社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
ニワトリがオスなしで卵を産めるのはなぜ?
2017年は酉年。酉(トリ)と言ったら、まず思いつくのが鶏(ニワトリ)ではないでしょうか。普段の食事に欠かせない鳥肉や卵、また畜産の面から見ても、ニワトリは日本人にとって、とても身近な動物。今回は酉年にちなんで、鶏(ニワトリ)にまつわる雑学をご紹介します。
この数字にあたる干支を憶えやすくするために、それぞれに親しみやすい動物をあてはめることになったそう。ですから、酉=鶏と、庶民にとって一番身近な鳥であるニワトリが酉年の「酉」としてのイメージを定着していきました。
その雄叫びは夜明けだけでなく、昼間から夕刻まで発せられます。ニワトリは暗くなると目がよく見えませんから暗くなると就寝し、光を感じる朝まで静かになるという説や、また、ニワトリには独自の体内時計があるという説も最近では濃厚になっています。鳥が古来から時を告げる動物の象徴とされてきたことにも、根拠があるようです。
しかしこのオス鶏、もちろん卵が生めないわけで、殻から出てヒヨコになり性別判定ができるようになると、すぐに処分されてしまうこともあるという悲しい現実も。生き延びたオスだけが雄叫びを上げられる、とも言えるのです。
したがって、養鶏場にいるニワトリは全部がメスなのです。オスがいなくてもメスは卵を産めるのですが、それは、人間の女性に例えるなら、産卵=出産ではなく、「排卵」にあたるため。
もしオスと交尾をして産卵したならば、その卵は「有精卵」になり、受精のないまま産まれた卵が「無精卵」となります。なんとなく、命の元が入っている有精卵の方が栄養価が高いようなイメージがありますが、ほぼ変わりはありません。有精卵は温度管理などが難しく、変質しやすい点もあり、一般的に流通しているのはほぼ無精卵。
しかし、有精卵は、生きた細胞を持っているため、インフルエンザワクチンのウイルス培養などに使われており、わたしたちの生活の役に立ってもいるのです。
毎日のように食卓に上がる卵や鶏肉は、わたしたちにとって馴染み深く、とても身近なもの。酉年を迎えるにあたり、あらためて命のありがたさに感謝し、大切にいただきたいものですね。
そもそも「酉」って、どんなトリなの?
「酉」とは十二支では10番目にあたる干支です。この十二支というのは、時をあらわす単位のようなもので、その10番目が「酉」という数字だと考えるとわかりやすいはず。毎年11月の酉の日に酉の市へ出掛ける人も多いですが、酉年があるのと同じように、酉の月や酉の日、酉の刻もあるわけです。この数字にあたる干支を憶えやすくするために、それぞれに親しみやすい動物をあてはめることになったそう。ですから、酉=鶏と、庶民にとって一番身近な鳥であるニワトリが酉年の「酉」としてのイメージを定着していきました。
「コケコッコー」は、悲しいオスの叫びなのか
ニワトリといったら、まず思い浮かぶのは「コケコッコー」という鳴き声ですが、実はこの鳴き方をするのはオスだけ。メスは「コッコッ」と泣くくらいで、オスは縄張り争いやメスへのアピールのため、「コケコッコー」と文字通り雄叫びを上げるのです。その雄叫びは夜明けだけでなく、昼間から夕刻まで発せられます。ニワトリは暗くなると目がよく見えませんから暗くなると就寝し、光を感じる朝まで静かになるという説や、また、ニワトリには独自の体内時計があるという説も最近では濃厚になっています。鳥が古来から時を告げる動物の象徴とされてきたことにも、根拠があるようです。
しかしこのオス鶏、もちろん卵が生めないわけで、殻から出てヒヨコになり性別判定ができるようになると、すぐに処分されてしまうこともあるという悲しい現実も。生き延びたオスだけが雄叫びを上げられる、とも言えるのです。
オスなしでも産めるメス。その卵には2種類あります
一方、オスと違い、卵を産めるメスは重宝されます。メスの寿命は10年~20年ほどで、卵を産める期間は7~8年。全盛期は毎日のように産卵するので年間300個ほどになります。しかし、1年ごとに産卵数が減っていき、最後は1年で20個産めるかどうかになり、そうなる前に食用にまわされます。したがって、養鶏場にいるニワトリは全部がメスなのです。オスがいなくてもメスは卵を産めるのですが、それは、人間の女性に例えるなら、産卵=出産ではなく、「排卵」にあたるため。
もしオスと交尾をして産卵したならば、その卵は「有精卵」になり、受精のないまま産まれた卵が「無精卵」となります。なんとなく、命の元が入っている有精卵の方が栄養価が高いようなイメージがありますが、ほぼ変わりはありません。有精卵は温度管理などが難しく、変質しやすい点もあり、一般的に流通しているのはほぼ無精卵。
しかし、有精卵は、生きた細胞を持っているため、インフルエンザワクチンのウイルス培養などに使われており、わたしたちの生活の役に立ってもいるのです。
毎日のように食卓に上がる卵や鶏肉は、わたしたちにとって馴染み深く、とても身近なもの。酉年を迎えるにあたり、あらためて命のありがたさに感謝し、大切にいただきたいものですね。
<参考サイト>
・日本養鶏協会
http://www.jpa.or.jp/index.html
・日本養鶏協会
http://www.jpa.or.jp/index.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
花粉、炭素、酸素同位体…重複分析で分かる弥生時代の環境
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(3)弥生時代の環境と気候
古代の気候を推測するために、研究者はさまざまな方法を駆使してきた。海水面の位置をもとにした「弥生の小海退」説をはじめ、花粉や炭素濃度などから行う分析法には難点もある。その難点を克服した方法によって見えてきた弥生...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/04/02
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01
なぜやる気が出ないのか…『それから』の主人公の謎に迫る
いま夏目漱石の前期三部作を読む(5)『それから』の謎と偶然の明治維新
前期三部作の2作目『それから』は、裕福な家に生まれ東大を卒業しながらも無気力に生きる主人公の長井代助を描いたものである。代助は友人の妻である三千代への思いを語るが、それが明かされるのは物語の終盤である。そこが『そ...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/30
きっかけはイチロー、右肩上がりの成長曲線で二刀流完成へ
大谷翔平の育て方・育ち方(5)栗山監督の言葉と二刀流への挑戦
高校を卒業した大谷翔平選手には、選手としての可能性を評価してくれた人、そのための方策を本気で考えてくれた人がいた。それは、ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウト小島圭市氏と、元日本ハムファイターズ監督で前WBC...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/31
このように投資にお金を回せば、社会課題も解決できる
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(6)日本の課題解決にお金を回す
国内でいかにお金を生み、循環させるべきか。既存の大量資金を社会課題解決に向けて循環させるための方策はあるのか。日本の財政・金融政策を振り返りつつ、産業育成や教育投資、助け合う金融の再構築を通した、バランスの取れ...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/29