松下幸之助の経営理念
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
企業の起死回生を果たしたトップによる経営キーワード集
松下幸之助の経営理念(5)四つの「ジンザイ」で人を見る
佐野尚見(元松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長)
公益財団法人松下政経塾理事長・佐野尚見氏が、PAS社社員に折にふれ話した言葉の数々を紹介する。松下幸之助の言葉、そして自らの経験を通して学んだことの数々は、経営者にとっても、また現場で働く社員にとっても、見逃せないキーワードに満ちている。(2016年2月18日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー佐野尚見氏講演「松下幸之助の経営理念」より、全6話中第5話)
時間:10分49秒
収録日:2016年2月18日
追加日:2016年6月16日
≪全文≫

●折にふれて社員に話したこと-素直であれ


 最後に、オートモーティブの仕事をしながら社員の皆さんに話した内容を、簡単にご紹介したいと思います。

 最初に「素直」ということですね。素直になれば、物事の実相が見えてくる。松下幸之助創業者も、実は生涯にわたって、この素直という言葉と一番たくさん向き合っていたのではないか、と思います。たくさん揮毫しているのですが、この素直という言葉を一番多く書いています。ですから、恐らくお亡くなりになるまで、常に素直でありたいと思っていたのではないかと思います。


●価値観を共有する


 次に、「価値観の共有」です。これは、事業をやっていくうえで非常に重要で、皆さんももう十分ご存知と思いますが、人生観は違っても、仕事の価値観は共有できるのだということです。全ての価値観の共有はできないけれど、仕事の価値観は共有できる、というのが私の思いでありまして、各部門の皆さん方に、自分の組織の存在意義、目標、判断の基準を3行ずつ書いてもらいました。このようなことを皆でディスカッションをしたりしたのです。


●組織は人間の集合体である


 次は「組織」です。私は組織をつくったり壊したりしましたけれども、結局、組織というものはつくったその日から実は硬直化が始まる、あるいは、肥大化が始まる。ですから、組織の可塑性というか制度疲労は必ず起きるのです。ですから、組織は変化するためにある。しかし、組織は人間の集合体である。人事部長が作る職制表は縦軸と横軸だけですが、実は3次元かもしれないのです。

 そして、「情報」です。ずいぶん情報システムを入れました。あるべき組織を作って、情報システムを導入してIT武装しても、そこで働く人々、特にリーダーが古いパラダイムのままだと、逆に変革期よりもかたくなな組織となって、状況は悪化します。これは実は、私はヨーロッパで大失敗をしまして、そのときの思いです。


●風土は知財に優るブラックボックスだ


 次に「風土」、風土改革です。風土というのは、文字通り「風」と「土」であって、変わっていくのに気がつかないわけです。その風土の変化とは、よくも悪くもやってきますし、よい風土は漢方薬のようなものだし、悪い風土は、虫歯のように気がつかないうちに抜かなければならない、というものなのです。それから、なぜ風土を大切にしなければい...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)
“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法
三谷宏治
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
戦前日本の「未完のファシズム」と現代(1)シラス論と日本の政治
独裁ができない戦前日本…大日本帝国憲法とシラスの論理
片山杜秀
編集部ラジオ2026(26)お盆とあの世を考える
【10min解説】特集で考える《お盆とあの世》の本質
テンミニッツ・アカデミー編集部
資本主義の再定義…哲学で考える(3)害なき利とコミュニティの時代
強欲資本主義は死んだ…他者を助けることのできる他者を助ける
中島隆博
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
日本の財政の真実を検証する(7)AIと長寿化&質疑応答
AI時代にこそ「熟達者の経験」が生きる&現状の日本経済の実情は
宮本弘曉
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
中国春秋戦国時代と始皇帝(4)秦と周辺国の激烈な戦い
秦と周辺国の激戦の真実に迫る…各国の兵力と秦の戦略とは?
鶴間和幸
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(1)なぜ「中国史はつまらない」のか?
驚きの中国史~「中国史はつまらない」という通説の裏の波乱の真実
宮脇淳子
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(3)共産軍を殲滅――金門島での戦い
共産軍2万を金門島で殲滅…ただし一般人の命を守る軍人の本義を重視
門田隆将