在宅医療とオンライン診療
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
「オンライン診療」は日常診療を補完する
在宅医療とオンライン診療(2)オンライン診療の取り組み
武藤真祐(医療法人社団鉄祐会 理事長)
外来診療では、患者さんが症状をうまく説明できなかったり、医師の指示を忘れてしまったりということが起こりうる。オンライン診療は、そのような状況を補完し、症状を細かくトレンドで確認することができる、と医療法人社団鉄祐会理事長の武藤真祐氏は説く。(全4話中第2話)
時間:11分36秒
収録日:2018年3月30日
追加日:2018年8月27日
≪全文≫

●以前は救済的な医療の形式だったオンライン診療


 医療法人社団鉄祐会理事長の武藤真祐です。今回は、オンライン診療についてお話ししたいと思います。

 オンライン診療は、まだ聞き慣れない言葉かもしれません。「遠隔診療」「遠隔医療」という言葉は、おそらく皆さんも耳にされたことがあるかと思います。遠隔医療は、かなり昔から実証的には行われており、基本的には医療を遠く離れたところでも行っていくという概念です。

 遠隔医療は大きく2つに分けることができます。1つは「Doctor to Doctor」と呼ばれるように、医師同士が遠隔で相談し合うというものです。2つ目が「Doctor to Patient」と呼ばれるように、医師と患者さんの間で行われるものです。

 まず、「Doctor to Doctor」ですが、これはすでに診療報酬にも入っていまして、例えば病理もしくは放射線の世界で使われています。病理医が少ないということが今よく言われていますが、ある病院で撮った病理の組織の画像を病理医がたくさんいるところに転送して見てもらう、もしくはCT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)やMRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)に撮ったものを他のセンターの先生に診断してもらうといったものです。

 次の「Doctor to Patient」が、今回オンライン診療と呼ばれるところです。以前は離島やへき地、つまり医療が不足している地域で実証的に行われてきました。例えば、遠く離れた島で、専門の先生がいないときに本土の先生がビデオ電話のようなものを通じてお話をします。もしくは「Doctor to Nurse to Patient」と呼ばれるように、看護師さんが間に入る形で横にいて、患者さんと話をするといったものが行われてきています。ただ、これは非常に限定的な利用になっており、医療支援が非常に足りないところに対して行われる、ある意味救済的な医療の形式であったのです。


●2018年4月、診療報酬の中に初めてオンライン診療が導入


 ところが、最近大きく動き出しましたのは、2016年11月に安倍晋三首相が未来投資会議において、「遠隔診療を進めていく。これに対して診療報酬もつける」としたところから始まっています。

 それは、私も医師としては非常によく分かるのですけれども、ビデオを通しての診察というのは非常に通常の診察とは違います。対...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
腸内細菌の可能性とマイクロバイオームのダイバーシティ
注目は納豆!腸内細菌が生成する若返り物質「ポリアミン」
堀江重郎
ウイルスの話~その本質と特性(1)生物なのか、そうではないのか
きわめて特異的な「ウイルスと宿主の関係」
長谷川眞理子
睡眠と健康~その驚きの影響(1)睡眠が担う5つのミッション
寝ないとよく食べる…睡眠不足が生活習慣病を招く理由
西野精治
1分チャージ! 新・エクササイズ理論
たった1分で効果を上げる新運動理論と攻めのダイエット
堀江重郎
知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(1)脳科学と「ミクロのマクロの隔たり」
脳が生きている、死んでいるとは?最新研究で迫る脳の秘密
毛内拡
最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛
高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている
菊地臣一

人気の講義ランキングTOP10
大谷翔平の育て方・育ち方(1)花巻東高校までの歩み
大谷翔平の育ち方…「自分を高めてゆく考え方」の秘密とは
桑原晃弥
ドンロー・ドクトリンの台頭(1)トランプ系論と2025年度版NSS
ドンロー・ドクトリンとは?トランプ系論と西半球の重要性
東秀敏
インフレの行方…歴史から将来を予測する(6)高市政権誕生の影響
ポイントは財政悪化よりインフレ?…高市政権でどうなるか
養田功一郎
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(4)ベントの死闘とプロの責任感
「これからベントをやる。メンバーを決める!」…決死の現場
門田隆将
高市政権の進むべき道…可能性と課題(1)高市首相の特長と政治リスク
歴史的圧勝で仕事人・高市首相にのしかかるリスク要因
島田晴雄
こどもと学ぶ戦争と平和(4)人間はなぜ戦争をするのか
人間はなぜ戦争をするのか?2つの要因から問う平和の条件
小原雅博
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
プロジェクトマネジメントの基本(1)国際標準とプロジェクトの定義
プロジェクトマネジメントとは?国際標準から考える特性
大塚有希子
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎