社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
仕事を辞めるべきかどうかの判断基準とは?
この仕事の先がみえない、自分はこのままでいいのか、といった気持ちを抱きながら歳を重ねていませんか?
もし心当たりがあれば、一度立ち止まってじっくり考えてみてみましょう。
経営・人事・ITコンサルタントの安達裕哉氏(ティネクスト代表取締役)は、東洋経済のコラム上で「仕事上でガマンしないほうがいいこと」として以下の15項目を挙げています。
・働かない社長、上司の下で働き続けること
・社長の私的欲望に付き合うこと
・礼儀を欠く人と働くこと
・気の合わない人と働くこと
・社長の取り巻きがYESマンで固められている職場で働くこと
・罵声を浴びせられる職場で働くこと
・言論統制される職場で働くこと
・顧客をだまさなくてはいけない職場で働くこと
・無謀すぎる目標達成のために頑張ること
・1日5時間以上の残業を続けること
・やる気があるようなフリをし続けること
・好きになれない商品を売り歩くこと
・家族が大変なときに、仕事を優先してしまうこと
・責任の小さい仕事をすること
・不条理な顧客を相手にすること
たしかにこれはきつい、と思わせられるものが並んでいます。いくつか職種や待遇にもよるものはありますが、これらの項目のなかで自分に多くあてはまるものがあると感じる場合、現在の職場環境や仕事は、代償を払う意味が薄いと考えていいかもしれません。
ひとには「現状維持バイアス」があります。「現状維持バイアス」とは、現状を変えたほうがよりよい結果が得られることが客観的に分かっていても、現状維持でよい、という判断を下すというものです。簡単にいえば「今のままのほうが楽」という発想です。
しかし、その発想で仕事を続けてしまうと、よりよい環境を得ることは時間の経過とともに難しくなります。「現状の仕事はちょっと違うな」という違和感は、この「現状維持バイアス」になるべく早く気づくべきだ、というシグナルかもしれません。
大事なのは、自分の状況を客観的に見つめ、無理をしすぎない環境で、それなりのやりがいをもって生きていけるようになることだと思われます。そのために仕事を変える必要があるとなれば、上記に挙げたようなことを判断基準にして、ときに思い切った決断をすることも一つの方法かもしれませんね。
もし心当たりがあれば、一度立ち止まってじっくり考えてみてみましょう。
仕事や職場とのミスマッチなのか、単なる不満なのか
上司とそりが合わない、会社の要求が高すぎる、できることをやらせてもらえない、などといった気持ちを抱くことはあるでしょう。そんなとき、まずは一旦冷静になって、その気持ちが単なる一時的な不満なのか、それとも本質的に職場に問題があったり、仕事や職場と自分のミスマッチであったりするのか、見極めることが大事ではないでしょうか。経営・人事・ITコンサルタントの安達裕哉氏(ティネクスト代表取締役)は、東洋経済のコラム上で「仕事上でガマンしないほうがいいこと」として以下の15項目を挙げています。
・働かない社長、上司の下で働き続けること
・社長の私的欲望に付き合うこと
・礼儀を欠く人と働くこと
・気の合わない人と働くこと
・社長の取り巻きがYESマンで固められている職場で働くこと
・罵声を浴びせられる職場で働くこと
・言論統制される職場で働くこと
・顧客をだまさなくてはいけない職場で働くこと
・無謀すぎる目標達成のために頑張ること
・1日5時間以上の残業を続けること
・やる気があるようなフリをし続けること
・好きになれない商品を売り歩くこと
・家族が大変なときに、仕事を優先してしまうこと
・責任の小さい仕事をすること
・不条理な顧客を相手にすること
たしかにこれはきつい、と思わせられるものが並んでいます。いくつか職種や待遇にもよるものはありますが、これらの項目のなかで自分に多くあてはまるものがあると感じる場合、現在の職場環境や仕事は、代償を払う意味が薄いと考えていいかもしれません。
「現状維持バイアス」に早く気づくこと
でも、いざ「現状の仕事はちょっと違うな」と気づいても、なかなか環境を変えるのは勇気もエネルギーも必要ですよね。ひとには「現状維持バイアス」があります。「現状維持バイアス」とは、現状を変えたほうがよりよい結果が得られることが客観的に分かっていても、現状維持でよい、という判断を下すというものです。簡単にいえば「今のままのほうが楽」という発想です。
しかし、その発想で仕事を続けてしまうと、よりよい環境を得ることは時間の経過とともに難しくなります。「現状の仕事はちょっと違うな」という違和感は、この「現状維持バイアス」になるべく早く気づくべきだ、というシグナルかもしれません。
ときに思い切った決断をすることも一つの方法
ただ、誰もがやりたいことを明確にもち、情熱的に、意欲的に生きなければいけないわけではありません。むしろやりたいことを明確にもてるひとのほうが少ないでしょう。大事なのは、自分の状況を客観的に見つめ、無理をしすぎない環境で、それなりのやりがいをもって生きていけるようになることだと思われます。そのために仕事を変える必要があるとなれば、上記に挙げたようなことを判断基準にして、ときに思い切った決断をすることも一つの方法かもしれませんね。
<参考サイト>
・東洋経済Online:会社の「辞めどき」は15のポイントで判断せよ
http://toyokeizai.net/articles/-/146697
・東洋経済Online:会社の「辞めどき」は15のポイントで判断せよ
http://toyokeizai.net/articles/-/146697
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ『ホトトギス』に注目?江藤淳の「リアリズムの源流」
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(2)江藤淳の「リアリズムの源流」
文芸評論を再考するに当たり、江藤淳氏の「リアリズムの源流」を振り返ってみる。一般的に日本で近代小説が始まった起源は坪内逍遥だといわれるが、江藤氏はそれに疑問を呈す。そして注目したのが、夏目漱石の「坊ちゃん」であ...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/07/02
ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係
地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ
国際政治の戦略を考える上で今やかかせない地政学の視座。今回のシリーズではヨーロッパに焦点を当て、地政学の観点から情勢分析をする。第1話目では、まず地政学の要点をおさらいし、常に揺れ動いてきた「ヨーロッパ」という領...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/05
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?
キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(1)「イエス」とは一体誰なのか
キリスト教とは何か。「文明の衝突」が世界中で現実化する中、この問題は日本人にとっても重要なものになっている。上智大学神学部教授・竹内修一氏は、「キリスト教とは何か」という問いは、同時に「イエスとは誰なのか」も意...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/02/28
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28