在宅医療とオンライン診療
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
福岡市のオンライン診療モデルの特徴
在宅医療とオンライン診療(3)オンライン診療の実証
武藤真祐(医療法人社団鉄祐会 理事長)
実際に福岡市の実証事業で導入されたオンライン診療は、どのような人々をターゲットとして、いかなるメリットを生んだのだろうか。1年におよぶ実証事業に基づいて、医療法人社団鉄祐会理事長の武藤真祐氏が解説する。(全4話中第3話)
時間:11分23秒
収録日:2018年3月30日
追加日:2018年8月30日
≪全文≫

●オンライン診療はあくまでも対面診療の補完


 医療法人社団鉄祐会理事長の武藤真祐です。今回は福岡市でわれわれがやってきたオンライン診療の実証についてお話しします。われわれが福岡市医師会、そして福岡市と進めてきましたオンライン診療の実証ですが、まず簡単にそのモデルについてお話ししたいと思います。

 われわれのモデルはあくまでも保険診療の中で行うオンライン診療です。そして、もう1つ大事なのは対面診療の補完であるということです。初診を対面でやっていただくと、医師が患者さんの状況をある程度分かります。例えば、この患者さんはこういう病気を持っているとか、もしくはこういった教え方をする方が効果的であるとか、どういう性格であるとか、そういったことをまず医師が理解をした上で、患者さんがオンライン診療を入れてもちゃんと聞いてくれるのではないか、もしくはちゃんと対面診療の方に戻ってきてくれるのではないかといった共通の理解をする必要があります。また、同じように患者さんも医師のことをよく理解し、信頼に足る医師なのかどうかを判断して、人間関係ができた上でスタートします。これは非常に大事な点です。

 もう1つ大事なことは、例えば実際に対面の診療を月に1回から3カ月に1回にして、その間にオンライン診療を入れていくということです。われわれが考えるオンライン診療は、ビデオで話をするだけではなく、日々のモニタリングをした上で、オンラインで話すこともできる、といったものです。

 このモデルを進めていくと、どういう人がその対象となるのか、つまりオンライン診療を受ける患者さんとして適切なのはどういう人なのかといったことが次の問題になってきます。


●オンライン診療患者は、3つのタイプに分けられる


 このモデルを行ってみますと、大きく3つのタイプの患者さんがターゲットであることが分かってきました。

 1番目は忙しい方です。忙しくてなかなか病院に行くことができず、例えば高血圧の薬を飲まなかったり、本当は飲むべき糖尿病の薬がなくなってしまったりということがあり得るわけです。そのような人たちに通ってもらうにはどうしたらいいのかと考えました。単に忙しいだけでなく、例えば福岡なので船乗りさんとか、もしくは長距離ドライ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
「人生100年時代」の抗加齢医学と前立腺ガンの予防
前立腺ガンの進行を止めるための三次予防
堀江重郎
今どきの若者たちのからだ、心、社会(1)ライフヒストリーからみた思春期
なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
長谷川眞理子
生活習慣病予防に~健診結果の正しい読み方(1)データから生活習慣を考える
内臓脂肪がなぜ増えた?データから考えるリスクファクター
野口緑
テロメアから考える「アンチエイジング」(1)老化とテロメアの関係
テロメアの長さが「がんリスク」と「老化」のカギを握る
堀江重郎
知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(1)脳科学と「ミクロのマクロの隔たり」
脳が生きている、死んでいるとは?最新研究で迫る脳の秘密
毛内拡
最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛
高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている
菊地臣一

人気の講義ランキングTOP10
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
編集部ラジオ2026(14)小宮山宏先生:知識の構造化のために
【10min名作探訪】テンミニッツ・アカデミーの意義と発想法
テンミニッツ・アカデミー編集部
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
知識の構造化のために(1)テンミニッツTVの問題意識
「知識の爆発」の時代、不可欠なのは世界の全体像の把握
小宮山宏
ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(1)ロシアの勢力圏構想とNATO拡大
「ハイブリッド戦争」の実像…ロシアが考えていることとは何か?
廣瀬陽子
ウェルビーイングを高めるDE&I(1)人と組織を取り巻く環境変化:前編
人材はコストではない!人的資本経営が注目されている背景
青島未佳
インフレの行方…歴史から将来を予測する(4)10年後の物価…5つのシナリオ
5つのシナリオ分析…10年後の日本の物価水準はどうなる?
養田功一郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(3)飛び道具トラップと「文脈剥離」
IT業界で次々に発動される飛び道具トラップのメカニズム
楠木建