新しいアンチエイジングへの挑戦
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
紀元前から実践、世界中で注目されるファスティングの効果
新しいアンチエイジングへの挑戦(3)選食とファスティングで防ぐ老化
堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器科学 主任教授)
「テロメア」や「生物学的年齢」など人の寿命を予測する指標がアンチエイジング研究の中で見いだされ、アンチエイジングに有効な方法も具体的に明らかになってきている。今回は、古くから断食として知られる「ファスティング」と、食の多様性を楽しむ「選食」を組み合わせた実践の効果を解説する。(全6話中第3話)
時間:12分15秒
収録日:2024年6月26日
追加日:2024年10月24日
≪全文≫

●寿命を測る「テロメア」と「生物学的年齢」という指標


 見た目という問題があります。見た目が若い人とか、見た目が老けているということです。見た目が若い人が基本的には長生きします。

 今、一番簡単な寿命の物差しとして「テロメア」というものがあります。皆さんのDNAをしまっている、染色体というところがあるのですが、この端っこの部分をテロメアといいます。この部分は、「おぎゃあ」と生まれたときが一番長いのです。体が大きくなっていくと、どんどん短く縮んでいきます。消しゴムを使っていくのと同じです。

 男性と女性では、男性のほうが早く短くなっていきます。ただ、この赤い点が1人ひとりのテロメアの長さを示していますので、同じ年齢でも非常に違うということが分かるのです。男性の60歳が女性では72歳なのです。ですから、テロメアの長さからいっても、女性のほうが長生きするようにできているわけなのです。

 今、このテロメアに加えて、その人の暦の年齢と実際の生き物の人としての年齢を測るということについて、世界中でコンテストをやっています。

 生物学的年齢(バイオロジカル・クロック)というのですけれど、例えば、暦の年齢は72歳ですけれど、生物学的年齢は64歳であれば、うれしいですよね。72歳が暦の年齢ですけれど、生物学的年齢は76歳だというと、何かしなければと皆さんも思われると思います。これを今、世界的に研究者がコンテストをしておりまして、先日、その第一次予選が、250の研究チームがエントリーして、30チームぐらいが予選を通過しました。私のチームが、今、世界6位で通過しました。1位はMIT、2位がハーバードのグループですけれど、おそらく5年ぐらいの間に、こうして年齢を測るということが広まっていきます。

 ですから、「NMNは本当にこの年齢を若くしてくれるのですか」とか、「幹細胞治療は若くしてくれるのですか」とか、意外に納豆をひと月食べたら若くなったとか、そういうことが全て測定可能になってくるという時代になっています。

 そういうことから、生物時計は伸び縮みするということで、人によってこの時計の進み方が違います。1年365日あって...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
腸内細菌の可能性とマイクロバイオームのダイバーシティ
注目は納豆!腸内細菌が生成する若返り物質「ポリアミン」
堀江重郎
認知症とは何か(1)疾患の種類と対応
多くの認知症の原因は「脳のゴミ」の蓄積
遠藤英俊
驚異の味噌パワー
味噌で免疫力向上、がん抑制、放射能除去…発酵食品の効果
小泉武夫
歯科の健康づくり(1)「噛める」ようになると人が変わる
噛み合わせや歯の健康が人間の健康にとっていかに大事か
河原英雄
最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛
高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている
菊地臣一
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
20億人以上が肥満…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(9)「トランプ大統領」の視点・論点
【テンミニッツで考える】「トランプ大統領」をどう見るか?
テンミニッツ・アカデミー編集部
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(7)若者の引きこもりと日本の教育問題
日本の引きこもりの深い根源…「核家族」構造の問題とは?
與那覇潤
禅とは何か~禅と仏教の心(1)アメリカの禅と日本の禅
自発性を重んじる――藤田一照師が禅と仏教の心を説く
藤田一照
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
「同盟の真髄」と日米関係の行方(7)トランプ氏の評価とその実像
こりごり?アイ・ラブ・トランプ?…トランプ陣営の実状は
杉山晋輔
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(14)ポリスと魂の堕落過程〈下〉僭主の末路
僭主制は欲望の奴隷…過度の自由が過度の隷属に転換する
納富信留
『貞観政要』を読む(2)著作に登場する人物たち
房玄齢・杜如晦・魏徴・王珪―太宗の四人の優れた側近
田口佳史
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(2)“変わり者”の生かし方と後継者選び
「人材の組み合わせ」こそ「尖った才能」を輝かせる必勝法
水野道訓
民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教
なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景
橋爪大三郎
『太平記』に学ぶ激動期の生き方(1)なぜ今『太平記』を読むべきなのか
『太平記』は乱世における人間の処し方が学べる古典文学
兵藤裕己