社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
太りやすい人の食事の特徴とは?
太りやすい人の食事にはなにか共通する特徴があるようです。単に、たくさん食べるから太るわけではありません。痩せの大食いもいれば、少食でも太っている人はけっこういます。
それなら肥満と食事が関係ないのかといえば、やはりそんなことはありません。どんな共通点があるのか、考えてみましょう。
よく噛まないで飲み込むと満腹感がなかなか得られず、結果として食べる量が増えることになります。
また、早食いすると、消化・吸収も速くなり、血糖値が急激に上昇します。それにともなって、インスリンも上昇。インスリンは太らせるホルモンとも言われていて、これが肥満につながります。
早食いの人は「就寝の2時間前以降に夕食を摂っている割合も高く、食事が不健康になりがち」とのこと。就寝と食事時間が近いと朝食を抜くようになります。
食生活が不規則な人は、生活そのものが乱れている場合も少なくないのでは。たとえば、夜更かしして夜食、運動不足でストレス発散食いをしてしまうとか。ストレスが溜まって、食べたくなるものといえば、甘いもの。
はじめはちょっとしたクセから始まって、それが習慣となり、しまいには負の習慣がつぎつぎと連鎖していくことで肥満は引き起こされるのかもしれません。
前述の通り、ちょっとしたキッカケから肥満は始まります。ここに肥満防止策のヒントがあります。つまり、悪いクセを自覚して、直すことができるかどうか。とてもシンプルです。
ただし、クセを直すというのは、口で言うほど簡単なことではありません。もともと早食いの人が、「たくさん噛む」ことを習慣化するのだって容易ではないでしょう。
でも、まずはこのはじめの一歩を実践してみてください。たくさん噛んでゆっくり食事することを実践することが負の連鎖を断ち切り、正の連鎖を生み出していくはずです。たくさん噛んで、ゆっくり食べて、朝食もしっかりとって、というふうに。
ただし、あまりストイックになりすぎるのは禁物です。そうするとなかなか続きません。できる範囲で、実践していくのが長続きのコツです。
それなら肥満と食事が関係ないのかといえば、やはりそんなことはありません。どんな共通点があるのか、考えてみましょう。
早食いは肥満になるか
よく言われるのが早食いです。早食いになってしまう人は、一度に口に入れる量が多く、よく噛まずに飲み込んでいるということです。よく噛まないで飲み込むと満腹感がなかなか得られず、結果として食べる量が増えることになります。
また、早食いすると、消化・吸収も速くなり、血糖値が急激に上昇します。それにともなって、インスリンも上昇。インスリンは太らせるホルモンとも言われていて、これが肥満につながります。
肥満を引き起こす負のスパイラル
日本生活習慣予防協会が公表している記事によると「食べる速さがゆっくりであるほど、肥満の割合は減少する」のだそうです。早食いの人は「就寝の2時間前以降に夕食を摂っている割合も高く、食事が不健康になりがち」とのこと。就寝と食事時間が近いと朝食を抜くようになります。
食生活が不規則な人は、生活そのものが乱れている場合も少なくないのでは。たとえば、夜更かしして夜食、運動不足でストレス発散食いをしてしまうとか。ストレスが溜まって、食べたくなるものといえば、甘いもの。
はじめはちょっとしたクセから始まって、それが習慣となり、しまいには負の習慣がつぎつぎと連鎖していくことで肥満は引き起こされるのかもしれません。
「たくさん噛む」がはじめの一歩
どうすれば、肥満スパイラルに引き込まれずにすみ、どうやったら抜け出せるのでしょうか。前述の通り、ちょっとしたキッカケから肥満は始まります。ここに肥満防止策のヒントがあります。つまり、悪いクセを自覚して、直すことができるかどうか。とてもシンプルです。
ただし、クセを直すというのは、口で言うほど簡単なことではありません。もともと早食いの人が、「たくさん噛む」ことを習慣化するのだって容易ではないでしょう。
でも、まずはこのはじめの一歩を実践してみてください。たくさん噛んでゆっくり食事することを実践することが負の連鎖を断ち切り、正の連鎖を生み出していくはずです。たくさん噛んで、ゆっくり食べて、朝食もしっかりとって、というふうに。
ただし、あまりストイックになりすぎるのは禁物です。そうするとなかなか続きません。できる範囲で、実践していくのが長続きのコツです。
<参考サイト>
・日本生活習慣予防協会:早食いほど肥満は増える 肥満予防に「ゆっくり食べる」と効果的
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2018/009553.php
・日本生活習慣予防協会:早食いほど肥満は増える 肥満予防に「ゆっくり食べる」と効果的
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2018/009553.php
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
葛飾北斎と応為…画狂の親娘はいかに傑作へと進化したか
葛飾北斎と応為~その生涯と作品(1)北斎の画狂人生と名作への進化
浮世絵を中心に日本画においてさまざまな絵画表現の礎を築いた葛飾北斎。『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」が特に有名だが、それを描いた70代に至るまでの変遷が実に興味深い。北斎とその娘・応為の作品そして彼らの生涯を深...
収録日:2025/10/29
追加日:2025/12/05
夜まとめて寝なくてもいい!?「分割睡眠」という方法とは
熟睡できる環境・習慣とは(4)起きているときを充実させるために
「腸脳相関」という言葉がある。健康には腸内環境が大切といわれるが、腸で重要な役割をしている物質が脳にも存在することが分かっている。「バランスの良い食事」が健康ひいては睡眠にも大切なのは、このためだ。人生は寝るた...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/12/14
「国連」の発想の源は?…一方、小共和国連合=連邦構想も
平和の追求~哲学者たちの構想(3)サン=ピエールとモンテスキュー
18世紀に「国家連合」というアイデアが生まれたのだが、そのアイデアの発端はフランスの聖職者・外交官のサン=ピエールであった。一方、モンテスキューは集団安全保障的な考え方から「小共和国による連合」「連邦国家」の方向...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/15
「ブッダに帰れ」――禅とは己事究明の道
禅とは何か~禅と仏教の心(2)仏典漢訳から日本仏教へ
禅とは己事究明の道であるとして、本当の己は何かを究明していく。インドから伝わった仏教を中国が受容するには仏典漢訳の手続きがあり、経典のことばを尊ぶ傾向が生まれる。経典よりブッダ自身に学ぼうとしたのが禅の芽生えで...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/01/20
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02


