社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
	
「お電話いたします」は正しい?今さら聞けない敬語の使い方
		        	    
 ビジネスの場では日常的に使う敬語。しかし社会人の半数以上の人は、敬語は難しい、自信がない、と感じているというデータがある。その一方、他人の敬語の間違いが気になるという人も同じくらいいる。特に電話やメールといった、顔を合わさないコミュニケーションの中では、言葉のみでその人となりが判断されてしまうこともあるため、要注意だ。
今回は、電話やメールで毎日使う頻度の高い敬語や言葉遣いの中から、実際に間違いの多かったものをご紹介。基本過ぎて今さら人に聞けない、といった言葉遣いを、この機会に改めて見直してみよう。
お世話になります
→初めて仕事をする相手の場合。
お世話になっております
→すでに先方と接触があり、取引関係が発生している場合。「いつも」や「大変」を冒頭につけると、より丁寧な印象に。
致します
→「致し方ない」や「不徳の致すところ」など、自分の言動に使うへりくだった表現のみに使用する。
いたします
→相手に何かお願いする場合に使用するのは、平仮名の「いたします」が正解。
また、似たような漢字変換の間違いに気をつけたいのが「下さい」。
「下さい」は、「コーヒーを下さい。」のように、物を「くれ」という場合の丁寧表現であり、「ご確認ください。」のように相手に何かをお願いするときや、敬意を表す尊敬・丁寧表現としては仮名の「ください」を使用しよう。
相手を高める尊敬語として、相手から来る電話や連絡に対して「お電話ありがとうございます。」や「ご連絡ください。」と言うのは当然だが、自分からする行為に対しては「お」や「ご」の尊敬語をつけるのはおかしいのではないか?という疑問をよく聞く。実際に「お電話します」「電話いたします」、「ご連絡します」「連絡いたします」と人によって使い方はさまざまだ。
ここで気をつけたいポイントは、「電話」も「連絡」も自分と相手の双方が関わる行為だということ。この場合「お」も「ご」も、尊敬語と謙譲語ふたつの意味を持つことになるため、「お電話いたします」「ご連絡いたします」は正しい表現とされている。
敬語を使いこなす一番の鍵は、謙虚な姿勢。というのも、目上の人を立てる、へりくだる、といった自分や相手の立場を意識して尊重することが、言葉選びにも自然と繋がってくるからだ。曖昧なまま使っていた敬語を今いちど見直すことで、コミュニケーション力のスキルアップをはかってみてはいかがだろうか。
			            
		            
		        今回は、電話やメールで毎日使う頻度の高い敬語や言葉遣いの中から、実際に間違いの多かったものをご紹介。基本過ぎて今さら人に聞けない、といった言葉遣いを、この機会に改めて見直してみよう。
お世話になります/お世話になっております
電話やメールの挨拶に使う「お世話になります」「お世話になっております」、その違いをご存知だろうか。よく「お世話になっております」の簡略型として「お世話になります」を使っている人を見かけるが、それは間違い。お世話になります
→初めて仕事をする相手の場合。
お世話になっております
→すでに先方と接触があり、取引関係が発生している場合。「いつも」や「大変」を冒頭につけると、より丁寧な印象に。
いたします/致します
メールの最後の一文としてもっとも多く使われるのが「よろしくお願いいたします」。ここでよくある間違いは「いたします」を「致します」と表記する漢字変換だ。致します
→「致し方ない」や「不徳の致すところ」など、自分の言動に使うへりくだった表現のみに使用する。
いたします
→相手に何かお願いする場合に使用するのは、平仮名の「いたします」が正解。
また、似たような漢字変換の間違いに気をつけたいのが「下さい」。
「下さい」は、「コーヒーを下さい。」のように、物を「くれ」という場合の丁寧表現であり、「ご確認ください。」のように相手に何かをお願いするときや、敬意を表す尊敬・丁寧表現としては仮名の「ください」を使用しよう。
お電話?ご連絡?「お」と「ご」には要注意
メールでも電話でも頻繁に出てくるワードといったら、「電話」と「連絡」ではないだろうか。相手を高める尊敬語として、相手から来る電話や連絡に対して「お電話ありがとうございます。」や「ご連絡ください。」と言うのは当然だが、自分からする行為に対しては「お」や「ご」の尊敬語をつけるのはおかしいのではないか?という疑問をよく聞く。実際に「お電話します」「電話いたします」、「ご連絡します」「連絡いたします」と人によって使い方はさまざまだ。
ここで気をつけたいポイントは、「電話」も「連絡」も自分と相手の双方が関わる行為だということ。この場合「お」も「ご」も、尊敬語と謙譲語ふたつの意味を持つことになるため、「お電話いたします」「ご連絡いたします」は正しい表現とされている。
敬語を使いこなす一番の鍵は、謙虚な姿勢。というのも、目上の人を立てる、へりくだる、といった自分や相手の立場を意識して尊重することが、言葉選びにも自然と繋がってくるからだ。曖昧なまま使っていた敬語を今いちど見直すことで、コミュニケーション力のスキルアップをはかってみてはいかがだろうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
		自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
		
			明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
			『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
		
	ケルト神話とは…ダーナ神族、アルスター神話、フィアナ神話
ケルト神話の基本を知る(1)ケルト地域と3つの神話群
ケルト神話とは何か。ケルトという地域は広範囲にわたっており、一般的にアイルランドを中心にした「島のケルト」と、フランスやスペインの西北部などに広がった「大陸のケルト」があるが、神話が濃厚に残っているのはアイルラ...
		収録日:2022/04/12
		追加日:2023/07/23
							
	般若とは何か――秋月龍珉からの命題を探求し到達した境地
徳と仏教の人生論(3)無分別知と全人格的思惟
「般若とは何か」――20歳の時、仏教学者・秋月龍珉から「仏法とは般若だ」という命題を受け、長年般若について探求してきた田口氏。般若とは「無分別知」、すなわち知識ではなく直感的理解であると説く。そして、東大名誉教授で...
		収録日:2025/05/21
		追加日:2025/10/31
							
	メダカの学校・総合的な学習(探究)の時間・逆参勤交代
産業イニシアティブでつくるプラチナ社会(4)社会課題の解決に取り組む人財産業
未来のプラチナ社会の実現に向けて、教育の見直しも欠かせない課題である。旧来的な知識伝達型の教育方法ではなく、教える側のダイバーシティを考慮した「メダカの学校」的なあり方や探究型学習の活用が重要なポイントとなる。...
		収録日:2025/04/21
		追加日:2025/10/30
							
	忠犬ハチ公で哲学する…人と犬の関係から見えてくる道徳論
東大ハチ公物語―人と犬の関係(1)上野英三郎博士とハチ
東京大学大学院人文社会系研究科教授・一ノ瀬正樹氏が、海外でも有名な「ハチ公」の逸話を例に、人と犬の関係について考察する。第一回目は、ハチの飼い主・上野英三郎博士について触れ、東大とハチ公の結びつきや、東大駒場キ...
		収録日:2017/04/04
		追加日:2017/06/13
							
	台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性
クーデターの条件~台湾を事例に考える(1)クーデターとは何か
サヘル地域をはじめとして、近年、世界各地で多発しているクーデター。その背景や、クーデターとはそもそもどのような政治行為なのかを掘り下げることで国際政治を捉え直す本シリーズ。まず、未来の“if”として台湾でのクーデタ...
		収録日:2025/07/23
		追加日:2025/10/04
							
	 
 
	 
				 
	 
				 
			

