神武天皇が建国の詔で「正しさを養う」と述べたことの凄さ
民主主義を考えるための十二の根本原理(3)神武天皇の日本建国の詔「養正」
民主主義の根本原理の第2は「養正」である。これは、神武天皇が建国の詔で宣言した「正しさを養う」ということで、日本では国の中心である天皇が「みんなで考えながら正しさを養っていこう」と言ったのである。こんなことが言え...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/28
書画に込められた「魂」との対話
人間的魅力とは何か(特別篇4)執行草舟コレクションを見る
執行草舟のコレクションには、山岡鉄舟や白隠ばかりでなく、高橋泥舟や近藤勇、三島由紀夫などの書、さらに安田靫彦の絵画など、数多くの名品が含まれている。それらの書画に間近に接しながら、各々の人物に想いを馳せ、いまわ...
収録日:2019/04/05
追加日:2019/08/09
『古事記』『日本書紀』のスサノオの位置づけと重要性
世界神話の中の古事記・日本書紀(4)スサノオの重要性
『古事記』『日本書紀』を細かくみていくと、どのような違いがあるのだろうか。『古事記』は国生み、国づくり、国譲り、国治めという流れで、いわゆる国家ができあがる物語だ。そうした物語の大きな流れは、『日本書紀』もおお...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/04/24
イスラム、中国、インドの歴史を知らずにいるのは大問題
「島田村塾」リベラルアーツ特講(3)学校では教えない「イスラム」
「長い間、イスラム文明を学ぶ機会がなかった」と振り返る島田晴雄氏。イランについて調べるため、本を何十冊か読んでいるうちに、大きな発見をしたという。果たしてその発見とは? かつて世界を支配した偉大なイスラム文明に...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/22
『古事記』をめぐる謎…仏教の記述ゼロ?偽書説の真実は?
世界神話の中の古事記・日本書紀(8)『古事記』の信憑性
『古事記』を読むと、冒頭の壮大なストーリー性に比べ、崇峻天皇や推古天皇などの記述が少ないなど当時の現代史に関しては非常に手薄になっている。ある意味で、非常に不思議なアンバランスさである。また、『古事記』は偽書説...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/05/26
西田幾多郎と魂の苦悩を共有する時間を持ったことへの共感
自信について(5)西田幾多郎の本の魅力は「永遠の苦悩」
「自分が進む道は、これだ」「うまく行くかはわからないけど、やってみる」……その境地に達するために大切なのは「初心」や「原点」の歴史を知ることである。しかし、それによって「憧れ」は抱けるようになっても、「自信」を抱...
収録日:2022/01/25
追加日:2022/04/22
「神皇正統記」は日本人のアイデンティティを問う書物
神皇正統記と日本人のアイデンティティ(1)日本国とは何か
中世の代表的な史論書として、後世の日本人の歴史観にも大きな影響を与えたと言われる『神皇正統記』。作者の北畠親房や本書の特徴、執筆の背景等について、山内昌之氏が解説する。シリーズ「日本の歴史書に学ぶ」第2弾(1/...
収録日:2014/03/27
追加日:2014/08/21
第2次世界大戦での天皇の位置について知ることができる
昭和天皇実録~公開の歴史的意義
一般公開された『昭和天皇実録』とはいかなる書物なのか?10世紀以降に一時途絶えることもありながら、天皇の最初の祖とされる神武天皇から脈々と受け継がれてきたこの国史は、昭和天皇の生涯だけでなく、激動の時代「昭和史...
収録日:2014/09/03
追加日:2014/09/13
一橋派、尊攘激派、そして薩長連合…単純ではなかった経緯
幕末・維新史を学ぶ~英傑たちの決断(3)薩長連合の成立
薩長連合については、坂本龍馬が薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の木戸孝允を握手させたという話が有名だが、そんな単純なことではないと、落合弘樹氏は言う。ではどのように薩長連合は成立していくのか。その歴史的背景とともに解説...
収録日:2018/08/20
追加日:2018/11/01
元号を使う国は日本だけ…その意義と制定時の6つの留意点
元号とはなにか(5)元号の本質と将来の展望
かつて中国の制度を取り入れて始まったのが日本の元号だが、今や元号を使用する国は世界中で日本だけとなっている。第二次世界大戦後、連合国の占領時代には元号廃止論を唱える動きもあった。シリーズ最終話では、元号の本質を...
収録日:2018/09/13
追加日:2018/11/27
長州攘夷派が排除された8月18日の政変
明治維新とは~幕末を見る新たな史観(13)攘夷派の弾圧
攘夷派が勢いづいていた長州だったが、孝明天皇の意向が示され、一転して窮地に立たされることになる。しかし事態は、西郷隆盛の行動により変転する。今回は、8月18日の政変から第一次長州征伐への経緯について解説する。(全17...
収録日:2018/07/18
追加日:2018/12/13
縄文人と弥生人の混血は古墳時代から始まった
核DNAからさぐる日本のルーツ(7)縄文人と弥生人の混血
ヤポネシア人には、縄文人の血を残すアイヌ人とオキナワ人、弥生人の血を引くヤマト人の二重の構造があると、これまで論じられてきた。彼らは、どこで出会ったのだろうか。今回は、古墳時代の東北を取り上げる。(全11話中第7話)
収録日:2018/09/26
追加日:2019/04/07
日本宗教の特徴…水と油の「神と仏」をつなぐ本地垂迹説
宗教で読み解く世界(5)日本の不思議と世界のゆくえ
日本にもともとあった神道と後から入ってきた仏教は、いわば水と油のような関係にある。そこで日本は時代により、神道と仏教を同じとみなす本地垂迹説と、神仏を分離する廃仏毀釈という、全く正反対の立場を取ることになる。そ...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/06/16
「くらげなす漂える島」日本は「吊り橋国」である
神話の「世界観」~日本と世界(6)日本人を日本人たらしめたもの
大正時代、『古事記』に魅せられたロシア人のワノフスキー。彼もまた日本神話を自然主義的に解釈した。そして、それが、わが国において次々に自然が起こす災難が「日本人を日本人たらしめた」という寺田寅彦の解釈とつながって...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/24
世界の英雄神話に共通する「異常出生物語」の不思議
古事記・日本書紀と世界神話の類似(3)英雄神話の特性
世界神話のパターンの1つに英雄神話がある。その英雄神話に共通するのが、現在の常識では考えられない、不思議な「異常出生物語」である。英雄の出生秘話について、世界神話から類似のポイントを読み解いていく。(全10話中3話...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/04/03
開けてはならぬ玉手箱をなぜ渡したか?浦島伝説の不思議
古事記・日本書紀と世界神話の類似(8)浦島伝説と死生観の関係
日本に古くから伝わる浦島伝説。しかし、そこにはとても不思議な点がある。なぜ「開けるな」という玉手箱をわざわざ渡すのか。それは、不老不死や長寿といった人間の死生観と関係があるのではないだろうか。この伝説から発せら...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/05/08
民主主義は、民主主義の中から考えていてもわからない
民主主義を考えるための十二の根本原理(1)民主主義は「神」ではない
民主主義は人民統治のシステムの重要な一つだが、決して「神」ではない。民主主義社会を本当の意味で理解するためには、民主主義の中から考えていてはいけない。つまり、民主主義という政治手法、政治思想がどういうところから...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/03/14