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DATE/ 2019.06.08

女性に聞く「男らしさ」の特徴とは?

 「女らしくしなさい」と言われたら反発を覚える女性もいると思いますが、男性の言動に対して、つい「男らしい」と好意を持つ瞬間もあるはず。女性が「男らしい」と思うのは概ね好感を持った時ですが、家事や育児を女性と同等にこなす男性も増え、また肌のお手入れや脱毛などにも励む男性もめずらしくはなくなった昨今、女性が感じる「男らしさ」の定義にも変化が見られてもおかしくありません。

 そこで今回は、「男らしさ」を感じるポイントを女性30人にアンケート。男性が、意識して実践している「男らしい」言動とはどんな点が違うのかも合わせて、調査していきたいと思います。

女性が「男らしさ」を感じるのは、こんな男性

1:トラブルやピンチにも焦らず対応できる
・仕事で部下がトラブった時も、パニックにならず淡々と解決策を率先して探る上司。突発的な事態に遭遇した時、冷静に判断し、すべき行動ができるのは頼もしく男らしい。
・予定通りにいかないのが人生だから、どんな状況も臨機応変に対応し、楽しめる夫の姿に男らしさを感じる。

 想定外の状況に陥った時でも、周りを落ち着かせてリードできる男性の姿に「男らしい」の声が多く集まりました。いざという時に頼りになると、女性でも「男らしい」と言われる事もありますよね。

2:優柔不断にならず、決断・実行ができる
・大人数の飲み会の二次会にどこへ行こうか迷っている時でも、いつの間にかサッと次のお店を見つけて予約していたりする後輩男子。年下ながらその決断力や実行力は男らしいと惚れます。
・「何食べたい?どこ行く?」と親切な雰囲気を出しながら女性に決めてもらいたい男性も多いが、「美味しい中華を見つけたから行こう!」的に提案ができる人は、男らしいなと思う。

 優しいのはいいけれど、いつでも主導権を人に委ねるタイプは男らしさを発揮するチャンスを逃しがち。まず自分から動こうとする行動力に女性は「男らしさ」を感じています。

3:余計なことを言わず、人の話を聞ける
・人の噂話や悪口に乗ってこない男性。調子を合わせない姿に、周りもそれ以上言うのが恥ずかしくなるし、黙って場の雰囲気を変えられるのは男らしい。
・ガールズトークにも「自分が自分が」と割って入ってくるようなタイプも多いので、時には聞き役にもなれる男性は男らしく感じる。オバチャンみたいな男性とは対極。

 「いつも一言多いよね」と言われてしまう男性は、たとえ言っていることが正しくても、「男らしい」とは思われません。時には「黙る」という何もしない姿勢が、男らしく映ることもあるようです。

4:損得感情なしで人に優しくできる
・ひとりでポツンとしている人には声を掛けたり、困っている人がいたらサッと助けるような、特別なことではないように人に優しくできる男性は男らしい。
・ミスをした人を責めるのではなく、もう一度チャンスをあげて見守ってくれる先輩。自分に余裕がないと人には優しくできないものだと思う。

 嫌われないように人の機嫌をとる優しさや同情ではなく、損得抜きに誰にでも優しくできる男性の「男らしさ」を女性は見ています。優しさや気配りは、周りが見える余裕や安定感の証かもしれません。

男性の思う「男らしさ」と、女性の視点との決定的な違いは?

 女性の感じる「男らしさ」の特徴を読んで、男性の皆さんはどう感じましたか?

 果たしてそれが分かっているのかどうか、男性が捉えている「男らしさ」についてもアンケートをしてみたところ、以下のような意見が多く集まりました。

・スポーツをしていたり、体力・筋力があって心身がタフ。
・人を巻き込み、引っ張っていけるリーターシップがある。
・周りの目を気にせず、自信がありブレない。
・金払いが良く、ケチケチしていない。

 女性の感じている「男らしさ」と比較すると、男性自身の思う「男らしさ」とはもっと分かりやすいものが多い印象が。ワイルド、豪快、リーダーシップ、肉体や精神の強靭さ、自信など、マッチョなキーワードが多く聞かれました。男性は、ひとりの、単体の男としての「男らしさ」を追求している傾向があるのかもしれません。

 対して女性の求める「男らしさ」は、対人関係で発揮されるものが多かったのもおもしろい相違点であり、男性視点との決定的な違い。「男らしさ」という美学をひとり貫く男性よりも、男性の社会性の高さの中に、女性はその「男らしさ」を見極めていると言えるのではないでしょうか。
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