ったり、ボーナスが出れば「自分へのご褒美」と高級品を買ってしまう、といったことはありませんか? これもメンタルアカウンティングの働きの一種です。
このように人は心理的に無駄遣いをしやすく、お金が貯まらないのはある意味仕方がない面があります。またこのメンタルアカウンティングを利用して、企業は人の消費を促しているのです。
習慣化された消費心理をコントロールするのは難しいですが、とはいえ無駄遣いが過ぎては最悪の場合、自己破産など悲惨な目に遭ってしまいかねません。
まずは上記の通り、「人は無駄遣いしやすい」ということを理解しておきましょう。
無駄遣いが「習慣化」されやすい人の特徴
下記は生活でよくあるシーンです。これらが習慣化している人は衝動買いが多い、つまり無計画に無駄遣いをしやすい傾向にあります。・コンビニでついで買いをしてしまう
・限定やセールに飛びつく
・まとめ買いした分を使い切れない(食料品を冷蔵庫の中で腐らせてしまう、買ったことを忘れる)
・タンスの肥やしが多い
・買い物はいつもネットショッピング
・カード払いに抵抗がない
なんとなくコンビニで定価のお菓子を買うのはもったいないですし、まとめ買いや大袋、セール品は一見お得なように見えても、使い切れなければ結局のところ損です。インターネットは衝動買いを誘発する広告が多く、カード払いはお金を遣う感覚が鈍くなりがち。このような傾向にハマる方は、注意したいところです。
とはいえ、便利な生活に慣れてしまうと「無駄遣いしないよう、強い意志を持て」と言われても、なかなか難しいですよね。では、どうすれば無理なく、無駄遣いが減っていくのでしょうか。
これから、無駄遣いを予防する方法の一例をご紹介しましょう。いずれも自称・浪費家の筆者が実践し、有効だと実感している方法です。
無駄遣いを予防する方法① 買う前に「時間を置く」
何かを買う時は、「本当に自分にとって必要かどうか」をきちんと見極めることが大切です。その方法は、いたってシンプル。「欲しい」と思ったらいったんその場を離れ、時間を置いてみるのです。数百円以内のものであれば1日、3000~5000円ほどのものであれば1週間以上が目安です。1万円以上の大きな買い物の場合は1ヶ月~3ヶ月は間を空けましょう。ネットショッピングの場合、離れようと別のサイトに遷移しても広告が目に入ることがあるので、ネットそのものを閉じて別の作業に取りかかるほうがオススメ。その間、欲しいものはすでに所持している何かで「代用」できないかを探しておくと、さらに無駄遣い防止に効果的です。
時間を置いてみて、それでも欲しいのなら買ってOK! 気持ち良くお金を支払いましょう。
無駄遣いを予防する方法②「お金の流れを把握する」
お金のことになると、ついつい見て見ぬフリをしていませんか? 無駄遣いをする人はほとんどの場合、「自分の状況を理解していない」ことが大きな要因となっています。無駄遣いを抑えて貯蓄を殖やしたいなら、現実を直視してお金の流れをしっかりと把握することです。お金の管理といえば「家計簿」が王道ですが、挫折しやすいのも事実。そこでオススメなのが「デビットカード」そして「家計簿アプリ」です。
デビットカードとは自分の口座から直接支払うカードのこと。口座の残高分のお金しか遣えないので、自然とお金の使い方にストッパーがかかり、浪費家さんにうってつけです。デビットカードが使えるショップはどんどん増えているので、利用する機会はこれから間違いなく増えていくでしょう。
さらにMoney Forwardに代表される「家計簿アプリ」も非常に便利です。持っている銀行口座やカードをアプリと連携・登録しておけば、預金額やカードの利用履歴などがリアルタイムで表示されます。家計簿をつける手間はもちろん、計算違いもありませんので、貯蓄額の目標を立てやすくなるでしょう。
不明瞭なお金の流れをはっきりさせることができれば、ストレスがグッと減ります。実際に、浪費家の筆者もこれらを使いながら毎月5000~1万円の貯金ができています。ぜひ利用してみてくださいね。
どんな方法でも「実践して継続させる」ことが大切
いかがだったでしょうか。まず何よりも、自分のお金の使い方を明確化することが大切だということがお分かりいただけたかと思います。最終的にはどの方法でも実践し続けられるよう、モチベーションを維持することが重要です。「××円貯めて海外旅行をする」など目標を立てるのもよいですし、「月○○円は自由に使えるお金にする」というふうに、シビアになりすぎないようにするのもポイントです。
ケチケチしてばかりでは、味気ない人生になってしまうもの。楽しみながら効率よく、無駄遣いを減らしていってくださいね!
<参考サイト>
・リチャード・セイラーとメンタル・アカウンティング(働き方研究所 TeamSpirit)
https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/diversity/Mental-Accounting.html
・リチャード・セイラーとメンタル・アカウンティング(働き方研究所 TeamSpirit)
https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/diversity/Mental-Accounting.html
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