ゼロからわかるメタバース
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
メタバース世界の登場で注目される2つのVRとは
ゼロからわかるメタバース(2)注目される2つのVR
廣瀬通孝(東京大学名誉教授)
メタバースがにわかに注目されるようになったのは、VR技術のインターネット上への拡散が予想外に速く進展したからである。では、ネットワーク系で展開されるVR技術には、どんなものがあるのだろうか。新しいタイプのVRとして注目されるのは、オーバーブラウザ型とNOモーション型の2種類である。(全7話中第2話)
時間:14分31秒
収録日:2022年3月10日
追加日:2022年10月5日
≪全文≫

●10年前倒しになったVRのネット拡散


 それでは、これからどんなタイプの新しいVR(バーチャルリアリティ)技術が大きく進歩していくことになるだろうかということについて、説明していきたいと思います。

 ひと言でいうと、現在のVR技術は、スタンドアローンといいますか、1台のコンピュータのように比較的小さくまとまっていますが、一方で非常に大きな広がりを見せている、例えばインターネットのようなネットワーク系の技術と一緒になって誰でもどこでも使えるような状況に進化していくということが、非常に重要なことだろうと思っています。

 もちろん、ネットワーク上にVRの技術が進化していくだろうということは、コロナ以前からいわれていたことです。

 今、お見せしているスライドは、日経の「テクノロジー・ロードマップ」というものです。これは私自身が作ったもので、その時点でのVRの技術がインターネット上に拡散し、誰でも使えるようになるだろう、しかも基盤化していくだろうと申し上げました。

 ただ、これをよく見ていただくと分かるように、こういった動きが本格化するのは2030年くらいの時期だろうと予測をしています。ところが、今の動きは、まさにその話が10年あるいは数年ほど前倒しになったということになるのだろうと思います。

 ここで、一般的な情報技術のことを今みんなが騒いでいるような「DX」と呼ぶとすると、その技術は今、もうすでに広く社会に浸透している状況になっているでしょう。例えば、スマホが普及したり、あるいはSNSが普及したりして、われわれの社会はDXなしには成り立たないような状況にまで行っているわけです。


●DXプラスVRによるメタバース世界の登場


 前回お話ししたように、コロナの発生とともにZoomやTeamsのようなDX系のツールが機能して、社会のリモート化を非常に大きく助けてきたという事情もあります。このスライドの左側にあるように、大学の演習などもZoomを使ってなんとかやっているのが現状のところではないかと思います。

 しかしながら、機械を使う実習の講義などのように、残念ながらまだまだそうしたものに置き換えられないようなところもあります。おそらく大学の講義にしても、会社の場合にしても、全面的には置き換えられない部分...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
もっと知りたいイヌのこと(1)イヌの歴史を振り返る
オオカミはいつイヌになったか…犬の起源と家畜化の歴史
長谷川眞理子
レアメタルの光と影(1)イントロ
イノベーションがレアメタルをコモンメタルにする
岡部徹
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(1)生成AIとは何か
10年で劇的な進歩を遂げた生成AIと日本の開発事情
岡野原大輔
進化的人間考~ヒトの性質と異様な現代社会(1)進化のスパンと現在の人間生活
ヒトの進化史を文明の発展の時間軸から考える
長谷川眞理子
知能と進化(1)知性と身体性
AI、ディープラーニングとは…知能と身体性は不可分か?
長谷川眞理子
Beyond5G・6Gで進む情報通信の民主化(1)情報通信の民主化と「協創」
6Gの研究開発を推進する情報通信の民主化
中尾彰宏

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(28)自由喪失の危機に考えるハイエク-1
斎藤幸平氏に物申す…自由喪失の危機に読みたい自由主義の近現代史
テンミニッツ・アカデミー編集部
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(2)開国の是非と将軍継嗣問題
「尊王攘夷か佐幕か」…天皇絶対主義に結びつく厄介な問題
山内昌之
資本主義の再定義…哲学で考える(6)「学ぶ」ことの本質と道徳の問題
「一人で悟るのは危険だ」…学ぶことの本質と日本の役割とは?
中島隆博
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
考えるとは相手の頭を使って考えること…共同で思考する意義
中島隆博
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎
組織心理学~「妬み」との上手な付き合い方(1)いい妬み・悪い妬み
いい妬みと悪い妬みの2種類がある…「嫉妬」の本質に迫る
山浦一保
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫