ゼロからわかるメタバース
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
メタバースの世界を理解するための二軸による4つの分類
ゼロからわかるメタバース(3)メタバースロードマップ
廣瀬通孝(東京大学名誉教授)
メタバースによって、われわれは電子空間の内部に新しい活動空間を持つようになる。そこで何ができるかを問うために、メタバースの世界を「現実の世界か、バーチャルの世界か」と「自分自身か・外側か」の二軸で分類してみると、バーチャルワールド、ミラーワールド、ライフロギング、オーギュメンテッド・リアリティというキーワードが浮かび上がってくる。(全7話中第3話)
時間:17分23秒
収録日:2022年3月10日
追加日:2022年10月12日
≪全文≫

●メタバースは今までのVRと何が違うのか


 DXプラスVRという矢印の先にメタバースという世界があるということを前回まで申し上げたつもりです。実際ここに来て、メタバースというキーワードが急速に世間の注目を集めるようになってきました。

 メタバースとは「電子空間の内部につくられた、われわれにとっての新しい活動空間」とも定義できると思います。一方で、バーチャルな空間の中に入り込む技術がVR(バーチャルリアリティ)ですから、それと非常に近い関係にある技術だということは言うまでもないことです。先ほども申し上げたように、VRとDXが重なったところ、つまりネットワーク上に展開した世界がメタバースだという言い方もできるでしょう。ただ、今までのVRと決定的に違うのは何かということを、整理してお話ししておくほうがいいかと思います。

 それは、やはり人が入り込むということです。今までのVRはともすれば自分が中心で、自分がVRの世界の中に入り込んでいって、そこでいろいろな体験をする。だから、VRの場合には、たまたまそこに人がいるといった感じになります。メタバースの場合には、むしろそこにたくさんの人が入っているということが大きいでしょう。 そういうことを可能にするような技術はいったい何かということが、メタバースにとっての非常に大きな技術項目ということになるだろうと思います。

 実はVRと同じく、メタバースも2巡目のブームに差し掛かっています。つまり、最近よくいわれるようになったメタバースですが、ブームとしては2巡目ということです。多少年齢を重ねた方であれば、2007年頃に「セカンドライフ」というものがあったことを思い出される方も多いのではないかと思います。それは実際には、VRより少し後から当然出てくる話題ではありますが、2007年頃に一度メタバース・ブームがあったということです。

 その頃、いろいろ専門家が集まって、「この技術はいったいどういうものか」ということをやや俯瞰的に捉えて議論をする機会がありました。いろいろな資料が残っていますが、その中で私が面白いと思っているものを少しご紹介しましょう。


●メタバースを4つの世界に分類する


 その折に「メタバースロードマップ」がつくられ、複数の種類があるメタバース...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
レアメタルの光と影(1)イントロ
イノベーションがレアメタルをコモンメタルにする
岡部徹
社会はAIでいかに読み解けるのか(1)経済学理論の役割
AIやディープラーニングによって社会分析の方法が変わる
柳川範之
水から考える「持続可能」な未来(1)気候変動の現在地
最悪10メートル以上海面上昇…将来に禍根残す温暖化の影響
沖大幹
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子
ブラックホールとは何か(1)私たちが住む銀河系
太陽系は銀河系の中で塵のように小さな存在でしかない
岡朋治
新しい循環文明への道(1)採掘文明から循環文明へ
2026年頭所感~循環文明の「三つの柱」…いよいよ実現へ
小宮山宏

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(3)高市政権の行方と「明治維新」
高市政権の今後は「明治維新」の歴史から見えてくる!?
テンミニッツ・アカデミー編集部
こどもと学ぶ戦争と平和(4)人間はなぜ戦争をするのか
人間はなぜ戦争をするのか?2つの要因から問う平和の条件
小原雅博
明治維新から学ぶもの~改革への道(1)五つの歴史観を踏まえて
明治維新…官軍史観、占領軍史観、司馬史観、過誤論の超克
島田晴雄
高市政権の進むべき道…可能性と課題(4)外交力と防衛力の強化へ
求められる「能動的サイバー防御」、問われる本物の外交力
島田晴雄
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(2)吉田昌郎所長の機転と決断
なぜ部下たちは「吉田昌郎所長となら死ねる」と語ったのか
門田隆将
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(1)総力戦時代の到来
日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本
中西輝政
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』秀吉と秀長の実像に迫る
黒田基樹
インフレの行方…歴史から将来を予測する(3)戦後の日本経済と海外のインフレ率
オイルショック、バブル…過去と現在の環境の共通点は?
養田功一郎